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きみはいい子 みんなのレビュー

文庫 第1回静岡書店大賞小説部門 受賞作品 第28回坪田譲治文学賞 受賞作品

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みんなのレビュー146件

みんなの評価3.9

評価内訳

143 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

映画からはいりました

2015/09/07 12:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画の宣伝を見て、とても興味を持ちました。
結局映画は見ることができませんでしたが、あらためて本を読んで、何かできるのに何もしなかった経験を思い出しました。

特に、主人公の息子と友人のお話で、「幸せなひとときがあった記憶が、それからの一生を支えてくれる。どんなに不幸なことがあったとしても、その記憶が自分を救ってくれる。」という文に心揺さぶられました。

私は娘たちにしあわせなひとときとしての記憶を持ってもらえているのだろうかと、かんがえされられました。

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紙の本

だれもが「べっぴんさん」のはずだから

2023/07/18 15:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

児童虐待のニュースを目にするたびに
 以前であったら、「自分の子供を虐待するなんて特別な事件」と見ていたことが
 「またか」と思ってしまう社会とは
 なんと傷ましいのだろう。
 もしかしたら、人間には自分の子供であっても憎しみを持ってしまう
 悲しい性でもあるのだろうか。
 それでも、そこから光明を見出そうとするのもまた
 人間だからだろう。
 2013年に第28回坪田譲治賞を受賞した
 中脇初枝さんの『きみはいい子』は児童虐待をテーマにした
 5つの作品からなる連作短編集だ。

 5つの作品は同じ町が舞台となっている。
 かつて桜並木が立派な町も、住民が増えることで、
 そんな桜にまで苦情がくるようになって伐採してしまった、そんな町。
 校名だけ「桜が丘」と名残りした小学校の校長が
 「よせあつめの町、よせあつめのこども」とついつぶやいてしまうような、そんな町。
 冒頭の「サンタさんの来ない家」は、
 その小学校の新任の男性教師が直面する学級崩壊と
 虐待を受けている一人の男の子の物語。
 「わるい子だから、サンタが来ない」と親に言われる子供に
 「きみはいい子」といってあげる教師。
 しかし、一旦家庭にはいってしまえば、教師といえども立ち入ることは難しい。
 それでも、前を向こうとする教師にやはり応援したくなる。

 「べっぴんさん」は子供の頃に親から虐待をうけた女性が
 自身の子供に虐待をしてしまう短編。
 同じような境遇のママ友に抱きしめられる彼女を誰が責められるだろう。
 「うばすて山」も子供の頃に母親に愛されなかった女性の話。
 その母が年老いて自分の娘のこともわからなくなる。
 施設に預けるまでのわずかな時間ともに暮らして、
 女性はやはり母を捨てていこうとする、たったひとつの灯りをもって。

 そのほか、「うそつき」「こんにちは、さようなら」を収録。
 どんな人であっても、生まれてきたことが幸せと実感できたら
 どんなにいいだろう。
 そんな願いがこもった作品だ。

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紙の本

すばらしい作品集

2019/05/28 22:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本はなぜか近所の図書館では児童書のコーナーに置かれている。中脇という人が児童文学者として著名であり、この作品集が受賞した坪田譲治文学賞が大人も子どもも共有できる優れた作品に贈られてきたものだからと思うが、この作品を児童に読ませるのはどうなんだろうか。もちろん、書かれている文章は平たんで一読するだけだと、子供向けに思ってしまうかもしれないが、その内容は闇が深い。みんな呑気に子供時代を謳歌しているように見えるが、子どもたちにはこどもたちの家庭事情がそれぞれにあり、けっして大人から見えるほど呑気ではない。大人は大人になったときに、そのことを忘れてしまっているのだ。どの作品も後味の悪い良品だ

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紙の本

映画にもなり、世界映画祭で受賞した逸品です!

2017/05/21 17:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、中脇初枝氏による作品で、坪田譲治文学賞を受賞し、また本屋大賞第4位に輝いた傑作です。加えて、映画にもなり、モントリオール世界映画祭で受賞しました。本書は全5編からなる短編集ですが、そのどれにも現代の家族が抱える人知れぬ傷を描き出しながら、同時にそこに射す確かな光をあぶりだすという独特の作風で読者を作品の中に引き込んできれます。内容的にも、描写技法においても、非常に過ぎれた作品だと思います。ぜい、一度、読まれてはいかがでしょうか。

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2014/04/08 12:28

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2014/06/07 10:47

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2014/07/10 19:02

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2014/04/10 16:57

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2014/04/25 16:14

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2014/04/18 23:09

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2014/04/17 20:32

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2015/02/15 19:16

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2014/04/29 23:00

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2014/05/09 13:18

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2014/06/07 22:33

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