紙の本
本編のイラストも温かくてgood
2023/04/24 23:26
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
機械メーカーのHPに投稿していた記事をまとめたイラストエッセイ集。
メロンパンのイラストにつられて購入。
コラム的な位置づけの文章だったからか、平易な文章で家事の合間に少しずつ読むのにちょうど良い。崎陽軒のシュウマイの話、深夜のどん兵衛の話、小津映画と茄子の話、高熱とお粥の話が特に沁みた。
紙の本
あれも食べたいこれも食べたい
2021/08/12 14:35
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投稿者:おいな - この投稿者のレビュー一覧を見る
森下典子さんの食べ物についての思い入れが瑞々しく表現されていました。最後の「この世で一番うまいもの」は私も同感です。食べ物が記憶に残ると、蘇る時は鮮明です!イラストのタッチにもほっこりします。
紙の本
おいしそう
2020/01/07 14:01
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
素敵な挿絵に心癒されます。素朴で美味しそうな、食べたくなる挿絵です。もちろん文章の方もとても素敵です。
電子書籍
すこ~し気おくれが
2017/04/22 16:49
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投稿者:たこやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生において大切な意味のある「たべもの」を、それにまつわる思い出と共に語る気ままなエッセイで、とても読みやすく、ひとつひとつの食べ物はどれもみなおいしそうで、よだれが出ます。イラストは著者自身によるものかわかりませんが、これもまた細部にこだわっていて楽しいです。
ただ、お歳暮に松茸をもらったとか、あの時代(著者は自分とほとんど同年齢)に中学受験とか出てくるので、なんだかかなり裕福な家庭の話のようで、貧乏育ちの身にはうらやましいというか、気おくれしてしまうのが残念と言えば残念な点かな。
ちなみに、一番食欲をそそられたのは、たねやの水羊羹です。「雪国」のヒロイン駒子のような、人を誘惑して夢中にさせずにはおかないような水羊羹って???
これはいつか絶対食べなくては!自分の住む地方にはたねやがないので、上京した折にゲットしたいと思っています。
紙の本
絵まで描いてる
2016/04/23 08:10
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投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
森下作品は週刊朝日のデキゴトロジーからの愛読者である。その時は誰だけわからなかったけど、イタリアの生まれ変わりの方を探したりした面白い本で初めて誰だかわかり、お茶の本で類まれな力を完全開花された。
その筆力はやわらかく心づくしに満ちたものであり、人柄もにじむ「ほめすぎだろうか。」
まさか、絵まで描けるとは思わなかったけど、丁寧で、いつくしむような絵が描かれている。連載物らしく、食い足りなさはあるけれど、なんとも御活躍なんだなと。
良い本である
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著者の食べ物・食べる事に対する深い愛情が感じられる美味くてお腹のすく一冊。自分にも食べ物に対する思い出はいっぱいあるけど、森下さんのように食べる事をこんなにも大切にはできてなかった。彼女の様に味わいに加えて、形態や香りや色やその他もろもろ、細部に至まで楽しんで食事をすれば、より一層楽しめ、また味わい深いものになり、その一瞬を思い出として脳裏に刻む事が出来るのかもしれない。もっと感覚を研ぎ澄ませて食事に挑んでみたいと思った。
食べ物の描写は、美味しそうなことはもちろん、それはそれは恍惚としてくるもので、うっとりしてしまう。挿絵も美味しそうでかわいくて手描きならでは温かみがあって、作品の〝食べたい度〟を上げる事に貢献している。お母さんの作ってくれた懐かしい味から調味料、お菓子、高級食材、はたまたカップ麺まで、いろいろな物がピックアップされていて、自分の好きな物や共通点を見つけて楽しめる。共感できる部分も皆さん多いんじゃないだろうか。くさや=バンデラスは納得だし、水羊羹にエロスを感じる人はいっぱいいるはず!
ちなみに私の家でもおはぎや料理に、「半殺し」「皆殺し」使います。
あーお腹すいた!!!
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豪華なたべものじゃなくても
自分にとって
忘れられない
思い出の味がある
食べることに感謝!
