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できる診断医の頭の中で起こっている事を可能な限り文字にしようと試みた本。
(筆者には全然及ばないながらも)診断の際、意識下で行っていることを形として認識することに大きな意味があった。
卒後10年弱の若い筆者がここまでの本を書き上げることに素直に感動。
世の中にはこういう突き抜けた人がたまにいる。
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「診断の技法」という切り口で1冊の本にまとめていた本。pivot診断という部分が非常に面白いと感じました。これを読んでいると診断内科というスペシャリティができそうですよね。
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さまざまな診断の際の考え方を、戦略フレームワーク、セッティング、症候、検査所見などのカテゴリーで教えてくれる本。自分の診断の思考過程のくせを知り、新たな思考過程を覚えるのに役立つ。個人的には系統的鑑別のMEDICINEと、ひらめきながらもピットフォールを意識するPivot and Cluster Strategyが好き。装丁・レイアウトも非常に見やすく、おしゃれ (S.Y.)
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積読を消化。診断推論に行き詰まったりした初期研修医の後半以降から読むのが良いかもしれません。何回も読めばその時の臨床経験に応じて見え方が変わる良書だと思います。
「診断戦略」という耳慣れない言葉ですが、その名に負けない診断のフレームワークが満載です。
診断について考えたい・深めたい人、後輩への指導やケースカンファレンスの司会にあたる人に良いと思います。
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特に目を引いたのは以下
・Pivot and Cluster strategy
・Horizontal-Vertical tracing
・BackgroundとExposure
・ブイ疾患
・関連痛へのアプローチ
・希少疾患の捕まえ方
など、改めて捉え直す刺激がたくさん詰まっています。
最後の鑑別リストも自分のものにできるとよいと思います。
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診断戦略を中心に、総合内科・診断医学の態度・考え方を熱く冷静に語っていて気持ちよかった。
ある程度熟練した医師なら感覚的にわかっていることでも、概念化・言語化し、命名したり戦略・戦術レベルまで落とし込まれているのはすごいの一言。
総合医としての診断スキルをどう深め伝えていくか考えている人には必ず何らかのヒントが与えられる名著だと思います