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まるごと一冊表題作です。
元も子もないですが、全然BLっぽくないとこが良い笑
誰かをゆるせんことで
自分もゆるせんようになる 妹尾も俺も
妹尾頑張れ
俺も頑張るから
あとがきを読んで、作者の絵津鼓さんの真面目なお人柄が伝わってきました。
らぶらぶBLではないけれど、
誰かを自分の心のテリトリーに入れることで、自分の中に色んな影響が出るんだな~と、改めて実感させられた作品。
その後の二人の人生をBLとか関係なしに応援したい…!
(とりあえず、カバー裏のスギモンの進路に一安心)
なんなら、逆のアフターとか描いてくれてもいいんですよ絵津鼓先生!?!スギモンの可愛いとこ描いてくれてもry
疲れた心にご馳走さまでした(*^^*)
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「好きっていうより いとしい」
ある日の朝、小学生のときの同級生・杉本と妹尾は再会した。
偶然同じアパートに住んでいたふたりの間に生まれる交流。
大人になった妹尾はつかみどころがなくて、まるで猫みたい。
そんな妹尾を杉本はなぜだか放っておけなくて…
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慢喫で。
最初は「出、出た〜〜〜〜登場人物が美容師のやつ〜〜〜〜」って思ったけど思ったよりも空気感だけのBLって感じじゃなかった。
一応受け攻めはあるけどあんまり関係ない感じはいい。あと濡れ場描きすぎないところ。この絵柄でこの話のトーンで濡れ場はあんま要らない。
閉鎖的ではあるけど、家族のこととか人の心のこととかちゃんと真剣、真面目に描かれてる印象。
妹尾が高木さんたちと会うところの、セリフのない場面はとってもよかった。
あんまりテンションの上がらない、起伏もないBLだけど突拍子もない感じがなくて好き。
あと、最後一緒に暮らそ♡じゃなくてまた帰ってこいよなところがいい。
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全二巻読了。(20220525再読)
世話焼き美容師×過去の人間関係から逃げてきた猫系男子の、小学生時代の同級生の再会BL。『SUPERNATURAL/JAM』とややクロスオーバーあり&時系列的に『モアザンワーズ』ののちにあたる作品。
受けのとんでもない系過去もありますが、それ以上にお互いにお互いの気持ちがよく分かってないカップルのため、読んでるこちらがモヤモヤしてきてしまう一冊です。
ハピエンぽい一段落ついた一冊目の二人ののち、続(二巻目)の、何となく噛み合ってない感じと距離感……けれど突如なつっこくもなる受けに、攻めだけでなく読者側も振り回される体験をさせられているような。本作でも話には出ていますが、そんなにも慎重になった経緯は『モアザンワーズ』をご参照ください、ということなのでしょう。(なかなか読む機会がなく未読です)
複雑ながらも落ち着くところに落ち着いたご縁あるENDだったので、少し気持ちが疲れはしましたが、安堵できる終わりで良かったです。
一冊ずつより、二冊あまり間を置かず読むのが個人的にはオススメです。
『SUPERNATURAL/JAM』とやや繋がる箇所は照らし合わせて読む、などもしたりしました(笑)
絵津鼓さんの作品は割りとここでしか読めないBL感があるため、この感覚を楽しみたさから手に取ってしまいますね。★3.7
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主人公の杉本のセリフ、「好きっていうより、いとしい」ていうのがそのまま作品の雰囲気。アパートの住人同士という形で再会した小学校の同級生、杉本と妹尾の日常を細やかに描いた一見何てことないお話。
でも読み進むうちに彼らをとりまく状況や抱えている悩み、苦しみが見えてきて、共感するところがありました。
何かとリアルで、じわじわ胸にくるものがありました。
杉本の職場である美容室での様子や、住んでいるアパートの外観や室内の描写がしっかりしているので、虚構ではなくてまるで知り合いの話でも見てる気分になってしまいました。
杉本がゴミ捨てもきちんと規則を守るような性格でGが苦手とか、妹尾が大雑把で警戒心もゼロでゆるーい性格で女と子供が苦手とか、そんな雑多で細かい情報が散りばめられた中に、孤独や淋しさが隠れていることに気づくとものすごく切なくなります。
でも二人の関西弁まじえたやりとりはあたたかくて、クスッと笑わせるところもあって、話が重くなりすぎないところが読んでいてよかったです。
抱えているものがあった二人だけど、一緒にいることによって前向きに成長できたんだな~と安堵。
これからもボケツッコミでふざけたり、軽口叩き合いながらも楽しく仲良くやっていけそう。
とてもいい味持ってる作家さんだと思いました。次回作も楽しみです!
