紙の本
意識の重要性
2017/01/15 13:37
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投稿者:turuf55 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いかに意識を業務に向けさせるかの重要性がよくわかりました。
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疲れた時に良い本。
知らず知らずのうちに仕事の目標を見失う、これは誰にでもあることだと思う。左遷人事の恨み、長年続いたコストカットへの不満・・・ビジネスにとっては本質ではないものだけれども人間としては自然な感情だからしょうがない。問題は感情を整理し、正しく目標を設定し、そこへ向かってやる気を喚起できるか、ということなのだろう。
筆者はマネジメントとか組織管理とか、そういったビジネススキルを勉強し、教える人たちのようだ。沢井社長(即ち原作者)は社長就任以前にも同様の学習や研修を行っていたのか、専門用語らしいものがいくつか出てくるし、部下をそういう外部研修に派遣したりする。
出向社長が従業員たちと心を通わせていく情緒的側面を強調しつつ、随所に自分たちの宣伝文句を散りばめる。そんなことをせずに、マネジメントには理論と実践が必要だと堂々と主張すれば良いと思うのだが、どうだろう。
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この本は、戦略でも、ビジネスプロセスの変革でもなく、マネジメントの本だと思う。
現場を変え、モチベートし、会社を変え、黒地にする話で、
綺麗な戦略や、工業経営、原価管理の話がメインではない。
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20150208
自分の勤める会社が、2年連続の赤字決算となるため『黒字化せよ!』というタイトルに強烈に惹かれて読んでみた。
著者の実体験に基づいた、万年赤字だった会社を、1年で黒字化させるまでの挑戦を、小説仕立てで綴った珍しい作品だった。20年以上前に出版された作品ではあるが、経営を取り巻く環境は変われども、人を資本とした経営の本質は現在にも通ずる事ばかりで大いに役に立った。
なかでも沢井社長が打ち出した経営方針である
『オレがやる』
『協力する』
『明るくする』
は、最も分かり易く大切な事だと思った。
また、決算内容を隠さずに朝礼で話したり、社内を巡回して正社員、下請けの区別無く気さくに話しかけるたりする事で、社員1人ひとりが会社経営を他人事では無く、自分事と思わせるような取り組みが何よりも効果的であると思った。
会社経営に参画出来るチャンスがあれば本書の内容を活かしていきたいと思うが、今の自分の立場であっても、常に自分が経営者になったつもりで仕事に取り組んでいこうと思う。
本書は経営再建のバイブルとして本棚に大切に保管しておいて、来るべき時に再読したい。
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オレがやる、協力する、明るくする
部下を育てるのが社長の仕事
プラスの打ち込み
いつか役立ちそうなことがたくさんあった。
歳とってからまた読みたい1冊。
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企業を変えるのは現場で働く人であり、現場で働く人を変えるには、変革者も変わりながら現場で働かなくてはならない。
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経営というより、マネジメントの手法をわかりやすく説いてある。
1980年代に書かれたようだが、小説形式なので、
誰でも楽しみながらさくさく読めてしまう。
本の中では、できすぎと思われるような順風満帆な印象を受けるが、
最後の解説にあるようにかなり頁を削ったようで、
実際には周囲を味方につけたり行動に落としこんだりするのに、
きっと苦労があったのだろうと想像できる。
自分はこの著者のような立場にはないが、
人に熱を持たせるということ、そしてさまざまな施策を立て続けに行う手法は、
とても参考になった。
書かれた時代から、そのまま現在に通用するわけではないと思うが、
シンプルな手法やメッセージは普遍性があり、今読んでも十分参考になると思う。
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全社目標 部門ミッションの土台となる経営哲学(企業観・職場観・人間観)のすり合わせ。
経営哲学は心構えであり、実現しなければ意味がない。
なぜ目標が達成できないか全員から聞く。
◎全社目標を実現する為に、各部、各課はどのような改革、改善を行うのか検討し、その改革・改善をそれぞれの部、課の目標を設定する。
各課内の目標のあり方は、課の目標を実現するためにという考え方で具現化する。方法は各課に一任する。
MBO-S《自己管理による目標管理》=「自己管理による目標を上手に使った仕事の進め方」
「目標管理」人事評価の為のノルマ管理ではNG!
