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遁走状態 みんなのレビュー

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みんなのレビュー28件

みんなの評価4.1

評価内訳

28 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

他者との強烈な違和感

2016/01/04 01:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は、複数の前妻に追われる、思考と発話が一致しない、透明な箱から出られない、自分が誰なのか分からなくなる、等々不条理な状態から逃れられない人間を描いた短編集です。同じレーベルから発行されているセス・フリードの「大いなる不満」で不条理がポップに描かれているのとは対照的で、こちらの作品では不条理がかなりドライに描かれています。

魅力を説明するのが難しい作品ですが、日常の脆さの描き方が面白いです。ファンタジー要素がほとんどなく、自分と他者との小さいけど決定的なズレがもたらす強烈な違和感が癖になります。作者の「私の書く物語を通して、現実を別の形で理解してほしい(毎日新聞)」という言葉通り、読むと日常がどこかに遁走していくような気分になれます。

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紙の本

大好きな世界だが、この世界の住民にはなりたくない

2019/07/03 22:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

彼の作品では、「ウインドアイ」が大好きだ。闇の中を散歩しているような気分にさせる不思議な作品だったが、今回の短篇集も不思議な作品が揃っている。タイトルの「遁走状態」とは記憶や人格を失って徘徊したりする状態をいう医学用語らしいのだが、自分が誰かわからなくなってしまった主人公の世界が気持ち悪く、エヴンソンの小説にむりやり引きずり込まれていく。この小説に出てくる世界はどれもまともではなく、けっしてかかわりを持ちたくない。これからの彼の作品を読み続けて、彼の世界に閉じ込められて嫌な気持ちになっていきたい

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紙の本

怖い!!

2016/12/28 18:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森田トム - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルになっている『遁走状態』が本当に怖いです!まるでホラー映画を見ているような気分になれます。短編でこれだけ内容の濃い作品、他に見たことありません。超短編もあり、それぞれに得体の知れない恐怖を感じました…。ちょいちょいグロテスクなシーンが出てドキッとします。
『マダー・タング』という話はもしかしたら本当にこうなる事もあるのでは…と思える話で主人公の男性の悲しみは最早人ごとではないとさえ思いました。
とにかく色々な怖さがありますので、興味を持たれた方は読んでみて後悔のない一冊だと思います。

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紙の本

ハマる人にはたまらない

2024/01/24 14:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

フィリップ・K・ディック風味なところもあり、他にもいくつか似たテイストの作品があるが、既視感というよりは唯一無二性が浮かびあがってくるようだ。万人向けではないかもしれないが、ハマる人にはたまらないだろう。

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紙の本

シュレディンガー……

2016/10/06 14:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る

「年下」:「これは設定時刻が過ぎても観測者の現れない『シュレディンガーの猫』状態の話かな」と思った。すると「追われて」に正にそれに例えた文が。
「供述書」の"リボルバーによってジーザスのような奇跡(僅かな食糧を多数に分配)を実現"には悪趣味と思いつつ笑った。才能あるよ贋ジーザス。作者の破門も納得か?
「九十に九十」は編集者の悪夢。

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2014/03/12 11:26

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2014/03/12 12:08

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2014/03/23 23:50

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2014/04/07 18:13

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2014/04/21 11:39

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2014/04/18 13:46

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2014/04/24 22:31

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2014/05/17 23:03

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2015/12/28 01:25

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2014/06/04 17:26

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