紙の本
「タイトル」と内容が合致していないような…
2015/11/23 23:07
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はテレビ東京のプロデューサー、2014年2月に出された本です。発売から1年半以上あと、少し時間が経ちましたが、タイトルに興味が湧き、手に取ってみました。
「テレビに映る中国の97%は嘘である」というタイトルの根拠が謎です。中国での現地取材奮戦記という感じでした。
おもしろかったのは、第二章「中国一の金持ち村」。記載は2011年なので、現在はどうなっているのか。
その金持ち村と合併し、村役場の一職員となった元村長のひと言、「横を向いて、他人と自分を比べても仕方がない。縦を見て、自分の過去の生活と現在の生活を比べるべきなのだ」
なお、本書にも記載がありますが、尖閣諸島買取のために都が集めた募金は、その後どうなったでしょうか?
紙の本
多分そうだろうなという感じ
2015/11/11 20:17
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の実体験が書かれているので生々しさは感じる。内容については、特に驚く程のことが書いてある訳ではなく、多分そうだろうなと容易に想像がつくことだと感じた。タイトルの仰々しさに惹かれて読むとがっかりするかもしれない。
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テレビ東京のプロデューサー小林史憲氏の著書、中国に5年ほど駐在した経験があり、その間21回も拘束されたそうだ。
尖閣諸島の国有化に端を発した反日デモや、日本で被害者が出た毒入ギョーザ事件の取材の裏側が描かれている。その他にも中国国内で横行している、高級酒「マオタイ」の偽装問題や、中国人犯罪組織による北朝鮮人拉致問題など、非常に興味深い話題が多かった。
特に中国に関しては、メディアの情報を鵜呑みにしてしまいがちだが、中国人の多くが日本嫌いでは無いことも覚えておきたい。拡大する貧富の格差や民族問題を見ていると、あの体制が崩壊する日も遠くないのではと思う。
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■タイトルほど内容にインパクトはなかった。
タイトルに誘惑されて本書を読んだので
ガッカリ感がある。
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テレビ東京のプロデューサーが実際に自分が中国で取材した内容に基づいて、現在の中国の姿を解説しています。
テレビで一般にみる中国に関する報道は、いまだに事実上の検閲がされているようですね。その検閲が昔ながらのやり方ではなく、その手口がとても巧妙になっているのをこの本では解説しています。
分かったことは、中国における反日などのデモは、一部の人が、それも時間や場所を限定して起きているのが事実のようです。やはりそうだったのかという気持ちですが、少し安心したのも事実です。
以下は気になったポイントです。
・デモの目的が「反日」という愛国的行為の場合、当局がそれを止めようとすれば、日本の味方をするのかということになり、怒りの矛先は日本から共産党政権に向かう(p32)
・繁栄する青島の中心部と、黄島区との間にある大きな隔たり、そこに異常な反日デモのヒントがある(p81)
・反日デモは、9.18にピークを迎えた、この日は満州事変のきっかけとなる柳条湖事件が起きた日である(p87)
・反日デモにもいろいろある、北京のように政府が参加者を動員してやらせる「官製デモ」、地方のように自発的に集まったデモ隊に、ガス抜きとして一定の範囲で許容するケース、青島の黄島区のように、地元政府のコントロールが利かずに暴徒化するケースがある(p93)
・短時間のデモが終われば、街はすっかり普段と変わらない様子に戻る、デモの最中でも、その道路以外では普段通り(p96)
・裕福といわれる華西村の発展を支えてきたのは、厳格な集団主義体制、村民の就職は村が管理し、村営企業に振り分ける、給料も現金支給は2割、残りは株式として分配(p115)
・中国には厳格な戸籍制度がある、基本的には自分が生まれた自治体でした行政サービスを受けられない。親の戸籍によって子供の戸籍も決まる(p130)
・共同富裕を掲げる華西村は、現実には3つの階層が存在、旧村民・周辺の村が合併されての新村民、出稼ぎ労働者(p131)
2014年3月30日作成
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-2014/04/05
テレビ東京の敏腕プロデューサーだけあって、取材も切り口も超一流。久しぶりに読書の楽しさを味わうことができた。
中国の真実の姿を伺うことができた。
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テレビ東京のプロデューサーが書いた本で、自己否定的なタイトルが気になり読み始めました。前半は反日デモの現地取材の状況が描かれ、臨場感はありましたが、タイトルは偽り?という内容でした。ただ、テレビを見ているようにスイスイ読み進めたのは、やはりテレビマンの為せる技なのでしょうか。
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力作。
著者の取材にかけるバイタリティには脱帽する。
中国が共産党支配であるが、管理しきれなくなってきていることがよくわかる。危うさを感じた。
人々は、それぞれバランスをとってたくましく生きてるようだ。貧富の差は大きいようで、そのうち、反乱が起こりそうな感じ。
餃子事件の犯人の母親の記述は、胸を打つ。
世界に及ぶ影響も大きく、これからどうなるか目が離せない。
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中国の生々しい現場。4年半で21回当局に拘束された、テレビプロデューサーの見たもの。
最初の、元某都知事の妄想が生んだ領土問題に掛るデモの話が面白かった。中国一の金持ち村とか、毒入り餃子の容疑者の話なんかも良かったが、全体にダウン。
掘り下げがある訳でもないので、それだけと言えばそれだけなのが残念。
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タイトル通りの内容かと言えば、必ずしもそういうわけではない。しかし裏切られたという感はなく、興味深く読み進めることができた。
取材を通して今の中国をリアルに語り、映像が目に浮かぶような文章と共に、現実を知ることができた。
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テレビ局のプロデューサーである著者が、実際に体験した内容を綴った一冊。中国と言う国がどのようなものか?実際に取材を通して体験した内容に、その国の考え方が分かります。本当のメディアとは何であろうか。
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20140615~0619.私にしては早く読み終えた。ちょっと尻切れトンボな感じ。テレビ局の人だから、映像にこだわる分そぎ落とす裏事情や背景も多いのだろう、そう意味も込めてのタイトルなのかな?
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「嘘だ」と知りつつテレビ用の録画を撮ろうとするところが、テレビプロデューサーのモラルの低さか。
本を読む限り、拘束21回も身から出た錆みたいな感じがする。本の内容が軽くて、浅いってテレビ制作者目線だからかなあ。取材手記だと思えばいいかな。
中国留学で一緒だった記者が出て来て懐かしかったけどね
^^〜★
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現場の生々しい状況は確かに興味深いが、文書が上手とは言えないので、レポートと言う感じだ。
最後も尻切れトンボの感がある。もう少し上手なライターを希望する
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臨場感のある文体で、自分も実際に取材に行ったような気分になれた。中国共産党の思惑がわかりやすく読み取れた。