会社のハッピー(業績向上)と従業員のハッピー(働き甲斐)の同時実現は、ギリギリ背伸びした「チャレンジ目標」によって可能になる。
◎重点商品の今後の戦略的重点指向製品の選択を続け、販売三ヵ年計画を作る。
→販売三ヵ年計画が確定したら、それにもとづいて製造計画、間接部門計画を作りこれらをまとめて総合三ヵ年計画を作成する。
組織のメンバーたちは自分の位置と役割を明確に認識する。
この目標を達成する為の社員の行動指針
①オレがやる。自分がやる。
②協力する。
③明るくする。
みなに新しい事をやってもらう。
課題解決という目標「課題解決目標」も大事。
多くの企業でMBO-Sが機能しないのは、目標の追求のみに偏った目標管理と、個別に焦点を絞り過ぎた目標管理という、きわめて狭義のMBO-Sを指向しているからである。
また人事考課の為の目標管理も、チャレンジ精神を鼓舞しようとする会社側の思惑とは裏腹に、チャレンジ目標の自主的設定意欲の阻害要因になっている。
=職場目標をみんなで達成しよう。=全社目標をみんなで達成しよう。 その為にあらゆることを実勢する。
◎外発的動機づけと内発的動機付け
ひとつは他社から与えられる働きがい(金銭的報酬、ストローク、承認欲求の充足など)でやる気を出す方法。
もうひとつは、仕事の面白さや責任感、あるいは事故成長の実感など、自ら取りにいく働きがいがもたらすやる気。
前者外発的動機付け、後者を内発的動機付けと呼ぶ。
組織を変えようとしたら、まずトップ自身がかわらなければならない。
トップがまず自分を変えて、それを組織のなかに伝え、組織のメンバーたちが自分を変えるという困難な作業が成功するような支援を惜しまない。
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ストーリーとその解説が並行して読める形式。だが解説のところでいつも止まってしまう。上手く行き過ぎの感があるが、仕事に活かせる要素が詰まっていて内省できた。
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会社経営というトピックを、町工場のストーリーに沿いながらわかりやすく説明している。
ただの経営ノウハウ本とはその点で違い、すぐに読み込むことができる一冊となっている。
経営者にとって必読書である。
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経営者が赤字続きの会社を黒字化させ、それを常態化させる物語とともに、どんな施策を取り組んできたのかを学べる。とても読みやすい。この本を読んで感じるのは、コミュニケーションがいかに大切かということ。企業の目指すべき目標を従業員全てに理解をしてもらい、中間管理職が各職場の目標に落とし込む。その目標に向かって一人ひとりが率先してアイデアを出して行動するよう促す。言葉ではすらすら読めるが、これを実践することはとても大変なこと。組織を束ねる人に贈る本。
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万年赤字会社を10ヶ月で黒字化した物語です。
黒字という響きに飢えており、また会社ってどうすれば変わっていくのか知りたくて手に取りました。
印象的だったのは、出向社長と社員との1on1で、誰もが赤字の原因についてオレだという人間がいなかったこと。
それを受けて出向社長は「オレがやる、協力する、明るくする」という非常にわかりやすくシンプルな行動指針を示すだけでなく、それをフォローする施策を次々に打ち出していることです。
「オレがやる、協力する、明るくする」
私も心掛けていきます。
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事業黒字化に向けて大きな設備投資をせず一年以内にその目標を達成。
システム面とメンタル面の両面から息もつかせぬスピードで矢継ぎ早に施策を実行してやり抜く。
私が最近手にする本は頭で考えるテクニック中心のビジネス書が多いが、久しぶりに昭和のものづくり現場の泥臭さや汗の匂いが感じられ心を熱くする事ができた一冊。
今の不確実性の時代こそこういったウエットな人間関係を介したチームワークが必要なのかもしれない。
同じ赤字事業を抱えるものとしてとても参考になる良書でした。
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タイトルのストレートさが目について読んでみた。
単純に非常に面白かった。
現有人員、現有設備のポテンシャルを最大限に高めるような人間主義経営とでもいうような、人の心、主体性を引き出すやり方で10ヶ月足らずで黒字に転換。
経営の泥臭さを深く感じる作品。