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怒涛の展開を見せた3巻からの静謐な4巻。
「ええ、ですから、その仇討ちをします。それが、こちらの正義。」
理路整然と襲い掛かってくるゼン様こわすぎます((;゚Д゚))
ノギとゼンが夫婦じみてきました。でも天然ジゴロは所帯なんて持ちませんよね?
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森博嗣の時代小説シリーズ最新作。
相変わらず時代小説っぽくないw
徐々に都へ近付くにつれ、大きくストーリーが動きそうな気配はしたのだが、今作ではまだ気配に止まった模様。
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「しかし 人は人を信じることが出来る
相手がどうなのか、というもんだいではない
己が信じるかどうかだ」
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シリーズ第4弾。
沢山の人と出会い、仲間(守る者)も増え、少しずつゼンは成長していく。
あまり進展はないが、それでも来年4月の発売が今から楽しみ。
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ヴォイド・シェイパシリーズ第四弾。
前作で少し明らかになったゼンの出生の秘密。都への道中。
お馴染みノギさんと、飯の話ばっかりしてるチハヤ、また食うんかい。
キクラやリュウとの出会いで、人との繋がりがゼンを変えていく。
守る人がいることは強いのか、弱いのか?きっとどちらも正しい。
相変わらず美しき禅問答。
綺麗だ。
おにぎりとっておけばよかった、の場面がめちゃくちゃ可愛くないですか。そうですか。
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息をするのも忘れてしまうほど、研ぎ澄まされた美しさ。
いろいろと、読み終わったあとの感想というか印象というか、それをどう言い表したらいいのか考えてみたけど、一番しっくりくるのが「美しい」って言葉だった。「綺麗」じゃなくて「美しい」。何が、と聞かれても困る。言葉づかいとか雰囲気とか、そういうのではない。主人公の容姿でももちろんないし、思考や太刀筋、生き様でもない。でもそこに「美しさ」がある。森がそれを表現したくてしてるわけじゃないかもしれないけど、確かにそこにあるなぁ、って。
前言を撤回する。このシリーズ、一作目が一番面白いんだろうって一作目の感想で書いてるけど、今のところこれが一番面白かった。
なんだろう、すげぇ! って興奮するようなものでも、悲しいものでも切ないものでも笑えるものでもないんだよ。ないんだけど、涙が出てくる。なんでか分からん。泣いてるわけじゃない、ただ涙が出てくる。
生きてんなぁ、って思うのかもしれない。苦しいなぁって思ってるのかもしれない。
刀を合わせている部分が今回は「遅れる剣」っていうのもあって、待つことが多くて、テンポが速いわけじゃないんだけど、途切れることのない流れが確かにあって、それもまた美しい。リコーダーか何かを一息でどこまで音を伸ばせるか、みたいな感覚に似てる。
ゼンは侍だから、侍とは何ぞや、刀を振るうものとは何ぞや、って一生懸命考えてるけど、じゃあ侍じゃないものたちには彼の悩みがまるで関係ないことなのかと言われたら決してそうじゃないと思うのです。自分とは違う世界のことだから、で済む問題じゃない。刀を使って人を殺す、刃の上に己を賭ける、って部分はまあ真似できないけど。
キクラさんとフミさんの歩んだ道、ノギさんがゼンを心配して泣く姿、リュウさんが言いなおした「ありがとうございます」という言葉、どれもがすごく印象深かった。
タイトルは「霧に隠れる者」。霧に隠れるために、息を吸い込んで止めた瞬間の張りつめた美しさが詰め込まれてた話でした。
抜粋。最後の方での主人公の思考より。
どう考えるかが問題ではない。
どう感じるかも問題ではない。
ただ、生と死があるだけだ。
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ゼンはますます可愛いくなって気がしますね、初々しい少年と胡散臭いダジャレの微妙さもなかなか先生らしい手法何だね!
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ヴォイド•シェイパシリーズ。
ゼンはどんどん強くなってくな。
それより、途中に挟まれる禅問答みたいなのが好き。
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読んでいるうちに、正座をしてしまうシリーズ。考える時間、というのを、日常の中でどれだけ持てているだろうか、と思いました。わたしは待てずに動いてばっさり斬られてしまうな。まだまだ未熟です。チハヤ、格好良いですね。なかなかそういうふうになれないので、憧れます。ノギさんがだんだん可愛らしく思えてきました。琴の場面、良かったです。
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最終的には都でも3本の指に入る剣士を倒してしまう。
ゼンはいつの間にかそんな高みへいってしまった。
通りすがりの林で襲ってきた盗賊の仲間の女性も最終的には良い人みたい。
おいおい。このシリーズはみんな根が善人過ぎるだろ。
それともゼンの素直すぎるところに影響されてしまうのだろうか。
色々と思うことはあるけれど、それはこの話を盛り上げるためだと分かる。ならば正直にそのまま乗せられてしまうのが良いだろう。乗った者勝ちなのだ。
スカイ・クロラシリーズと雰囲気は似ているけれど、こちらのシリーズの方がかなり一般的、というか噛み砕かれて庶民にも楽しめる作品たちになっていると感じる。
それは僕の読解力の乏しさ、想像力の無さに起因している部分と森氏の表現力の向上が相俟っているからだろうと勝手に想像している。
いや、一言で言うと、おもしれぇんだわ、このシリーズも笑
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「二人いれば、力が二人分になるわけではない。二人いれば、躰も二つあるわけで、相手が攻めるところも倍になる。」
ノギと主人公のやり取りが、段々こなれてきている感じが上手い。で、最後の会話のところはちょっとうるっときてしまった。
「フォグ・ハイダ」直訳すると「霧隠」ということで、忍者の話かと思って読んだ。忍者も少し出てくるけど、やっぱり侍の話だった。
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読み終えるのがもったいない、けど、ゼンの成長ぶりも知りたい。まっさらな赤子のようだったゼンがだんだん青年らしくなってきて、それでも時々挟まる天然さが魅力的。ゼンの真っ白さが周りにもしみ出していって、みんなが、自分自身を素直に捉え直していくようすがすがすがしい。
命のやり取りがある時代だからこそ、生とは、死とはと言った根源的な問いを発するのにふさわしいのだと思う。
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2014/6/4読了。
シリーズ第4弾。主人公が世間に慣れてきたためか、他の登場人物との価値観のギャップや初めて遭遇する経験を通して何かを伝える形式から、各々の登場人物の抱える価値観と生き様の違い、世間の矛盾を通じて語りかけることに焦点が移りつつある。
それにしても、武士の時代という時代設定が、生死や仕事、生き様、正義といったテーマを反映するのに非常に適していると感じる。
これは現代の日本人の持つ価値観が日本の歴史に繋がっていることの証拠か、それとも著者の設定のうまさか。つい、引き込まれてしまう。
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今回はゼンの出自についてやノギとの進展もなく、
まだまだ放浪の旅は続く雰囲気を醸し出している。
確かに、時代小説として面白いのは面白いのだけど
そろそろ着地点が見えてきてもいいのかな
マンネリしてきた感もなくはない。
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今回は特に大きな進展もなく、ゼンがまた少し成長したという感じ(^^)生死をかけた闘いの前にナナシが顔を晒したので、もしやゼンの身に何かがっ( ̄□ ̄;)!!と緊張したけれど、無事でホッとした(*´-`)毎回難しい事ばかりを考えてるゼンだけれども、ノギとの会話が一番ゼンを成長させているような気がする(^^;)