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hontoレビュー

資本主義の終焉と歴史の危機(集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー150件

みんなの評価4.2

評価内訳

150 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

大いに買いである

2014/07/08 18:48

17人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る

或る意味、衝撃的な新書である。
1974年以降、実物経済においては先進国が高い利潤を得ることができる
フロンティアはほとんど消滅してしまったという。
つまりは、「地理的・物的空間」の拡大は困難になり、投資をしてもそれに
見合うだけの利潤を得るという資本主義のシステムが限界に突き当たり、
資本主義が終焉を迎えたはずであったのだという。
そこをアメリカが「電子・金融空間」そ創設することにより延命させてきた。
それによりBRICS等の新興国を成長させてはいるがそのシステムも、もう
成長させる新興国自体が無くなってきているのだと。
そして、既に日本が経験をしているゼロ金利、ゼロ成長、ゼロインフレ
が、徐々に世界へ拡がっていき、貧困国へと向かうのだともいう。

ひとくちに、本書の内容を語れないところにも、また本書の
持つ意味が含まれており、新書にしておくにはもったいないくらいの
しっかりとしたロジックに支えられている。
一度、読んだだけではなかなか私には分かりにくかったので、
何度か読むことになるだろうと思うが、この内容にしてこの価格
は安過ぎる。

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紙の本

「資本vs国家」恐ろしい一冊

2014/03/21 18:20

14人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とーるさん2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一気に読み終えた。
しばらく茫然として動けなかった。

歴史認識の重要性を感じるとともに、
今の為政者や資本家たちは何を考えているのかと不信感が堆積した。
現状を知らないのか、それとも知っていて見ないふりをしているのだろうか。

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紙の本

資本主義終焉後にはどんな未来が待っているのか?

2015/09/27 10:24

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:洗濯の自由 - この投稿者のレビュー一覧を見る

財政出動で景気回復を狙うケインズ主義が短期的な効果しか得られなかった。それに対し、景気回復には資金量を増やす事が一番というマネタリズム。長引く不況に対する0金利政策継続は資本主義の最終局面とも言える。アベノミクスもその金融緩和の継続に過ぎず、新しい政策でも何でもない。出口が見えない資本主義経済を救済するヒントが見つからないかと思い本書を読んだ。各種景気対策の功罪や経済史の分析はとても解り易かった。但し、筆者もそれを踏まえて今後どうすべきかという答えは見付けられなかったようである。100人いれば答えが100個あるような問題に対し、どれも正解でどれも不正解だと思うので、批判を恐れず筆者なりの“不正解の結論”があっても良かったと思う。

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紙の本

とても面白く一気に読みました

2015/04/09 09:34

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちょびちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

もう地球上にフロンティアはもうないのは事実。そこで「次は宇宙開発」というよりは現実的なお話です。5年くらい前でしょうか、中小企業社長向けの経営講座で某コンサルタントが「100万円のもうけがあれば投資してください、機械や従業員に使うよりよっぽど楽に金儲けができる」という趣旨の話をしており、非常に違和感を持ちました。同じ100万円かもしれない、でもその100万円で各種社会保険を払い、従業員を雇ってそれぞれの生活をささえているわけで、それは見えない形で社会還元されているもの。たとえばたとえ零細企業で賃金が少なくても社会の末端まで雇用があるから社会不安が少ない、治安のよさにつながるなど。ただ純粋にお金の増減のみを考えるなら確かに投資かもしれないけれど、社会的責任が欠如した暴言に感じました。ここには書かれていないけれどエコや地産地消の運動が対抗できる方法の一つか.

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紙の本

脱成長という成長

2014/06/21 10:42

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロシアや中国の前時代的・帝国主義的な領土拡大の動き、それに対し自国経済ばかり慮って煮え切らない欧米諸国の対応、地球資源が枯渇するまで収奪していく人類の姿勢等々に漠然とした不安を誰しも感じているのではないでしょうか。一方、今の日本の閉塞状況を、金融緩和や相変わらずの公共事業依存のアベノミクスで打破できるのでしょうか。
 本書は、このようなバラバラに起きているように見える事象を、「利子率革命」「空間革命」「価格革命」といったキーワードで、理論的・歴史的に検証・分析し、資本主義の終焉という結論に至っています。とにかく、迫力かつ説得力のある内容に、あっという間に読み終わりました。特に、第3章のアベノミクス批判は、そのとおりと納得しました。人類は資本主義の限界に気が付き、修正できるのでしょうか。読後は、日本の未来、地球の未来を悲観し暗澹たる気持ちとなりました。

