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世の中には多くのコンサル本があり、中小企業や個人事業の方を対象としたアドバイスがされていますが、それらを読んでいると多くの共通項が見つかります。
本を書かれている方も昔は勉強をしてので、その時に学んだ教科書や師匠がいるはずですが、その部分は「秘中の秘」のようで、通常それは表に出てきません。
この本の著者である「ダン・ケネディ氏」は、ダイレクトマーケティングの世界的権威で、いまだに現役というところが凄いです。彼のアドバイスは今も効果があり、その効果は業界に依存することなくすべてに通用するようです。ネットで彼の本を調べてみると、多くの中古本が高価な価格で取引されています。
この本は、ダン氏の翻訳本としては最新の本(2014.7現在)です。この本は、個人事業者や法人化を考えている社長さんに、是非読んで欲しいと思いました。
この本で衝撃を受けたのは、結果の出ない人は、物事に優先順位をつける(p202)でした。多くの自己啓発本で「優先順位を明確に」と書いて有る中で、凄く新鮮なのですが、これを私なりに理解して自分の行動に落とし込むのが今後の課題と認識しました。
以下は気になったポイントです。
・あなたの会社に、あなたにお金を払ってくれるお客さんを引き寄せること、そしてそのお客さんが繰り返しお金を払ってくれるようにすること(マーケティング活動)が、社長の本来の仕事になる(p33)
・ビジネスの中心になるのは商品ではなく、顧客である。その顧客を獲得してリピートさせるのがマーケッターの仕事(p35)
・業界の平均、標準というのは、あなたの目指すような状態か、成功している状態か。業界の動向、慣習・事例をもとにやることを決めてはいけない。ヒントは異業種にある(p37)
・マーケティングの仕事の実例、あなたへの需要を供給よりも高める・繰り返しお金を払ってもらうため・月間プラン作成にどれだけ時間を使っているか(p39)
・ダンのマーケティング成功の基本原則に、1)マーケット、2)メッセージ、3)メディア、の3Mがある(p42)
・マーケティングの成功に寄与しない品質へのこだわりは「間違い」その商品品質が顧客に受け入れられるか否かは実際に市場に出して見ない限りわからない(p49)
・ダイレクトマーケティングは、同じ人に2回以上買ってもらうことによって利益を得るビジネス(p58)
・メッセージに含まれるべきものとして、具体的で意味の有る言葉・レスポンスにより魅力的な結果が得られると約束・オファー(魅力的な餌、取引条件)を提供・明確なお客の次の行動の指示・すぐに行動を起こさせるための特別な理由(先着、日時指定など)(p61)
・最大の発見、3ステップレター、同じオファーを送るたびに表現を少し変えて3回送る(P65)
・マーケティングシステム(資料請求の何日後にDMを送付、電話をかけてスクリプト通りに話す等)を作成し、最初の無料冊子を作成・送付することに注力する(p69)
・顧客へのニュースレターは、紙��体で送ることを推奨、新規顧客を一人獲得するコストと既存顧客を一人維持するコストを比べる(p73)
・ビジネスとは、顧客(群れ)を獲得し、維持すること、顧客との関係の強さこそビジネスにおける最大の資産(p75)
・マーケット(お客さん)からどう見られたいか、を考え、そう見られたいためにメッセージを発信し続ける(p79)
・昔使われていたアイディアや、異業種のアイディア、直接的に競合していないビジネスのアイデアからヒントを得て、それを自分のビジネスにアレンジする(p99)
・ダイレクトマーケティングにおいて失敗はない、あるのはテストの結果、こういう結果がでたらこうする、と常に次を考えておく、特にうまくいっている時ほど、冷静にリスク管理を行う(p108、111)
・社長が絶対に人に任せてはいけない仕事、1)銀行口座の管理、2)マーケティング、商品やサービスに一生懸命になって、ホームページ業者に集客ページを任せる等はダメ(p124)
・あなたは、あなたが今、考えている通りの人間になる(p129)
・価格の安さを売りにするビジネスは、死ぬ。置き換え可能な一般商品として認知されてしまうと価格でしか選ばれない、複数の商品と組み合わせる・別のサービスや体験をつけるなどで、付加価値をつけて売る(p140)
・たくさんのお金を集めたければ、1)お金のことが好きで、お金を本気で欲しいと思う、2)しっかりとお金を請求する(p156)
・興味があります、と手を挙げてくれてくれた見込み客に対して、情報提供した後でセールスを行うという手法で飛び込み営業を不要とする(p169)
・情報発信時に同業者の反応は気にしない、顧客を見ながらメッセージを作る、お金をくれない人の意見は気にするな(p174)
・商品の良さは、あなた自身が勧めるよりも、第三者があなたの商品を勧めるほうが10倍説得力がある(p180)
・自分の時給は物凄く高い、見かけの年収、労働時間で計算する場合落とし穴がある。8時間の労働においても生産的な時間は3分の1も無い(p195)
