紙の本
要はどこなんだろう?
2017/03/05 08:53
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
つくづく諸田氏は平安時代の空気感を描くのがうまいと思う。
「髭麻呂」も好きだが、庶民目線多めの今作も好み。
ただ、登場人物がばらばらすぎて要がどこにあるのかがわからない。
最初に出てきた仲助の小悪党ぶりが強烈すぎて、その後の大悪党たちの個性が意外と目立たない気がするのも、ちょっともったいない。
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平安時代を舞台にしたお話。登場人物が多すぎて貴族の名前が覚えられない。ゆえにお話に没頭できない。これは私の記憶力の低下のせいかwwやはりこの作者だと江戸物が読みたい。
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【爛熟期の平安京から庶民の泣き笑いが聞こえてくる――】後一条天皇の御世、藤原道長のライバルのもとに参集した世のはずれ者達。没落貴族、市井の物売女らが鬼よりも悪辣な敵に立ち向かう。
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平安時代の行きどころの無くなった、爺さん、元女房等、身寄りの無い5人が疑似家族を装ううちに連帯感が出て、、、という話。お話自体は単純で、あっけらかんとした平安悪者退治。
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平安時代の背景の説明がよくわからず、
登場人物の設定がのみこめないまま読み進めてしまったせいか、ちんぷんかんぷん。
悪者退治に集められた精鋭たちの活躍も今ひとつだったかな。
残念。
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諸田作品はけっこう好きなんだけどなぁ。このお話は浅いというか、キャラクターがそれぞれ立ってるようで立ちきれてないというか…とにかくなんだか物足りなかった。縁もゆかりもなかった5人の男女が似非家族を装って悪者退治に奮闘するという筋立てはいいんですが、その5人が集まるきっかけになった千古姫を中心に据えた方がもっと面白かったんじゃないかな?とか思ったり。
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平安京時代の暮らしと背景が、描かれているが、華やかな貴族でなく、没落貴族が、どのように生き伸びていったか?と言うのを面白可笑しく描かれている。
藤原氏の時代背景が、理解していると言う前提で、描かれているので、歴史を思い出して、読まないと、誰であったか、忘れている。
平安京図が、最初に書かれているが、時代背景を書いて、登場人物の事を書いて下さっていたら、もっと読みやすいのに、、、(この話自体、コミック的で、面白いのだが、、、)
登場人物の名前も面白く、片仮名表記で、最初からの人物が、段々と、最後になって行くうちに、全員が集まり、老若男女が、一つの偽家族になり、悪者を退治へと、、、、
老僧が、憎い役割をしている所が、この本の良い所だ。
全員が、生きて、これからの人生を、前向きに向かって行く結末は、良かったと思う。
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諸田玲子としては珍しい平安時代を舞台とした作品。
没落した下級官吏の娘、貴族の家司を辞めた老人、宮中に出仕した母に放置された少年、刀伊の入寇で戦った後に浮浪者の仲間となった若者、貴族の家の女官を辞めた女が、小野宮家(右大臣家)の千古姫の私的な従者として集められ、疑似家族として暮らしながら、小野宮家に害をなそうとしている者たちと戦う物語。
人食い鬼を退治したとの評判の美僧のもとに帰依する信者が増え、財宝が寄進されているとの情報がもたらされるが、その背後に貴族たちの権力威争いがあり、後ろ盾になって小野宮家を狙っている者がだんだん見えてくる。探っていくうちに先制攻撃を受け、敵地に乗り込んでの大乱闘となる。結末のお手軽なハッピーエンドも含め、諸田ワールドの心にしみる情緒がちょっと足りないかな。
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ハッピーエンドだし、おもしろく読めた。ただ、髭磨呂の方がおもしろかったような気がする。連載だったせいか、つながりが悪いかも。
続きがあるかもと言う終わり方。この人の、作品をもっと読みたいなぁ。
このところ、好きな作家が、次々なくなって、新しい作品を読めなくなっている。
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平安エンタメ。
ひょんな縁で、藤原実資の邸宅・小野宮第に集まった老若男女が、似非家族を装いながら悪者を退治する役目を任されるという話です。
読みやすく、なかなか楽しめましたが、敵側の設定というか悪事の動機的なものが今いち伝わってこなくて、そこが薄いかな。という印象です。