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知のオールレンジアタックを垣間見るような感じ。アタックというよりアクセスかな。様々な事柄に対してどのような本を読みどのように読み取ったか。そしてそれがどう役立ったかといったことが書かれている。気になっていた本があれば、あーやっぱり読んでみようかなと思ったりするしいろんな分野に興味を持つきっかけにいいと思う。いいきっかけを提供してくれると思う。
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【期待したもの】
・どんな本が紹介されているのか。レファ本の一つとして使おうかなと。
【ノート】
・「千夜千冊」的な、本読みのための本を目指したとのことで、使いではありそう。「啓蒙の弁証法」という難解なフランクフルト学派の哲学書が入っている辺り、なかなか侮れないセレクションになっている。ちなみに、著者がよく言及するハーバーマスもこの学派の流れ。
・本書の読みどころは対談形式の「文庫版特別講義」かも知れない。相手を務めている小峯隆生氏はかつて週刊プレイボーイの編集者をやってた人で、J.キャメロンの知己を得てシュワルツネッガーの「ターミネーター2」や「トゥルーライズ」にもチョイ役で出演した編集者。まだ健在だったんだな。対談の中で、いきなり他社の「読書の技法」についての話題を出している辺りが尋常じゃない。さすがと言ったところか。そして、著者自身から「『読書の技法』は出世したい人のため、『人に強くなる極意』は会社で楽しくやっていきたい人のためで、本書は前者と同じグループ」との言葉を引き出してるのが面白い。もしかしたら番宣ならぬ「本」宣かも知れないが。
・「読書の技法」では基本書は意見が分かれた時多数決を取るために3冊読むとのことだったが、本書では2冊だったのが残念。
【目次】
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どの本を読めば、どんな系統の本を読めば、自分の欲しい知識が手に入るのかを教えてくれる本。
この本は佐藤優の名著である「読書の技法」に近いと、巻末で著者は言っている。人の上に立つための教養を身に付けたい人のための本だ。57のテーマごとに二冊の本が紹介されている。本を読んで、たとえそれが小説であろうと、何かを得ようとする姿勢が大事だと思った。猫に関する本を読んで政治と繋げるなどして知識を増やす、特に読書の達人はこういう飛躍が得意だ。
この本をベースに読む本を探すほかに、読書の達人を利用するのも大事だと言っている。例えば松岡正剛、立花隆などだ。私は読んだ本のレビューを書いたら、松岡正剛の千夜千冊で同じ本があるか確認して読む。読書家の人たちの意見を全て真に受ける必要はなく、自分と違う意見はなんで違うのかを知るのも知識を増やすには重要な事だ。
この本は精査された一流の本が載っているが、世の中には知識を入れようとしても何も入らないクズ本も多い。本の仕分け方は「読書の技法」に載っているので、この本を併用して利用したい。
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"テーマを定めて読書をする。一つのテーマに最低でも2冊の本を読んでみる。
最初のハードルは低く設定しておく。
この本に紹介されているテーマ別の2冊の本は、厳選されたものだ。著者の佐藤さんはその倍以上の書籍を読んだ上で2冊に絞って紹介してくれている。こんなありがたいものはない。厳選された書籍を紹介されているのだ。
よい、ブックガイドの一つである。"
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いわゆる博識。よく物事を知り、考え、自身の意見を持ってる著者だと分かる。京都、学歴ロンダ、就活、戦争、政治、アメリカ、ロシア、国際情勢、資本主義、民主主義など、多彩な話題を取り扱っている。
生産者と消費者の本の読み方が違うらしい、本質的に突き詰めることの大事さが説かれている。
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本当の教養を身につけるために読むべき本をテーマ別に紹介した、読書案内の本。
読書は基本知識を身につけるのに一番適した方法です。何を読むべきかで悩むことがあれば、本書のような読書案内の本を読むのが良いでしょう。
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いくつか気になる本が見つけられた。ただ、ちょっと前の本なので国際情勢とかの情報もちょっと前。最近のやつを読むべきだったかも
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ホストは両者の関係が逆とホスト→惚れた女と惚れさせた男に移ったとたんホスト側の方が強きになる、いわゆる惚れた弱みにつけ込まれる。
ビール、日本のビールはラガービールが、99%、喉越し重視。エールビールは匂いと味。
詐欺師はマズローの5つの欲求をうまく利用して詐欺を行う。
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週刊プレイボーイに2008年10月〜2010年3月まで連載され、2011年に単行本化された際、加筆訂正した…連載中の“政権交代”前後に、閉塞状況を打破する政治方針転換を期待した記述はそのまま残っている、本書2014年の文庫化では前後に「特別講義」が入って〈読書ガイド〉としてさらに有益になった。
前編では信頼できる「本読み」として、松岡正剛、斎藤美奈子、鹿島茂、立花隆、佐高信が挙げられている/「本は買って汚しながら読まないと身につかない」
後編では「ネットばかり見ているとバカになる」 「(経験則で)1日の読書時間が60分未満だと意味がない」
56テーマに、“教養とは何より多視点から理解すること”との前提で2冊ずつ挙げられ、うち1冊はヤングがとうてい視野に入れてないと思われる本だったりする。
民主主義の基本は世論形成の「新聞」と「喫茶店」と言われてきた。が、大新聞の影響力は読売ジャイアンツの大衆的認知度並に減退しつつある。さて、すでにあったヤング男性向け週刊誌「平凡パンチ」に追いつき打ちのめした集英社の『週刊プレイボーイ』は、18歳以上投票民ヤングの政治意識への影響力はどうだろうか。
民主主義の良いところは、「失敗できる」こと。失敗して「あんな政治家を選んだ我々のせい」と反省できれば、(太平洋戦争後の東久邇内閣に失望して戦後日本で皇族の政治発言が封じられたように)、教訓を得ることもできるだろう。