・すべての仕事が優先順位1位、成果の出ない人は物事に優先順位をつける。すべて同時に実行することでパワーが出る(p202)
・億万長者何人かの共通点は、アイデアから実行までのスピードの早さ、お金はスピードが好きなので、すばやく行動した人のところに、お金は集まる(p204)
・被害者は自由な人生をコントロールできない、自分に起こることはすべて自分の責任だと考えることができなければ、コントロールを手にすることはできない(p217)
2014年7月20日作成
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ダン・ケネディの考えが再確認できる。しかもその考えが,寺本さんのフィルターを通して日本版に翻訳されてる感じ。迷った時にさっと読み返せそうなくらい,噛み砕いて教えて下さる。
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やっぱり外国的考え方なんだよなこういう事って。確かに自らの企業の業績を上げるためにはこういう考え方は必要なのだろうが日本的企業にむやみに広げるのもどうなのだろうかと思う。
決してお客様は神様ではないがお客をお客と見ない考え方に日本人として異議を唱えたい。これからの日本企業がこのような考え方によって成長していくのならばすでにこの国の先は見えていることだろう。
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成功したければ人と同じことをやるな。
とにかくなにか思い浮かんだらすぐ実行に移せ。
ターゲット絞らないのは売れないことと一緒。
などなど色々とダンケネディの視点を簡易に教えてくれる本。
簡単に読めるが、しかしその反面あまり面白い感じでもなかったかな。
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ダイレクト・マーケティングの世界的権威と言われるダン・ケネディ氏のエッセンスをまとめた本(ダン・ケネディ氏の著作ではない)。さらっと読める内容ではあるが、個人事業主でも活用できそうなヒントが散りばめており参考になる。
なお、本書の著者はセールス・コピーライターとのことだが、本書を読む限りでは文章力に不安を覚える(句読点の使い方、表記の揺れ、脱字など)。コピーライターとライターは違うし、書籍編集者の腕もあるのだろうが、このあたりが読んでいて引っかかる。
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社長の仕事はマーケティング。それが本来の仕事。
3つのM=正しいマーケット、正しいメッセージ、正しいメディア。
ネットビジネスは存在しない。メディアの問題。最高のメディアはDM。
ブランド構築イメージ戦略のためのDMはしない。
広告は積極的に。リスト化してDM。
3ステップレター。しつこいくらいフォローする。
マーケッティングシステムに仕上げる。
群れを意識する。ダイレクトマーケティングとは関係性のビジネス。
マーケティングで何でもできるは、何もできない。ニッチにチャンスがある。
悪用されることが心配なくらい大胆なメッセージ(特典)を送る。
周囲の人と違ったことをする=一般大衆は常に間違っている。
一流のマーケッターの仕事を盗む。=真似をする。
インフォメーションマーケティング=自社の成功ノウハウを売る。
従業員のベストはゼロ。
銀行口座の管理とマーケティングは人任せにしない。
お金は無限にある。遠慮なく儲けても他の人の分はなくならない。
未来預金=キャッシュポイント、を貯める。
価格が高くて売れなかったら値下げをするのではなく価値を上げる。
高いほうが売れるものがある。理由をお客に探させるような仕組み。
全員が顧客ではない。嫌な客は相手にしない。
リードジェネレーション=見込み客の生成。
売れるコピーを書くスキルは収入を決める。
魅力的過ぎて断れないオファーを出す。
お客に商品のすばらしさを語らせる。
スピードが勝負。お金は素早く行動した人のところに集まる。
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マーケティングが大事らしい。
そして殿様商売。
値段を安くして頑張って。お客さんに常駐して、クレームの対応。
現場の人間は逆に行っちゃってるな、キツイだけでお金ない、、
あと ダンケネディが著者かと思ったら、寺本という人だった。
ダンケネディ 「から学ぶ 」 って小さく・・
寺本は学んでますね ダンのマーケを
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社長の仕事はマーケティング、大事なのは上質な顧客を維持することといった、ビジネス上のテクニックやノウハウに始まり、仕事もプライベートも充実させるにはどのように思考してどんな行動を取ればよいかなど、生き方にも言及。見開きごとにトピックが簡潔にまとまっていて、読みやすくて面白かった。