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ちょっと?
2019/09/07 13:14
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと足りない。
ちょっと所じゃないです。
かなり足りません。
おばかキャラが醸し出すおばか行動。
バカなキャラを描くのが好きな先生?
正直、中身がないですね。
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初っ端から、「大きなお世話」と阿部先生に怒鳴り返されそうな事を書くが・・・編集部は、先生を休ませて、心療内科に連行すべきじゃあるまいか
先日、阿部洋一先生の「橙は半透明に二度寝する」を読むと、薄暗い不安に駆られる、とレビューに書いたが、撤回したい
この『ちーちゃんはちょっと足りない』の方が心理的に軋む
不気味とか、おぞましいとか、そんな言葉で表現できる領域を超越してしまっている
読んでいて気持ち悪くなった漫画、バッドエンドで後味が悪いと思った漫画はこれまで何冊かあったが、読み終わって、自分が発狂してなくて安心したのは生まれて初めてだ
ジャンルは正直、断言できない。大雑把に言えば、少年漫画なんだろうが、ぶっちゃけ、子供が読んでも理解が追い付かないだろう。同時発売された『ギャラクシー6』と同等のスクールコメディなのかも知れないが、違う気もする・・・少なくとも、乾いた笑いすら出なくなったからな、途中から
読んだ人間の感じ方は様々なのは承知しているが、私はちーちゃんとナツの間にあるそれを「友情」とは呼びたくないなぁ
ちーちゃんのバカさ加減はイラッとはする、確かに。けど、『アホガール』のよしこと同じで、天真爛漫な言動は憎めない、悪戯をする子犬や子猫を可愛く思うのに近いかも
しかし、ナツの「卑怯」と使うのは、真っ当に卑怯な人間に対して申し訳なくなるほど、下卑た品性から来る言動は、ムカつきすらブッチ無視で殺意を抱くに至りそう
彼女は完全に、ちーちゃんに寄生しているのだ。面倒を見てあげている、そんな優越感に浸る一方で、自分のチンケなプライドをちーちゃんに守らせているのだ
確実に、ナツは弱い人間だが、同情したくない。成長を期待しているから、あえて冷たく突き放す、とかでなく、正直、関わりすら持ちたくない。初見で見知らぬ他人の評価を「最悪」にしない自信だけはあったが、ナツを見たら一瞬で「最低」の烙印を押してしまうだろう、多分じゃなく絶対に
『空が灰色だから』も、心の中にある水面に、“不安”って名前の濁った色の滴が落とされ、波紋を広げ、不規則な形に薄まっていき、いつまでも消えずに残っているような漫画だったが、これは一話完結なのに加えて、割と高い頻度で救いのあるオチもあったから、何だかんだで好きになれた。でも、この『ちーちゃんはちょっと足りない』は長編で話が繋がっているからか、逃げ道を見つけられなかった
基本的に、レビューってのは誰かに読んで欲しい、感動を共有したいから書くもんだが、ハッキリ言って、この漫画を勧めて良いのか、悩む
でも、まぁ、いっそ気でも触れてしまいたい、と思っている人はこれを読めば、自分が八方塞がりの悩みを抱えて、悲劇のヒロインを気取った自分に酔っているだけ、と気付けるだろうから、いつまでもウジウジと言い訳を繰り返して、自分から行動を起こそうともしないヘタレに与えてみるのもいいか
――――――・・・・・・あぁ、これで少しは読んでからずっと、頭の中で蠢いていた何かが落ち着いてくれると助かるんだが
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ちーちゃんは、ちょっとたりない。確かに。
最初は、ほのぼのだったのに…後半病み気味漫画に。
けど最後は救いがあったような気がするのだけど。。。
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コレを推薦する俺/私センスいい、とアピールするためのランキングを全力で利用するのが講談社、利用されるのが秋田書店。
オトコ編一位のなんちゃらのかたちとか出来レース感がすごいですね。
オンナ編一位のこちらとどれだけ売り上げの差をつけられるか楽しみです。
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うわあああしんどいしんどい
ナっちゃんリボンかわいいよナっちゃん
ああーナっちゃんは絶対将来ちーちゃんと疎遠になるんだろうな…。
ナっちゃんもちーちゃんもダメなやつすぎる…すき…。
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陰と陽。白と黒。前半4話は「ちょっと足りない」ちーちゃんをフィーチャーして、事情をちらつかせながらもポップ目な日常が描かれているものの、5話目を境に視点がナツに移ってからはストーリーも足りなさのベクトルも一気に暗転、怒涛の阿部共実節。そして最終ページへの帰結。全1巻、持ち味を圧倒的濃度で保ちながらもやはり面白かった。
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序盤はチビ、普通、メガネの仲良し女の子3人組が
繰り広げるゆるい日常漫画だが、中盤以降は登場人物が重い現実と対峙してゆく展開に。
ラストの何とも言えない突抜けた絶望感に戦慄『ダークよつばと!』とでも言うべき傑作。
阿部共実さんは『空が灰色だから』の頃からすごい漫画力のある作家さんだと認識していたけれど、初長編の『ちーちゃんはちょっと足りない』では序盤と終盤で同じ人物でもまったく印象が異なって見える内面描写を見事にされていて上手いなー!と感動。
特に第一話の最後のページと、最終回の最後のページを対比すると同じように見える描写なんだけど、そこから感じ取れるキャラクターの内面の変化に『おおぅ…』となって鳥肌が立つ感じ… これは素晴らしい漫画力。
読後、いつも『足りない』何かを探し続けて、満たされる事のないナツの今後が心配で仕方無い…
でもこれって今を生きてる僕らが皆、大なり小なり抱えている病理なんだよね…
この作品を読んで、阿部共実はチャンピオン出身のギャグ漫画作家と言う事もあって古谷実の後継者になれる人物だな、と強く思った。
第一話の試し読みがあるので是非読んでみて欲しい。http://motto-e.jp/blog/2013/post-63.html
2014.12.10 加筆「このマンガがすごい!2015」オンナ編1位、受賞おめでとうございます!