 ただ、本書はポスト資本主義への言及は、次のように避けていて、物足りなさを感じました。
 「その先にどのようなシステムをつくるべきなのかは、私自身にもわかりません。定常状態のイメージこそ語ったものの、それを支える政治体制や思想、文化の明確な姿は、21世紀のホッブズやデカルトを待たなければならないのでしょう(209ページ)」
 本書では現状分析と問題提起に止まるとしても、次回作は不十分でも構わないので、水野氏なりの仮説を出してもらいたいものです。批判だけなら、もっともらしく理由づけをすれば良いわけで、創造的な仮説を示すことこそが学者の本来の仕事だと思うのです。水野氏には逃げないでもらいたいものです。

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紙の本

これからの世界がどうなっていくか…

2017/03/10 17:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tori96 - この投稿者のレビュー一覧を見る

世界各国の経済史を通観し、金利に着目しながら現在のグローバル経済と資本主義について、鋭い論述をしている点が興味深い。タイトルから一瞬仰々しい内容かと思いきや、あくまで新書なのでわかりやすく読みやすい内容だと感じた。EUもアメリカも新たな局面に立つ今、これからの世界がどうなっていくのか、考える一助となると思う。

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紙の本

今後は…

2015/12/25 08:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

新自由主義・市場原理主義による資本主義の行き着く先が上手く書かれていたと思う。今後の経済体制の仕組みを考えることが非常に重要だということがよく分かる。小説「人類資金」合わせて読みたい。

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紙の本

資本主義の終焉と歴史の危機

2015/10/25 14:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hideさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

リーマンショック後、世界各国は低金利経済に陥り、政策金利は、概ね0の状態が続く。利子率の歴史からは、極めて異常な状態である。著者はこれを、利子率=資本利潤率から、世界中に投資が行き渡りフロンティアがなくなってしまい、資本に投資機会が見つけられない状態、つまり「資本主義というシステムの死」と分析している。今の時代には新しいシステムが必要であるが、日本のアベノミクスをはじめ先進国は成長重視の政策を採って、かえって中間層の没落、格差の拡大を強めている。現在が長期の利子率革命の時代にあることを認識し、新たなシステムの追求に着手するべきであると著者は警告している。
本書を読んで、最近アメリカが金利上げを試みたが、未遂に終わった原因は大局的にはこのことによるものと思う。

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紙の本

売れている理由が分かる

2015/09/23 17:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さんぴん - この投稿者のレビュー一覧を見る

資本主義の本質は金利にあり、その金利を下げて、お金をじゃぶじゃぶ市場に流す今の政策を痛烈に批判しており、一読の価値あり。買い。

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電子書籍

結論どおりになるのか?

2015/05/04 00:27

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:RN205 - この投稿者のレビュー一覧を見る

非常に大きな視点から俯瞰的に資本主義を解剖していく著者の手腕は、明確なロジックに裏付けされており傾聴に十分値する内容。著者は資本主義の終焉及び脱成長社会を結論として想定しているが、果たしてそうなるだろうか。人間の成長への希求は無尽蔵で、あらたな成長空間の創設が待っているように思えてならない。現実の動きを注意深く見守りたくさせる好著。

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紙の本

評価は高いけど・・・

2015/08/26 14:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ツンドク - この投稿者のレビュー一覧を見る

グローバル経済が行きわたり辺境が無くなったために採算のとれる投資先がなくなり、利子率が史上最低になって、資本主義の終焉を迎えた、という現状分析(私の読み違いがなければ)には同感するところがありますが、「じゃあどうするの?」というのが物足りない気がします。随分評価が高い本なのでもっと「目からうろこ」を期待していたのですが、読み込み方が未熟なのでしょうか。本書と観点は違うが原田泰著「反資本主義の亡霊」(日経プレミアシリーズ)なんて本と読み比べても面白い。

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2015/01/28 01:21

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2016/07/31 14:18

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2014/06/29 09:51

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2014/06/06 15:15

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