2014.5.22
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著者の食品に対する愛というのが凄い。私は食べる事も作る事も大好きでこの本を読んでいるだけで食べたい!作りたい!という衝動に駆られてしまった。エッセイで紹介されている食べ物たちは昔は食べていたが現在は食物アレルギーで食べる事ができない。サッポロ一番味噌ラーメンの味が口の中で広がった時、懐かしさと悔しさで半泣き状態。著者の描き方がリアルという事もあり、味を思い出しては涙目になる。著者は幼少期から舌が肥えており、このように味を説明できるのだろう。表紙のメロンパンを眺めていたら食べたくなってきたので作ろう。
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「はじめに」の結びにある「たべものの味にはいつも、思い出という薬味がついている」といいうひとことに集約される。
おばあちゃんのおはぎ、家のカレー、病み上がりのおかゆなどおふくろの味系あり、舟和の芋ようかん、たねやの水羊羹、サッポロ一番みそラーメン、どん兵衛など特定のブランドの食べ物あり、それにカゴメトマトケチャップやブルドッグとんかつソースといった調味料も登場して23編。一編一編読みながら自分の記憶もよみがえり、おいしいものがたべたくなってしまう。
著者による挿絵もほのぼのしていてよい。
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本生水羊羹と栗まろ食べたい~!!
絶対食べよう。
ネットでも買えちゃうんだろうけど、その場に行ってやっと手に入れたってのがまた美味しさになるんだろうな。
メロンパンは昔から大好き!
あの外側が全部だったらな~って思ったのは自分だけじゃなかった。笑
毎日3食美味しい美味しいってごはん食べられるのって幸せだなって最近よく思う。お母さん、お金も時間も大変なのにいつも美味しいもの食べさせてくれてありがとう!
私もこの味は受け継ぎたいな!
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食べ物を食べた時の感動を、丁寧に文章にしてくれている本。ある食べ物の魅力を伝えたい時は、私が話す代わりにこの本を相手に渡すだろうってくらいに。
比喩が面白い。言葉で分からないものもイラストで知識を補充できる。作者のように、“いとしいたべもの”に出会いたいなと思える。
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水羊羹、栗まろ、一度食べてみたい。
ほんとどれも美味しそうで、読んでいて楽しかったです。
2014/7
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(2014/10/20読了)
贅沢なご馳走ではなく、身近な自分にとっての思い出の食べもの。
作者は姉と同年代かな?でも私にもたくさん共感出来ました。
お祖母様、お母様が料理上手、弟も然り。しかし、作者は50にしてたつ。。。それも必要に迫られて。美味しいものを書く作者さん達ってお料理上手な方ばかりと思っていてので、一気に親近感が湧きました。
(内容)
できたてオムライスにケチャップをかける鮮やかな一瞬、あつあつの鯛焼きの香ばしい香り…ひと口食べた瞬間、心の片隅に眠っていた懐かしい思い出が甦るーだれもが覚えのある体験を、ユーモアに満ちた視点と、心あたたまる絵でお届けする、23品のおいしいエッセイ集。
(目次)
オムライス世代/くさやとバンデラス/わが人生のサッポロ一番みそラーメン/カステラに溺れて/ブルドックソース、ちょうだい!/端っこの恍惚/水羊羹のエロス/カレー進化論/父と舟和の芋ようかん/今年もやっぱり、秋がきた…。/それは日曜日の朝、やってきた/夜更けのどん兵衛/漆黒の伝統/黄色い初恋/茄子の機微/七歳の得意料理/鯛焼きのおこげ/カレーパンの余白/かなしきおこわ/幸せの配分/おはぎのおもいで/この世で一番うまいもの
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昭和の食卓を感じさせるエッセー。
作者の子ども時代は、おそらく昭和40年代頃で、私は知らないはず。
なのに描かれる食べ物やまわりの光景がなつかしいのは、江戸むらさきを食べた時の口いっぱいに広がる磯の香りに、海を恋しく思う身体の記憶を呼び覚まされるのと同じなのかな。
一つだけ異論があるとすれば、私は関西生まれなので、スタンダードラーメンは、サッポロ一番みそラーメンではなく、エースコックのワンタンメンですね。
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読んでいるうちに、お腹がなってしまう。
食べ物に対する、執着、観察力、敬意、見事です。
数ページごとに、とても可愛らしく、味のある素敵な絵が描かれている。
筆者の森下さんが描いたのだそう。
一つ一つ丁寧に、その食べ物の味、食感、口の中に広がる風味...様々なことを敏感に感じ取りながら描いたのだな、と感じさせられる絵と文章。
筆者の森下さんのように食事ができたら楽しいだろうな。