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この作品は読んで良かったと思う。作品の世界観はとても儚く、脆そうなのだが文章はしっかりとそして、ずっしりとした力強い。このギャップに驚かされる。私自身も持病をいくつか抱えており、茉莉の気持ちは痛いほどよくわかるので少しだけ感情移入をしてしまった。つらいし、苦しいが乗り越えるしかない。終盤の茉莉の言葉に私は救われた気がする。
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全然知らずに手をとったけど、世界の終わり、素晴らしき日々よりの作者の作品。
この手の作品は、半分の月がのぼる空を彷彿とさせる。これはもっと現実的で冷たい描写もあるけど。面白かった、人によっては泣くだろうな。
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「一つ良いことを教えてあげます」
切ないけれどキラキラしたものが残る物語でした。
スプートニクの犬のところは鳥肌が立ってしまいました。そうやって命をつかっていけたら。当たり前だけど忘れてしまっている生と死について考えさせてくれました。
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秋の読書週間
とっても魅力的な女の子と出会える本。偶然の出会いに感謝。
「ひとつ、いいことを教えてあげます」
そんな、つんとした口調で柔らかい青春を味あわせていただきました。
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たまたまこの小説を手にした結果、メディアワークス文庫という括りでは2作連続で病気と闘う女の子のストーリーを辿ってしまった。そろそろ明るいのください。
シンプルで簡潔なんだけれども不思議と読みづらい文体が自分にはちょっと合わなかった。あと、自由な文章表現って言葉じゃフォローできない誤字が3つも4つも目についたのはさすがにな……。
幼馴染みの男女が過ごした年月は本当ならもっとずっと濃密で、たった一冊に無理矢理収めてしまうのは勿体ないと思った。少なくともこのテーマに限って言えば、三、四冊くらいで一つの作品にしてあげた方がより良いものになっただろうなと感じた。そのくらい、茉莉ちゃんは中身の詰まった魅力的な女の子だったから。
読み終わった後に夜空を見上げたくなる、そんな一冊。自分もやってみたけど曇ってた。
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どんな話なのかなと読み進めていたら何となく終わってしまった。
主人公もヒロインも、イマイチ存在感が希薄だったせいかな。
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主人公と同じ誕生日に生まれたヒロインは生まれながらにして身体が弱かったが、その分宇宙や科学への興味は誰にも負けない。彼女は今日も「一つ、いいことを教えてあげます」と切り出し、主人公を振り回しながらもマイペースに探求をするのだった。
「萌え」に安易に走っていかない部分や生真面目かつ丁寧な文章は好感触だったものの、大きく印象に残る感じは薄いかもしれない…
タイトルの「さよなら」はいらないかなあ