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壁にぶつかるたび「ここからはじまる」という言葉を胸に愚直に努力を続ける小学生の姿が胸に迫る。冒頭、試合観戦時に見逃してしまった息子のゴールシンーンの真相が、ラスト明かされる仕掛けもなかなかよかった。息子の頑張りが父親にフィードバックされると、構成的にもっと美しかったかも。
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小学生の息子は、話にならないほど力なのに、本気で「夢はサッカー選手」と言う。息子の未熟さを自覚させ、そこから伸ばそうと考える父。
彼もまた高校まではサッカー部所属の補欠選手だった。同じチームの保護者には当時レギュラーだった親もいて……。
息子とかかわりながら、父親自身も成長していく。
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この人の描くサッカー小説は面白い。
サッカーを通しての親子、家族のかかわりが丁寧に描かれている。
今回は「ここからはじまる」という言葉に挫折、困難を乗り越える子どものひたむきさ、それを支え応援する父と家族の思いがきちんと描かれている。
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サッカークラブのコーチをしている、同級生のお父さんはチームの保護者にできるだけ勧めると言ってくれました。
大人の気持ちと子どもの気持ちはちがうから。
自分を客観視する機会って大事だと思う。
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父親目線でサッカーに向き合う息子との葛藤を丁寧に描いている作品。
子どものためとはいえ、ついつい先回りしてしまいがちな日常であったり
子どもの成長であったり
ほっこりする場面の応酬に胸が熱くなりました。
対照的な親御さんも登場したりもするけれど
みんな色々と抱えているのだと
妙に納得。
はらだみずきワールドが心地良くなってきたので
そろそろサッカーボーイズシリーズ攻めどきかしら。
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スポーツをする子供を応援する親として、
共感できる内容が多く、読んでよかったと思う。
そんなにうまいこといくかな?と思うところもあったけど、そこは、まあ、小説だから…
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小学3年生の勇翔の夢は、プロのサッカー選手。ただ、本人は自分のレベルがよくわかっていない様子。そんな息子に歯がゆさを覚えている、かつて同じ夢を抱いた父の拓也はある行動を起こす。勇翔はその日をきっかけに、「サッカーノート」を書きはじめるのだが…。プロのサッカー選手になりたい。―それはいったい、だれの夢?共に悩みながら、歩んでいく、親と子の成長物語。
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父と子のサッカーのお話
主人公は、父拓也 学生時代にサッカーを経験している
息子の勇翔は、小学3年生のサッカークラブでレギュラーになれないポジション
でも夢はプロサッカー選手で自分の立ち位置やどうすればよいのかわからずヘラヘラしてる
そんな不甲斐ない息子をみた父拓也は行動を起こす
父の応援を機に勇翔は「サッカーノート」を書き始める
その一回目の日記に書かれたことばが「ここからはじまる」
そしてサッカーにのめり込む勇翔
それを支援する父拓也、仕事にも支障がでるほど
プロのサッカー選手になるのは誰の夢?
共に悩みながら父と子が成長する物語
懐かしい~こそばゆい~
家は三人ともサッカーでなくバスケだったけど
私はサッカーしてたのでバスケのルール覚えるとこからだったけど
奥様はバスケしてたから熱かったよ
車出ししたした
声出した口出したうんうん
親御さん間の微妙な空気
人の迷惑考えない人、自分の子だけファーストな人
周り見えてない人、いろんな親がいるし
ポジション争い、クラブ内での順位、レギュラーかどうか
気にしたした、考えた、策打ったなぁ
試合観に行ったなぁ~
ほんっとにキラキラの季節でした
できることならもう一回経験したいって素敵な記憶
やったことある人ならわかるあるある
子供の習い事に傾倒するお父さん!お母さん!
子供の夢を応援するお父さんお母さん必見の書
現在進行形でも、過去を懐かしむのも(^O^)
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子供に夢を託した親の気持ち、よその子との比較、昔の自分との比較による苛立ち。それぞれの家庭の思いで違って見える風景。親の果たせなかった夢を子供に押し付ける「あるある」を通して家族の幸せを考えさせられる。ピッチの描写が端的でボールの動き、人の動きがリアルに見えてくる。試合展開、子供の成長はマンガ感が無く違和感無し。読みながら力が入ってくる。節目に読まれるサッカーノートがアクセントになり次の展開を期待させる。著者の作品を読んだのは2冊目だが共に読みやすく、試合の描写の見事さを楽しめた。
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夢を叶える為に現実を知る。
本人たちの意識の問題ではあるが、あまりにも呑気に考えていたら口を出したくなるだろうな。
親ばかりが熱くなり子供との温度差が広がれば、好きだったことも嫌いになりそうだよな。