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斜め読み。内容については理解できないので飛ばして読む。大雑把に数学の世界を理解でき、どんな人がどんな分野で活躍しているのか、数学の研究の世界を知ることにはとても役に立つ本。研究者がどんな生活をしていて、研究をどのように進めているのか、未知の世界を知ることができ、とても面白かった。(数学がわかって読めばもっと面白いとおもうのだけれど…。)
p.s. この本を読んだ後、たまたま音声学の講義を聴講し、講義の中でフーリエ解析が登場した。この本が言う通り、「ジョゼフ・フーリエがこの世に与えた影響のほうが、ユーゴー自身の影響よりはるかに大きい...フーリエの「偉大で誌的な数学」は、世界各国で教えられ、毎日数十億もの人が意識すらせずにその法則を利用しているのだ。」
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以外と数式多い。こんなに数式が多くて、よく売れたな。証明が後追いなのはちょっと以外。よくあることなのか。数学者の日常が見れて面白い。もっと若い頃の話しとか読んでみたい。
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読了。23冊目。
数学界のノーベル賞と言われるフィールズ賞を受賞した筆者が、受賞に至る定理を構築する過程を日記形式で綴った本です。数学者の悦びと苦悩の日々がリアルに描かれています。原著はフランス語ですが、数学の最先端である専門用語が多く登場し、よくこれを日本語に翻訳できたなあと驚きます。知的興奮を覚える一冊です。
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フィールズ賞を受賞した数学者のエッセー。ボルツマン方程式の研究によってフィールズ賞を受賞。それまでの同僚との研究のやりとりや数学者としての生活。家庭生活。趣味。それらが渾然となって数学者が数学を研究するとはどういった感じかを読者に垣間見せる。電子メールにTexによる数式が書かれている。こうやって共同研究して論文が書かれていくのか。
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☆著者は2010年フィールズ賞受賞。
共同研究者とメールでやりとり。定理の証明ができるまで。これはおもしろい。
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なんと美しい叙述をするのだろう。逸話も数式もメールのtex表現も、読み終えると何から何まで美しい。解説文も完璧。関数解析、偏微分方程式、、、数学や物理を学んでいて良かった。ペレルマンへの評価も美しい。よきかな。
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数学者とはこうもストイックな生き物なのかと反省させられました。また、著者の造詣の深さが数学だけでなくその他いろいろな芸術分野にも及んでいるところを見ると、天才はやはり天才なのかと、凡人とは時間の流れが違うのだと感じさせられました。
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大一級の数学者が自ら定理の証明を完成させていく過程を綴る。一般の人でも十分楽しめる内容。
ボルツマンの方程式を拡散現象に結びつけ、最適物流がエントロピー増大の法則で理解できるという業績のようだが、ほとんどの人にとって数式や専門用語は理解できないと思われ、翻訳も大変だったと想像。ランダウ減衰が非線形方程式で成り立つことに解決をもたらし、時間可逆な力学系で起こる平衡への速い移行と、時間非可逆的な振る舞いについての最初の数学的に厳密な結果とのこと。
ブラックジャックやデスノート、ナウシカが好きで見た目的にも非常にインパクトのある人物で、かなり文章の書き方にもキャラがたっている。
ジョン・ナッシュやペレルマンなどの逸話も面白かった。 ポアンカレ本人のエピソードでもそうだが、一度発表した論文に欠陥が見つかり、それを改良・解決するパターンはワイルズでも共通している
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数学者ヴィラーニの日常を綴ったエッセイ.
数理物理の大問題に取り組み,共同研究者と頻繁にメールをやり取りしながら,
死に物狂いで問題と格闘する姿が素晴らしい.書いてある数式の意味は全くわからないけれど,それは飛ばして読んでもおもしろい.やがて問題は自分たちの予想を超えたレベルで完成し,学術誌に掲載が決定する.その間にフィールズ賞の受賞を知らせる電話がかかってくる!
受賞後の騒動は大変なもの.それも楽しんでしまうのがすごい.