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雰囲気から大変すき。読み終わった後、しばらく「あぁー」しか言えなかった。何度も読み返すと思う。本当にいい。なんとなく手にとった本だったけど、出会えて良かった。
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関西弁がかわいい。絵柄もポップ。ストーリーも良かった。
妹尾みたいなふわふわした人間が側にいたら心が癒されそうだなと思った矢先の、まさかの子持ちという事実。血は繋がっていないけど。
杉本も仕事のこと、家族のことで悩んでいたけど、妹尾がいたおかげで上手くいったんだと思う。
良い作品だった。
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雑誌で別作品が気になったため既刊のこちらを読んでみた。大正解だった。
これは同級生の再会モノになるんだろうか。日常も、おふざけと成り行きだけの恋も、とにかく全てが自然体。自然体なのに、キャラクターに濃さがある。大きな地雷があるが、それさえ読めれば、必ず心に何かを残してくれる作品。
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妹尾が愛しいよ、妹尾。過去とうまく折り合いをつけられていない二人が過去と向き合って地に足つけて前に進む話だけど、この二人どうなんの、続きは?スクロールバー仕事しろ!ってなります笑
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表紙やあらすじから、そんなに期待していなかったのですが(大洋図書さんのフェアのために買った…)、思いのほかよかった。というかんじでしょうか。BLうんぬん、よりも、お互いが抱えてる過去の痛みや軋轢を、お互いに支えあって乗り越えてゆく人間ドラマがとてもよかったです。
なんとなく、どこにでもありそうなありふれたその歪みを持った二人が、お互いに、こいつがいるなら大丈夫かもしれない、思い切って痛みに正面からぶつかってみよう。と思う過程がよかった。
ああ、これは男二人だからこそ、こういうことになったのだし、だからこその二人だなあって思えた。
ほも萌えというよりは、思い出のマーニーとかみたいな、浄化の話だと思う。
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偶然隣に住んでいた小学生の時の同級生の杉本と妹尾。ネガ思考気味な杉本に対する直感型で動く妹尾。ゆるやかな大阪弁で喋るであろう杉本、お笑い芸人の様にテンポのいい大阪弁で喋るであろう妹尾。そんな二人が浮かんでくる作品だった。こう言う絵柄の人、最近凄く増えてる気がするが…この作品は作品世界と絵柄が凄くマッチしてたなー。絵柄でテンポが出てる感じがした。
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二人の事を丁寧に描かれてらっしゃって良かった。良かった。是非とも続きが読みたいと思った。その時は2人一緒で勿論幸せな話で。
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意外にも仕事頑張るBLだった。あと人生ふりかえろうBL……。主題が2人のラブではない話。とてもよかった。
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『モアザンワーズ』をジャケ買いして読み、あとがきにこのお話の盛大なネタバレと注意喚起ありつつも、気になったので読みました。
(余談だけど、最近ノーマルをまず読んで、BL畑の方だと知ってそっちの作品読んではまるのが続く。たなとさんも。
)
想像以上に、モアザン~のこれからを思うと重い展開でびっくりした。でも『IN THE APARTMENT』の未来があることを知ったから、あの三人の関係がどう着地するのかもちゃんと見届けたいと思う。
続きも連載中みたいで楽しみ。
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★3.6
思ってたより重いお話でした。表紙や絵柄から、可愛らしいポップな感じかと…。良かったけど好みじゃないな〜。妹尾たちがしたことわりと地雷…。杉本はすごい可愛かった!この子受けの方が萌えたかも。関西弁も可愛い。