紙の本
だらしない
2023/02/22 11:07
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
だらしないっていう言葉で片付けちゃいけないのかもしれないけど、
登場人物がだいたいそんな感じ。
誰でも悩みを抱えながら。それでも折り合いつけながら暮らしてるわけでね。
紙の本
軽妙さを期待していたが、期待外れ。
2015/09/21 16:22
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作は傷害事件を起こした叔母と就活失敗中の姪が、叔母の持ち物を次々オークションにかけるという話。期待していたような、ひねりのきいた筋立てや軽みのある雰囲気がなく、残念。そもそも設定自体あまりおもしろくないし、話が進んでもすっきりするわけでもない。起承転結のはっきりしない話だった。
「あめよび」も、何だか気持ちが暗くなる話で、全体としていい印象を持てなかった。
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14/3/8
どうして自分にはこれが必要だということが彼女たちにはわかるのだろうか。
他のものじゃダメ、これじゃなくちゃダメ、そんなふうに思ったことが私には一度でもあるだろか。
/人生オークション
なかなか良かった。
あめよび/原田ひ香
やばい。泣く。あー読むタイミングもまた。
結婚は誰ともしない、したいなら別れるしかないと言う彼の最大の秘密。人生で一番大切なこと。それを彼が教えてくれたのは自分が他の人と結婚し、子どもを授かってからだった。
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表題作の「人生オークション」より、もう1つの「あめよび」の方が面白かった! とても!
その解説も秀逸で、平山姓について調べちゃいました。
「諱(イミナ)」って、昔「ぬ〜べ〜」で読んだなぁ。。。と懐かしかったです。
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覇気なしマジメ姪が、ダメ叔母の買い溜めた品々をヤフオクで売っていく過程で、それぞれが再生していく物語。ヤフオク取引きの様子はもの凄くリアル!登場人物たちも良い。もう一編も、真っ当な眼鏡屋に社員として勤める女性の恋人はバイトで生活するラジオのハガキ職人…という設定。これも面白かった。
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うーん、なんと表現していいやらわからない話でした。
2作とも。
オークションは、私も出品も入札も両方したこたがあるので、「あるあるー」なんて思いながら読んでました。
ミズキが就職活動できなくなった理由は、なんとなくわかるかな。
自分を分析って、そんなことスラスラできる人って、ちょっと気持ち悪い。
白石さんは両方とも、同じ白石さんでいいのかな?
社長は、何だかわからないけど外出、とかいう文があったから、やっぱり……。
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ワタシにとって、3冊目の原田ひ香さんの小説。
「人生オークション」は、ヤフオク関連はあるあると思いながらも・・・、お話はなんだかしっくりこなかったなぁ・・・
「あめよび」は、白石さんが気になるけど、どうなんだろう?関係あるのかないのか・・・?
そして、解説を読んで???
近現代史を学び直したほうがいいようです・・・ワタシ。でも、解説のような、そういう話なのかなぁ・・・?
こちらもピンとこない。
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原田ひ香作品初読み。
就職浪人中の瑞希が、不倫の果てに人情沙汰を起こした叔母である親族の厄介者・りり子さんの持ち物をネットオークションにかける顛末を描いた表題作と、町の眼鏡店で意外な才能を発揮する美子が出会った、ラジオ番組のハガキ職人平山との恋の行方を描く「あめよび」の2編収録。
まず、タイトルの付け方が巧いなあと思う。タイトルだけでは物語のイメージが思い浮かばないが、読み終わるとこれしかないと納得する。ネットオークションの仕組みやコツ、ハガキ職人が登場してくるという設定、そして「諱」。素朴でクセのない文体ながら、隠し味の質の高さは驚愕もの。お気に入り作家がまた一人増えました。
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不倫の果てに傷害事件を起こした叔母。
そんな叔母の引っ越し荷物の片付けを手伝う姪の瑞希。
叔母がバブルの時代に買ったブランド品等を片付けるためにオークションに出していく。
同時収録の「あめよび」は、ラジオが縁で付き合うようになった二人のちょっと寂しい物語。
もうひとつの名前である「諱」を持つという彼は、好きだけど絶対に結婚は出来ないという。結婚したいと思い始める彼女とすれ違いが始まる。
2016.9.30
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傷害事件を起こした叔母の身辺整理を手伝いに行く羽目になった「私」。大学卒業したものの就職できなかった引け目もあって断れなかったのだった。そうして彼女は叔母とふたり、人生に転機を迎えるべく、要らないものを清算していく…、という物語。
ふわりふわりとしている叔母さんと、しじゅうイライラしているような現代っ子ぽい姪が、わかりあえているようないないようなやり取りを重ねつつ、物量的にも心理的にも少しずつ軽くなっていくプロセスがユーモア交じりに描かれています。
すごく笑えるとか泣けるとか、そういうガンっとくる印象を受ける話ではないけれど、どことなくくすり、とさせられつつ、やがて少しだけほっこりする、そういう寄り添うようなお話で面白く感じました。
人生思うようにはいかないけれど、あせらないでじわじわ生きていきましょう、そんなちょっとした元気をもらえました。
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人生オークションとアメヨミという短篇が2つ入ってました。
人生オークションはしっとりと前向きな感じ。
アメヨミは男としてはすごく切なく辛かった。
ゴリラさんの気持ちすごく分かるわ〜
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すごい人物配置の妙である。
おばさんがミチルさんと被るというか、このはかなくも弱いのにたくましく生きる力は何だろうと思う。
あと、めがね作りたくなりました。めがねにはロマンがある。
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瑞希と私はたぶん似てて、だから就活の話はすごくもやもやした。
瑞希にもそのうち、どうしてもほしいものが見つかると願う。
あめよび は、なんだかしっくりこなくて、登場人物の気持ちもわからなくて、あんまり好きになれなかった。
もう一回読むべきか悩む。
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りり子叔母さんの部屋の片づけを手伝う瑞希。
関係性が徐々に変化していく様子が面白い。
不倫相手を刺していないのに加害者になってしまっている叔母と、あえて就職することを拒んだ理由を言えずにいる瑞希。共通点は文学の話だけではないよね。
この本が発行されたのは2011年で、不用品をネットのオークションで次々に売っていくが、ちょうど今読んでいる柚木麻子の『マジカルグランマ』ではメルカリを利用。
時代の差がちょっと面白い。
ところでりり子の不倫相手は白石さんで、『あめよび』にも白石さんが登場するが(眼鏡店の社長)、同じ人ではないよね。
はがき職人サンシャイン・ゴリラ 輝男が持つ「諱(いみな)」って、初めて知ったけど、本当にあるのかな。
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読後感がすごい。さらっと流してから二度見しちゃうみたいな。
でも解説がえらそうだしうるさくて台無し。これから読む人は解説は読まないかむしろ先に読んどくのをオススメします。