紙の本
私の人生と共にあったこのシリーズ
2017/12/12 10:06
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズを追いかけて、もう何年になるだろう。いや何十年になるんだろうか。松阪熊吾の一生を追いかけて、私も随分歳を取りました。それくらい長く続く人気シリーズ「流転の海」の第6部。すでに8部まで出ているとの事で、どうやら9部を持って完結となるらしい。豪胆だけれど理不尽で癇癪持ち。そんな松坂熊吾が戦後の焼け跡闇市から実業家へと再起を図る中、五十歳にして子供を授かる。親と子の人生を描いた物語。何せ、「人間臭い」。べったりとドロっと、人生が描かれて行く。でも人生なんてそんな物なはず。登場人物の呼吸や匂いが文章の間から立ち上ってくる感すらする。想像や聞きかじった事で描いても、絶対にこういう物語は描けない。作者自身の人生経験、それがそのまま息をしているシリーズだからこそこれほど人間臭い物語が描けるんだと思う。
今後は一旦静観し、シリーズ完結したら全冊買い直して一気読みをしようと思う。いつになるか分からないけれどその時は、このシリーズを振り返るだけではなく、私の人生をも、振り返る事になるような気がする。
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すごく楽しみにしていました。伸仁が中学生か…なんだか感慨深く思いました。これからの展開が、楽しみではありますが、一家にとってはつらいことが続くであろうことを思うと複雑な気持ちです。でも、その中で何を見せてくれるのか…やっぱり楽しみですね。
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熊吾が庶民になった。
時代が記憶のある年月に近づく。
あと少しでノブが大学生の年齢に達する。
初作流転の海から32年。4月刊行の第7作、満月の月、楽しみだ。
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伸仁が自我に芽生える頃の話。ヨネの遺骨を撒いた、また雛から育てた鳩を放った余部鉄橋が印象的。14.5.24
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流転の海シリーズは何度読んでもおもしろい、
14年前学生時代から読んで、
また読み返してもおもしろい。
あの時代に生きた強靭な人たちの話、
自分にないだけにあこがれる、
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この頃から自分の父が子供の頃の話を聞いた時代背景がちょくちょく出てきて想像を掻き立てられました。松坂家がこれからどうなっていくのかが楽しみです。
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流転の海第六部。息子も中学生になり主人公一家も、高度経済成長期の波にのっていきます。第六部で、全巻からのつながりももちろんあるけど、ここから読んでも十分面白い。比較的、一家の生活が裕福に落ち着いているので、安心して読めた一巻。あと二巻で終了らしいが、こっからどのように展開していくのかなー。
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宮本輝「慈雨の音」http://www.shinchosha.co.jp/book/130755/ 読んだ。流転の海は第一部の後は未読だったけどこれだけ読んでも成立する。生きる強さと誰かの力または大きな何かによって生かされていることへの感謝。人の優しさと汚さ。宮本輝の滋養のある1文を読める幸せよ。あーこれぞ読書
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昭和34年.伸仁は中学生になった。ヨネの散骨、香根の死、いくつもの別れが熊吾達に飛来する。生の祈りに満ちた感動
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シリーズ全部読んでます。
面白いんですが、登場人物の相関関係とかわからなくなってきました。
相関図とか作ってもらえないでしょうか。
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酔っては女房を殴り飛ばす男が、憲法を、日教組、歌舞伎、俳句、日米安保等々を熱く語る。この熊吾、得体が知れなく、どう理解すれば良いのか?
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漸く私の幼少期から、自我が芽生えてきた時代の描写が多く語られる様になってきた。熊吾、伸仁の表情は闊達だけれど、房江の気持ちは落ち込んでいる様に感じる。
1~6巻迄、わき目も振らず読んできた、次にどういう展開があるのか楽しみ半分怖さ半分。
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どこまでが輝さんなのだろう。
どこまでが伸仁なんだろう。
宮本輝さんの生い立ちを漁りたくなってきた
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全巻完結と聞き何年ぶりかで復活再読。大阪に戻りモータープールの管理人として働く松坂熊五一家。
余部鉄橋からのヨネの散骨、飼犬ムクの出産と仔犬ジンベイの世話、伝染病にかかった飼鳩の世話、再び余部鉄橋からの解放。日々成長する伸仁の言動に心震わせられる。
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久方ぶりに続き、読んだ。
忘れてたこともたくさんあって、
読んだけど思い出せてない。笑
熊吾もおじいになったなあ〜
糖尿で死ぬなよ。借金、伸に残すなよ。
でも60来ても、向こう気の強さ、憧れるわ。
欲しいわ、それ。ください。
房江も年をとって図太くなって。
熊吾にもっも思いやりや温かい言葉があれば、まだ救われるのに、開き直りの危うさが感じられて怖い。
伸は頼もしい〜。
伸のシーンだけはほっこりする。
もう怪我しませんように‥。可愛い。
結構、読むのに時間を要した。
流転の海は揃えてから読むことをお勧めします。