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日本漁業の真実(ちくま新書)

日本漁業の真実 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.0

評価内訳

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9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

日本の漁業知ってほしい

2015/10/30 09:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この方は現場を漁業の世界をちゃんと歩いて把握したなと、日本の漁業に関して現場関係者の実感にあてはまる本である。こういう本があるだけでも少しほっとする。
 TACにかかる大学関係者は統計や生物系の理論の振り回しであり、現場漁業者を見下した態度や傲慢さは有効な政策根拠をつくりだすことはないだろうと思っていたので、この方の著作で少し救われた。
 およそサカナとか生態環境の漁場とか興味が無く、マスコミに人気があるエコや資源学には興味があっても漁業には蔑視すら感じるからだ。
 日本の漁業は坂を下り続けている。支える世論も理論も存在しない。水産庁でも学者畑以外は大手の漁業会社に天下るわけで、沿岸漁業者とは異なるスタンスなのだ。留まることのない衰退の渦中にある。

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2015/04/01 23:26

投稿元:ブクログ

日本漁業を見通すための土台をつくり、今の漁業に何が不足しているのかを考える機会を提供をすることを目的とした本。通俗的な漁業批判(や改革案(TACやITQによる資源管理の重視など)には批判的な論調。
漁業のことはほとんど知らなかったので、漁法の種類や漁協と農協の違いなど、日本漁業について勉強になることが多かった。漁業をめぐる国際環境がいかに厳しくなってきているのか、漁業振興にあたっての流通機構の大切さ、資源管理や養殖ビジネスの可能性と難しさなどを感じた。しかし、漁業にあまり縁がないこともあり、内容を完全に理解できたとは言い難い。
また、規制緩和論や資源管理政策万能論などの批判的分析は充実しているが、それに代わる日本漁業の再生・維持に向けたあるべき政策論については、漁場の維持・保全・再生や卸売市場の活性化などの提言は行っているものの、内容が薄いと感じた。

2015/04/20 14:01

投稿元:ブクログ

クロマグロやウナギの絶滅が心配され、ニュースでも報じられる。
だが、それも問題ではあるが、日本の漁業の問題は実はそんなところにあるのではないとする本(『日本人が知らない漁業の大問題』)の広告に目が止まった。
そう、マグロやウナギの話は自分も気にしてきた。でも一方で何となく思ってはいたのだ。本当にそれだけか? 何かもっとありそうだ。消費者として、何となく、徐々に魚が遠くなっているような気がずっとしているのだ。日常の買い物で目にする魚の種類が減り、価格が高くなり、何となく少しずつ遠い存在になっていきつつあるような。ある決まった種類の、見た目に小ぎれいな切り身ばかり増えてきているような。
そんなこんなで、上記の本を読んでみようと思ったのだが、さらに包括的に漁業の問題を扱っているというレビューを目にして、本書『日本漁業の真実』を手に取ってみた。

ざっと漁業の歴史を振り返り、世界の中での日本漁業を俯瞰し、漁業の特殊性を考えつつ、将来を探る。硬めでバランスが取れた本であるように感じる。

漁業は斜陽産業といわれる。漁獲量も漁業従事者も減っている。
これを考えるには、漁労(魚の取り方)文化や魚食文化、産業構造といったさまざまな視点から考慮する必要があるという。

漁業は採る魚種や地域によって取り方がさまざまである。決まった場所ではないところから天然資源を得るという性質から、資源を枯渇させないため、また漁民間のトラブルを避けるため、漁業権に関わる取り決めがある。取り方もさまざま、規模もさまざまな事業者が混在している状況である。

遠洋漁業に関しては、200海里問題の傷手は大きく、急激に縮小されていったことがデータでも見て取れる。境界を共有する他国との間でうまく住み分けがなされればよいが、交渉が困難な場合も多い。

海洋資源の場合、どのくらい取れば適正量なのかという予測も一筋縄ではいかない。
ある魚種だけでなく、生態系との関わりもあり、また例えば沿岸の発電所や工場などが環境にもたらす影響もある。

養殖漁業は管理がしやすいようにも思われるが、一方で、養殖魚の餌も一般的には漁業によって得たもの(人の食用には適さなかったものなど)が当てられるわけで、自然から取る漁業と無縁ではない。
養殖業は、大まかに、(クロマグロのように)高額な資本を投じて大規模に飼育・販売するものと、細々と中小企業・個人でも手がけられるものに二分化されていくと考えられるようである。

