投稿元:
レビューを見る
日本の教育の制度やしくみなどが詳しく分かる本。
日本の先生という職業は本当に大変だ。
日本の教育は先生に支えられている部分が多すぎる。
そろそろ分業にした方がいいかもしれない。
確かに日本の教育の方向は世間の何の根拠もない無責任な雰囲気に左右され過ぎだと思う。
もっと科学的な根拠を元に、方向性は決めるべきでは?
教育の効果などすぐに出るわけないのに一喜一憂し過ぎではないかと思う。
きちんと納税をする市民を育てることが教育の使命だと思う。
投稿元:
レビューを見る
学校の実態、教育委員会の組織、文部科学省の内部事情、PTA、給食、フィンランドの教育など「教育」と名のつくことは何でも網羅。わかりやすい。
投稿元:
レビューを見る
教育制度の変遷が分かりやすく書かれている。
審議されている「教育改革」の視点が、理解できるようになった。さすが、池上さん。
投稿元:
レビューを見る
池上さんが教育について語ってくれております。
5年前まで6年間塾講をやっていたし、将来は自分の子供を教育しなきゃいけないわけなんでね。
ただ、自分の頃と変わってるし、これからも変わっていくんだろうし。
ついていくのが大変そうだな…たまにこーゆー本読まなきゃダメだな。
投稿元:
レビューを見る
教育(主に行政)の動きが概観できた。
教員をしていても,国の動きについて知らないことも結構あったので反省。
投稿元:
レビューを見る
◆OECD加盟国との比較
・高校の授業料は34カ国中、31カ国で無料
・日本の15歳の生徒の75%以上が課外授業に参加している(韓国についで2位)
・GDPに占める公的教育機関への支出(2010年)
・日本・・・3.6%
・OECD平均・・・5.4%
投稿元:
レビューを見る
文科省は虎の門にあるから、通常官庁は霞が関だが、教育関係者から文科省は虎の門と呼ばれている。
私立大学が付属高校を作るのは、学生を確保するため。現在、私立大学の4割が入学定員割れしているから。
投稿元:
レビューを見る
鈴木寛さん来訪前に、日本の教育事情について、概要を把握しておきたいと思い購入。色々な論点が良くまとまっていた。あんまり教育関係の論点を網羅的にまとめてる本って多くはないのかも。
投稿元:
レビューを見る
教育機関への公的支出がGDPに占める割合
2010年日本が3.6%
OECD平均5.4%
比較可能な30カ国中最下位(4年連続)
投稿元:
レビューを見る
ジャーナリズムの役割を良く果たしているなあと感心。教育学辞典のようなものを参考にするようりは、断然これを読むべし。教育改革もよくわかる。さすが取材をしておっていただけある。
投稿元:
レビューを見る
なんと自分自身もゆとり教育を受けてきた世代だった?(定義次第だけど)とか、教育委員会、PTA、日教組の現在に至る経緯など、色々と認識不足であった。どんどん状況が変わっていくので、賞味期限は短いかもしれないけど、良い本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
日本の教育を広く概観。戦後の歴史、教科書、評価、先生、いじめと道徳、教育委員会と文部科学省、PTA、給食、新潮流、教育費と格差。
個別批判や否定は聞いたり読んだりしていましたが、とにかく幅広く概観すると、あまり語られて来なかったところの方がむしろ多くて、結構がんばってるんじゃないの、と思えてきました。それと、ゆとりって、生徒じゃなく先生の問題だったのね。
投稿元:
レビューを見る
日本の学校や教育制度の変遷が分かりやすく書かれている。学校の様々な制度は戦後のGHQが大元となっており、時代とともに行ったり来たりしている。知っているようで知らない話が多かった。
投稿元:
レビューを見る
教員は誰がどのような方法で採用するのか?教科書はどのように作られ各学校に採用されるのか?通知表はどのようにつけられるのか?PTAとは何か?といった、子供を持つ親として知っておいておかなければならないけれど意外と知らないこれらの疑問を解決してくれる、これまた池上さんの良書でした。面白かったのは、学校教育について随所に出てくる日本とフィンランドとの違いでした。例えば、両国は共にPISA(生徒の学習到達度調査)では常に上位に入る優秀国ではあるけれど、そうなるまでのプロセスに大きく差があるという点です。日本では、学校以外に課外授業(要するに塾)を受けている15歳以上の生徒の割合は75%である一方、フィンランドでは10%強しかいないという事で、確かにどちらの国の子供も優秀なんだけど、優秀になるために掛かる教育費の自己負担額(要するに塾の月謝など)が、日本の方が圧倒的に多いという点でした。どうしてフィンランドでは塾などに行かず学校の勉強だけで子供の学習が満たされるのか?というのは、国や自治体の教育に対する施策やそれに掛ける予算の差ももちろんあるのでしょうけど、それよりは、親が子供の教育にどれだけ熱心で自分達で責任を持って取り組んでいるか、というところにあると僕は思いました。例えば、自分の子供がどれだけ学校の授業に興味を持って真剣に取り組めるかというのは、果たしてクラスの担任の先生の責任なのか、親の責任なのか、ということだったり。池上さんは、クラスの担任の先生が抱える授業以外の雑務(親との面談、子供の問題への対応、クラブ活動の顧問など)が多すぎて一番大切な授業の質の向上に時間を割けなくなっている点を、今の教育の問題のひとつとして指摘していました。また、モンスターペアレントについての記載もありましたね、未だに給食費を払わない親がいるとか。給食についての日本とフィンランドの違いにも言及されていて、フィンランドは給食費は無料だそうです。でも、無料という言葉にただ魅力を感じるのは危険で、フィンランドの給食メニューはと言うと、パンとスープと簡単なおかず一品で毎日代わり映えのしないものだそうです。一方日本はと言うと、5,000円弱の給食費を払うだけで、ナトリウムや糖分や食物繊維やビタミンなど各栄養素の必要摂取量と摂取カロリーが完璧にコントロールされた上に毎日かぶる事のない多彩なメニューの給食が毎日食べられるという、他の国ではまず考えられない夢のような環境があるわけです。まさに食育ですね。こういう事を知らないままにただ給食費について文句だけ言ってしまうとモンスターペアレントと呼ばれてしまう上に先生の雑務を増やしてしまうことになるので、僕も本当に気をつけないといけないなと思いました。他にも、教育について他国との比較データがたくさん載っていましたが、単純に他国の真似をすればいいという訳ではないと書かれていて、僕も大いに賛成でした。結局のところ、子供には自分で考える力を身につけてもらう必要があるし、その為には、そもそもまず子供の教育の責任者である親が自分で学んで考えて主体的に行動する必要があると強く感じました。自分で考えて行動する、この事は、先に読んだ厚切りジェイソンさんの本から��学んだ事でした。
投稿元:
レビューを見る
日本の初等中等教育に関するこれまでの経緯と現状についてのサーベイ。鋭い指摘と筆者の思いが所々に見られる。