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最初は不穏な雰囲気を隠し切れないながらもほのぼのしていたのに、どんどんどんどんつらくなる後半。
ギャグは面白いわ心理描写は巧みだわでさすが阿部共実さん。すごい読み応えでした。体調の優れない時に読んだら寝込みそうでした。
こんなにつらいのに何度も読み返してしまうー。うおお。
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ナツの心情はよく分かる。
表面からは読み取れないこのタイプが一番重症。
好かれたいし、憧れられたいけれど、自発的に行動できず空回り。そして自己嫌悪。悪循環。
ちーちゃんよりも周りが見えるし、敏感な分、つらいのかな。
人に対して誠実に、夢に向かって努力を重ねれば打開できる。
がんばれナツ!
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阿部共実作品はぐっさり心にささる。
前半の足りない子ギャグからぼんやりと不穏になっていき、突き落とされる後半、ナッちゃんに感情移入しちゃってつらい。
クラスって狭い世界に色んな人がいて、それぞれに光と影があって、簡単にわかりあえたら苦労しないんだけど、そうはいかないんだよね。
幸せになって欲しいなぁ…。
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全8話。序盤は千恵の「ちょっと足りない」ところがウリの日常系漫画だと思いながら読んでいたが、5話目から話が動き出す。
著者の作品では一話完結型のものしか読んだことがなかったので新鮮だった。
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ほんとにこの人のマンガはコメカミからポッキー突っ込んで脳みそ混ぜ込むようなの描くの巧すぎるだろ、もー! 堪らず泣きかけたじゃないか。。。
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すごくつらい気持ちになった。阿部共実節が炸裂しまくってる。不定期連載中みたいだから大丈夫そうだけど、ここでラストだったら救われなさすぎる。
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これは、なんつーか、かなり痛い。
現代のどこかの街の、
どこにでもいそうな中学生の話が、たんたんと進む。
どこの公立中学のクラスにも、
一人くらいはいそうな女の子たち。
お勉強はさっぱりでまるで小学生並みだけど、
ま、仕方ないよね、あの子だし、悪気はないんだから、と「おみそ」扱いのちーちゃん。
ちーちゃんと小学校からずっとつるんでいるナツ。
ちーちゃんの言動を面白がりながら、面倒を見たり見なかったりの旭。
この三人の他、クラスの優等生とか、
ちょっと不良っぽい子とか、その他の子とか、
ちーちゃんのお姉さんとか、少しずつ描かれる。
短編の連載なので、
最初は「まるでお猿みたいなちーちゃん」の話を、
笑っていいのか、どうなのか、
ビミョーだなあ、と戸惑う。
話が重なっていくうちに、少しずつ、
「フツーの」「どこにでもいる」という言葉が
だんだん重くなっていく。
。。。とか、説明してもしかたないよなあ。
これは読んでみてください、としか言いようがないかも。
わたしはめちゃくちゃ「リアル」に感じました。
中学生をとりまく閉塞感と希望と、
中学生ならではの責任感とか、
不平等感とか、無力感とか。
この作品の、先の見えない、
実はどこにもたどりつかないんじゃないか、
という不安感とか
すごく「現代的」だと思います。
「今は、そういう時代なのだ。
そういう時代に、
どんな『子どもの物語』を描けばいいのだろう」と
おばさんは、立ち止まって考え込んでしまいましたよ。
こんなのがマンガであったら、
もう児童文学いらねーんじゃないの? って感じです。
「児童文学を書きたいと思っているおばさん」という立場からも、とっても痛いマンガでした。
この感じ、児童文学であえていうなら、
「かさねちゃん」に似ているかも、と思いました。
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ちょっとアホなちーちゃんと、その周りの人々を描いた日常漫画。
な、はずなんだが、実は、心臓を抉るような話。
人間が持ってる、人を羨んだりする感情の描写が怖い。
リアルで怖い。