消費サイドから見ると、人々の生活様式が都会風に移行していくにつれ、生ゴミが多く出やすい魚は敬遠され、売れなくなってきている。売れなくなれば魚価は下がり、就業者も減っていく。
人手不足を埋めるために海外からの労働者が入ってくるが、言葉の壁などから軋轢が生じる場合もある。

漁民間の調整をし、漁業と消費者をつなぐ役割も期待される組織が漁協だが、こちらも漁民の減少や魚価の低下などがあり、職員が減少し、思うような成果を出すことがますます困難になっている。

問題山積なわけだが、著者は絶望しているわけでは���いようである。
困難であっても、個々の漁場にあった漁業、若者も参入できる魅力ある漁業は可能ではないか。それを支援する政策もありうるのではないか。そうした道を探ろうとしているように思える。

一消費者としては、魚が食卓にあがらなくなるようなことがあればさびしいことだ。
海洋資源の今後を注視していきたい。

2014/04/06 20:21

投稿元:ブクログ

I really recommend this book to understand the overview's situations of the fishing industry in Japan. I want to know such books as explaining agriculture and forestry in Japan, too.
这本书很好.我看了懂日本渔业的情况。我也想或者看日本农业情况的,或者看日本林业情况的。

2016/06/01 13:33

投稿元:ブクログ

漁業者側、業界側に立って書かれた漁業の現状と問題点。
現状の漁業の仕組みがこうなってしまっている背景はよく理解出来たのだが、勝川先生を『通俗的な改革論をばらまき、業界を混乱させている論者』呼ばわりするのは如何なものか。
ニシンが消え、鰯がとれなくなり、ハタハタが禁漁になった原因(のひとつ)が乱獲でないとでも言う気なのだろうか?
寿司屋でまともなヒラメや締め鯖が出てこなくなったのが幼魚漁獲と無関係と?
境港で起きていることが正しいと?
正確な持続可能な漁獲高を求めるのは無理なのは分かるし、遠洋だけでなく沖合ですら日本の漁業が退勢なのに危機感を持つのは当然だが、管理可能な沿岸漁業まで同じ土俵に持って行こうとするのは乱暴ではなかろうか。
水産会社ではなく地域漁業者と将来の消費者に対しての責任感による問題提起を、業界秩序を混乱させると言う限り、業界外のメディアや消費者からの非難論難が増すのみということを理解すべきかと。
いやまぁ、それはさておきインナーの方の意見として冷静且つ真っ当な反論だし、全体として素晴らしい漁業の概説書だと思います。

2014/09/22 20:09

投稿元:ブクログ

競争しながら共存・共栄
責任と権利
地域振興、後継者、少子高齢化
需要と供給
視点の違い
環境を維持する

2014/11/30 00:08

投稿元:ブクログ

 日本の漁業の仕組みや取り組みを、わかりやすく解説しようとしている本。
 日本は漁業大国だと思っていたが、近年の国際体制の変化により、年々その地位を失っていることがわかった。特にカツオやマグロは、世界の海域ごとに漁業管理機関や協定が続々と出来上がっていて、規制にがんじがらめになっている。その中で水産庁は国際社会での発言権を強めるために、まずは自国の漁業管理を厳格に行っており、その効果も現れているのだが、その実態はあまり知られていない。
 安易に「乱獲」や「魚離れ」という言葉で思考停止するのではなく、全体的な枠組みの中で考える必要があるのだ。

 また漁業は一次産業の中でも、場を所有できる農業や林業に比べて、人間の手によってコントロールする部分が少ない産業であることを再認識した。各国は国際協定や漁獲管理で対応しようとしているが、自然環境の産物を完全に人間の力で制御するのは無理な話だ。
 そのことを知っている漁民たちは、自分たちで漁場を荒らさないためのルールを作り、現在の漁業協同組合にその権利と責任が引き継がれている。経済事業に加え、漁場管理を目的としているところが農協と大きく違うところだ。

 ますます条件が厳しくなる中で、日本の漁業が取り組むべき課題は「漁場の維持・保全・再生」であり、政策として欠落している点は地域の卸売市場の活性化だと著者は説いている。
 これからもおいしい魚を安心して食べたい一消費者にとっては、漁業の真実の一端を知ることができ有益だった。

2014/04/22 12:26

投稿元:ブクログ

まさしく俯瞰の本。TAC批判には直接にうなづけないところもあるが、ともかくデータに基づいた議論は重宝

2017/03/19 13:29

投稿元:ブクログ

日本の漁業の現状を漁法、国際規制、流通、漁協等さまざまな観点からの情報を提供してくれる一冊。

全く知らない業界の一端を知ることができたが、これからの日本の漁業が非常に心配になった。

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