- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
どうしようもなく魅力的。
2015/01/27 00:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪の風俗街を舞台にした中篇「地下の鳩」「タイムマシン」が収録されてる文庫本です。女性のプライドとか男のクズさ(というより憎めない残念さ?)とか人間のしょうもない性みたいなものが、西さんらしい人情味のある文章に詰まっています。
この作品に出てくる登場人物は皆、どこかが欠けていて、孤独なようで誰かに依存していて、どうしようもなく魅力的です。一見、重くて暗い作品のように感じますが、私には西さんらしい人生賛歌のようにも思えました。
紙の本
余韻の残る夜の街の話
2014/09/28 09:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wayway - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな話も書けるんだというのが率直な感想である。
そして、ちょっと嬉しい感情もある。
「こんな話」とは、夜の街の物語であり、水商売に携わる
人の話である。「ちょっと嬉しい」のは、これまでの著者の
イメージが結構、人情に通じた物語が多かったので、そればかり
であると、私にはきついなあと思っていたからである。
本書には、2篇収められているが、つながっているようでひとつひとつの
物語としても読める。これを連作と呼ぶのかわからないが、短編というほど
短くもない中編になるので、独立性が強い。
どちらも、良い。大人の小説である。
じんわりとくるものがある。
こんな話を書く事ができる著者の、楽しくて切ない物語や
人情に通じた物語は、さらに味わい深いものがある。
紙の本
著者買いでした。
2015/09/08 01:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
『きりこについて』で著者のことを知り、少しずつ著者の本を読むのを楽しみにしています。最後の結論のようなものがいいと思いました。
紙の本
漁港の肉子ちゃんと比べるとギャップが強め
2019/08/27 19:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カツセウョシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間の愚かさや弱さをちゃんと見せられるような感じでした。なんだか心理的に独特な不快さがあり、この本のメイン的な登場人物はあまり好きにはなれませんでした。
でもオカマさんの登場人物は好きです。
紙の本
可もなく不可もなく…
2021/03/13 23:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
西加奈子さんは好きな作家さんだが、この作品はやや期待外れ。2話目のサイドストーリー(?)「タイムカプセル」の方が、余韻が残る作品。人の本当の気持ちを知ることは難しいし、本心に触れるのは怖いと感じた。