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紙の本
眼力とは「考える」こと。
2021/07/11 10:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書のタイトルは「眼力」です。第一印象は強烈だな、でした。インパクトがあります。本なので、タイトルにインパクトは必要だと思いますが、それにしても凄いと感じました。
語り口調で綴られた本書は、スラスラというより、立て板に水が流れるが如くスルスルーと読めてしまいます。ですが内容は濃密。ニコニコと笑顔が優しいけれども内奥はグッとパワーがあるような感じです。
本書を読了して痛感した事は、兎に角しっかり・じっくり「考える」です。出口治明氏も同じ事を言っていました。「考える」とは、即決しない、という時間的要素も勿論ありますが、本当に必要なのか?、本当は何が隠されているのか?、本当は何を伝えようとしているのか?といった「本当は・・」を自分に問い掛ける事だと思います。そうすれば見えていなかった事実が浮かび上がる、表皮が剥がれて本音が判る、のです。
会社を大きくする、人から話を持ち込まれる、何かに救いを求める・・いずれも悪い事ではありません。ただそこには、所謂、罠というか、なにかが待ち受けている訳です。そこに目を向ける事が肝要だと本書は警告しています。
折を見て再読をし、自身に意識付けをしていきます。人間、忘れる生き物なので。
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