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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸能人とヤクザのかかわりは古いし、驚くことでもないのだが、これほど正面切って肯定的に書かれると、いっそ子気味が良い。三の線で売っている俳優の著作だけに意外えもあり、納得もでき…暴対法はどうなっているのだろう。
紙の本
こんな世界もあるのだな
2014/08/16 21:41
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投稿者:ふとっちょパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。
なべおさみさんと言うのは稀有な存在である。
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本物、偽物、似非物。
本物を知るためには本物に出会ったり見たり聞いたり体験せねばならない。
なべおさみさんが出会ってきた綺羅星ごとく本物たち、そこの舞台は芸能という場所で、そこと彼が憧れていたアウトローな世界であるやくざの話残したいと思って書かれたのがよく伝わる。芸能とやくざの繋がりを、やくざという言葉が生まれた背景やユダヤの失われた十氏族などの言葉や能の始まり、芸能の始祖と身分的には低いものとされていた人々が紡いできたものとご自身の考えを勉強されたものを混ぜ合わせてなべ論として書かれている。
昭和史や昭和の芸能や格闘技に疎い僕だが春日太一著『天才勝新太郎』や山城新伍著『おこりんぼさびしんぼ』や『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読んでいたので楽しめた部分もあった。昭和史と芸能史と興行史、大事な事はその時代の黄金期と呼べるであろう時代の生き証人は当然のように高齢になっている。生きた証として自分たちが生きた時代を残そうと、あるいは彼らよりも下の世代がその人たちの証言を残さねばならないという意志が、熱い想いが綴られている。そういう文脈の中でもこの一冊は様々なものを繋いでいく一冊だと思う。
僕は映画学校に一応言っていた人間だが、こういう芸能の歴史だとかは本当に知っておく方がいいと思う。先人たちの足跡を知り、変わらない人間の姿勢や業を考えることは大事なことだろう。そして今のテクノロジーの進化と共に変わる身体性の先に新し文化の萌芽があるはずだ、そして本物と偽物と似非物を見極めれたらいい。
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タレント・なべおさみのイメージといえば?と質問すれば、20代から40代の読者はなんのイメージも浮かばずに沈黙すると思う。
一方で、50代以上の読者にとっては、いかがわしい雰囲気をまとい、いかがわしい事件で芸能界から追放され、故・談志と仲良く瀬戸内海でサメを退治するなんていう、いかがわしすぎる活動により芸能活動に復帰した、なんともいかがわしい存在としてなべおさみをイメージすると思う。
そんな50代以上の読者へ向けて書かれた本書のベタラメぶりは凄まじい。あの、なべちゃんがもともとは不良でしかもそれなりの組織と関係を持っていた話や芸能界で売れっ子タレントになった時代の話。そして、どういうわけか再びやくざと関係を持つようになってしまう「芸能界のウラオモテ」を期待して読むと、えらい目にあう。
そんな話は一切、出て来ない。本書のタイトルは「やくざと芸能と」ではなく、「なべちゃんの暴力団・人種差別講座」が正しい。ページの半分以上をそういった歴史講座にさいているので、芸能界のウラオモテはほんの気持ちだけ収録されている印象だな。
なべちゃんがヒロミみたいに復活する日は遠いな。
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2014/10/31:読了
最近読んだ中で、ベストの部類に入る本。
2/3までは、自分の体験談。
10代の頃の 愚連隊・チーマー的な生活。
大学入学後の、付け人としての生活。ヤクザと芸能。
残り1/3が、ヤクザとはの話。遡ってイスラエルの十部族の話になった。ちょっとビックリ。
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なべおさみの昭和“裏”交遊録 - 日刊サイゾー
URL : http://www.cyzo.com/2014/07/post_17919.html
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困った本だ。読もうかどうしようか悩んでる人にはオススメするかもしれないけれど、万人に諸手を上げて勧めるような本ではない。興行である以上、かつてはヤクザと付き合いがあったのは当たり前の話であるので、その交際史は興味深い。あとは日ユ同祖論とかその他の部分をどう考えるか……
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語りはさすが。かつての名司会者だけのことはあった。交友関係を包み隠さない姿勢も評価できる。単純に楽しめる本。だけどやくざのことを美化しすぎてるかな。最近、駅でそれらしき輩にいいがかりをつけられ、恫喝されたばかりなので、なべさんの言ってることは、理解はできても納得はいかなかった。
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これまでの彼に対して持っていたイメージとは、この本を読んで、かなり違うキャラだと分かった。
娯楽として、面白く書かれている。
ただ、第三章のところ、独自のヤクザ論、
差別論を展開しているが、その根拠が見えない。
感想とか、こう思いますの話なのが、残念です。
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自伝だと思ったら、自伝以外に日本人の起源を含めた文化人類学のような内容まで書いてあった。それは別の本にしてもらって、この本では自伝と芸能人やアウトローの方々のエピソードに集中してほしかった。あと、文末がですます調とだである調が混じっているので少々読みにくい。加えて明大裏口入学事件をわざわざ章立てして扱うのであれば、その内容を顛末を含め書くべきだったと思う。
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恐れるものは何もありません。全て白紙の状態で、一から学んでいけば良い訳だと悟りました。
「人間、一日の締め括りは寝る時だ。その時いかに心地よく幸せに寝られるかが勝負なんだ。どんな嫌な事が事があった日でも、例えばその日食べた一杯のお茶漬けがおいしかったとか、道を歩いていたらいい女とすれ違ったとか、ほんの些細な事でいいから、悪い事は忘れていい事だけ考えて、大きく深呼吸して床につきなさい。そして、すこやかな睡眠を充分にとって明日への活力につなげる事。それが一番大事な事だよ」
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前半の芸能人としての歩みは先輩たちの豪快なエピソードが豊富でおもしろいのだが、後半は唐突に日ユ同祖論を援用する足が地についていない日本芸能論になったりして鼻白む。ヤクザが芸能に果たした役割を説明するにせよ、もっと説得力のある議論をしてもらわないと。
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自伝+芸能の歴史や文化人類学的な自説を書いたもの。
まずは世渡りが上手く利口な人だったのに驚いた。
それだけに息子の明治大学替え玉受験は不可解、本書の中ではほとんど触れられていない。
芸能界とやくざの関わりはあまりわからなかったが、やくざを賞賛したり暴対法を批判するような内容は受け入れられない。
常体と敬体が混在した文章も非常に気になった。
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なべおさみの小さい頃から今に至るまでの人との関わりについて述べたもの。
後半はやくざ等ついての歴史的な見解が入っていて、よくわからなかったが、そちらの方をメインに伝えたかったのかと思った。
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ですますとだであるの混合が甚だしく、彼の主張も、街のオヤジの説教の域を出ない。
花形敬との邂逅に興味があったが、サラリとしたものだった。
それにしても、実際の交友をベースにした話はまだいいが、「論」が出てくるとずいぶん鼻白む。
ただ、白洲次郎に言われたという「ニセモノ、エセ者、本物」という3類型には同感
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タイトルから芸能界とヤクザとの癒着を暴露する話かと思ったら、そうではなく、なべおさみ氏の自伝的なものだった。それも有名人、政治家との接点を主とした自慢話的な内容が多く、辟易することも。多少大袈裟に脚色しているかもしれない。