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納豆や米俵からおすし、おかしなど、日本で育まれてきた藁や木の葉などを使う包む文化を美しい写真で紹介していく。植物で包むことによる香り・風味づけ、防腐効果、そして用済みになれば土に帰ること、そうした工夫に感銘をうけたところに風呂敷が登場し、四角い布がどのような形のものでも自在に包める、という草木で包むのとはまた違った魅力を紹介して終わる。
今の暮らしでは日々の暮らしの中であっというまにプラスチックの包装ゴミがあふれてしまい、その問題もさることながら、木や草のもつ防腐・風味付け・通気性などの効用についても見なおしてもよいのではないか、というか、今のわたしたちの食べている発泡トレーに入れられた食べ物は一昔前の天然の器に入ったものよりもやはり一段貧しいものなのではないかと思った。
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笹、竹、わら、木の皮。
色んなもので食べ物を包みます。
植物で包むからおいしいのです。
それもまた味になる。
しかしわらはほんとに万能ね。
植物でつつんだ食べ物と、風呂敷の包み方が紹介されています。
大人用の本では結構見ますが、児童書でわかりやすく紹介されているのは結構貴重だと思います。
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繊細な日本人の美意識と
自然と共存してきた民の知恵
編む、結ぶ、巻く、組む
美しく包み、貯え、運び
用が済めば、土へと還る
そして新しい命を育てる
「卵つと」と呼ばれる包みの
完成されたデザインが素晴らしい