サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

フラニーとズーイ みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー177件

みんなの評価4.0

評価内訳

177 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

知能と美貌に恵まれながら精神的ジレンマを抱えるフラニーと、そこから解放してやろうと試みるズーイ

2016/08/11 03:04

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピザとビール - この投稿者のレビュー一覧を見る

知的水準が高くかつ精神的に早熟であるがゆえに、世間が間違っているんだと叫びながら、人とうまくコミュニケーションが取れなくなっているフラニーと、彼女を、その精神態度の危険性から(母から言われてしぶしぶながらも)解放しようと試みる兄ズーイ。母、兄、妹の三者の会話を軸に、七人兄弟の上の兄たちによって知らず知らずのうちに埋め込まれた精神態度の特異性とそこに至った経緯を、飛び石のように断片として提示してゆき、読者を物語に引き込んでいく。

頭脳明晰で美貌に恵まれたフラニーがかかえる大きなジレンマと、その解決策として「世間の人びとに正しさを求める」のではなく、「豊かな現実」をありのままに受け止めてその中でいかに生くべきかを追求すべきなのだ、という宗教的なテーマを、サリンジャーは兄ズーイのセリフを通して読者に投げかける。

読んでいて、ヒンドゥー教の寺院に掲げられている「栄光の顔」の話を思い出した。世界をなぎ倒して来た悪魔が最高神シヴァに無理難題を押し付けてきたときに、シヴァ神は第三の目を光らせて新たな悪魔を呼び出した。その新たな悪魔に食い殺されそうになった最初の悪魔は、シヴァ神に「慈悲」を乞い、守ってもらった。呼び出された新たな悪魔が、「では私はどうしたらよいのだ」と訊ねると、シヴァは「おまえ自身を食えばいい」と答え、第二の悪魔は自分の足、手、胴体を食って顔だけになった、という話である。これが示唆することは、すべての社会は矛盾に満ち、不平等であり、また悪意や悲しみに満ちているということ。学ぶべきは、そうしたありのままの現実の中でいかに生くべきかということであり、社会を直そうとしたり、苦しみも悲しみもない世界を創り出したりことではない、と神話学者ジョーゼフ・キャンベルはいう。

なお、新潮社が開設した「フラニーとズーイ、特設コーナー」で訳者の村上春樹は、この物語はサリンジャーが宗教に傾倒していたときに書いたもの、と解説している。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

サリンジャーと村上春樹

2015/09/05 07:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:湯川 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この二人は本当に合う!

私はアメリカに住んでいたので、この本も原文で読んだのですが、サリンジャーの巧みな言葉遣いを日本語でこんなにうまく翻訳できるなんて…

話自体も、暗喩に富んでいてとても奥深い。
特にズーイの話す言葉は、その言葉以上の意味が含まれていて、それを読みとくのはとても面白いです。

文章がしき詰められているので、読むのは大変かもしれませんが、一度ざっと(多少の根性をもって)読了して、二周目で細かく吟味するという読み方をオススメします。

読むたびに新たな発見があって、読みごたえがありますよ!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

良い

2015/10/22 17:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:デンパチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

海外の小説はあまり読まないのですが、読んでみました。面白かったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ほとんどが会話だけでできている小説

2022/03/27 16:38

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る

全く面白くなかった。「キャッチャー・イン・ザ・ライ」はとても良かったのだが。ほとんどが会話だけでできている小説だ。宗教臭いしだらだらと長い。訳者のエッセイが別冊で付いていたが、文体に結構工夫があるみたいだ。でも、日本語訳ではそれが伝わっていないのかもしれない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2014/09/02 17:07

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/22 20:53

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/04/27 10:03

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/02 22:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/02 21:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/05/22 17:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/05/22 23:37

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/02 00:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/07 08:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/04 19:42

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2014/03/04 20:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

177 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。