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紙の本

淫靡な血の宿命が運命的に邂逅した「二階堂家の兄嫁」

2014/03/17 11:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

『二階堂家の兄嫁』(以下、第1作)、『襖の陰-二階堂家の兄嫁』(以下、第2作)に続く第3弾にして完結編である。ここにきてようやく、もしくは満を持してシリーズの中心を成すヒロイン【雪乃】の過去に焦点があてられる。「二階堂雪乃」としての現在と旧姓「藤堂雪乃」としての過去である。

<雪乃の嫁ぎ先:二階堂家>
【恭平】二階堂家の長男で次期当主を見込まれつつ亡くなった。雪乃の亡夫。
【亮平】恭平の弟にして第1作の主人公。次期当主を受け継ぐが今は東京で大学生活。
【平治】恭平・亮平兄弟の父にして現当主。第2作の主人公だが今は入院中。

<雪乃の引き取られ先:藤堂家>
【勝郎】後に雪乃の義父となる国会議員にして藤堂家の現当主。
【正人】勝郎の息子であり雪乃の6歳年上となる義兄。モラトリアムなニート。
【静子】雪乃の実母。後に勝郎の後妻となる。
【高岡】勝郎のお抱え運転手。温厚な人柄で雪乃の淡い初恋相手でもある。
【沙織】勝郎の秘書。怜悧な印象の27歳。

当時17歳の雪乃が藤堂家に来たのは2002年と明示されているため、29歳の現在が正に今だったことは意外でもあったが、まぁ、要するに二階堂家も二階堂家なら藤堂家も藤堂家なのである。ここまでくるとさすがに舞台となった山梨県北西部には(罪は無いものの)どのような淫靡な血族が棲息しているのか?などと、どーでもいいことまで思いを馳せてしまうところだが、それはさておき、二階堂家で起きた事柄を巻き戻したかのような藤堂家の少女時代が描かれている。後妻の連れ子として窮屈な思いをしてきた雪乃が藤堂家で見たこと、感じたこと、強いられたこと……これらが今の雪乃を哀しく彩っている。

二階堂家で繰り広げられた淫らな輪廻は、それ以前に藤堂家でも形を変えて繰り広げられたものであり、見方によっては藤堂家を介して雪乃自身が母の静子から受け継いだ忌まわしき素養だったとも言えるのかもしれない。男共の身勝手な欲望と同時に、女にも満たされない心を埋めるための欲求があることを描いてもいるようで何とも悩ましい。

ただ、この被虐的な環境と今の状況が雪乃の心にぽっかり空いた隙間を肉欲的に埋める、埋めなくてはならない構図にもなっており、第1作のレビューで記した『無自覚な小悪魔的本性の発露』が、実は止むに止まれずの結果ながら半ば確信犯的な行動でもあったことや、『あの状態で兄嫁を置いておくのは危険じゃない?』といった危惧が別の形で「やっぱり」となってしまったことも描かれている。官能面での白眉である。終盤では一時的に帰郷した亮平がさっそく台所で雪乃に迫っているが、亮平クンは大学生活を終えたら一刻も早く戻りなさいと言いたくもなる。

最後の最後に描かれた雪乃の振る舞いやしぐさを第1作の表紙カバーイラストに重ねるのは深読みかもしれないが、雪乃に流れる抑えようもない淫靡な血を鎮めるのは心の充足と安息・安寧しかないと思わせるところが現代のリアルな夫婦像にも当てはまるようで、何かと考えさせられる含蓄をも感じた次第である。

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