電子書籍
テンポよくストーリ展開するエンタメ性の高い作品
2018/12/11 07:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
STに属する特殊能力を持つ5人のスペシャリストの活躍を描くシリーズ第1弾です。
法医学担当の極端な女嫌い赤城左門、第一化学担当の武道に優れ、超人的な嗅覚を持つ黒崎勇治、第二科学担当で曹洞宗僧侶でもある山吹才蔵、文書鑑定担当の美青年にして「秩序恐怖症」の青山翔、物理担当の超人的聴覚を持つ美人でナイスバディの結城翠の5人は科捜研でも有能な変わり者たち。彼らを率いるのは若いキャリアの百合根友久警部。体育会系の空気にいまいち馴染めず、ST班長としての役割にも苦悩しています。
このキャラクター設定だけでもかなり面白いですが、彼らの交わす珍妙なやりとりも相当おかしいです。
中国人ホステスが2人、中南米系娼婦が1人中野区管轄内で殺害され、最初は淫楽殺人と見られていましたが、3人ともマフィアの愛人であったこともあり、マフィア同士の報復殺人の線が浮かび上がりますが、青山翔はそうした捜査本部の流れ異を唱え、プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾を指摘し、単独犯による「連続殺人」である可能性を示唆します。
テンポよくストーリ展開するエンタメ性の高い作品です。
電子書籍
おもしろかった!
2015/08/25 13:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:narko - この投稿者のレビュー一覧を見る
先にドラマを見ていて、すごく面白くて好きだったので、前々から読んでみたいと思っていました。内容は、ドラマとは少し違いますが、ドラマの登場人物を想像しながら読むととても楽しく読めました。シリーズが他にも出ているので、全制覇したいと思います。
紙の本
衝動買い
2015/02/05 00:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Oku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ドラマが面白かったので、買ってみました。ただ、ドラマとは登場人物が違っていて、また全然違う魅力があります。ドラマは原作の大筋からは外れていませんので、ドラマで面白くないと感じた人は買わない方が良いでしょう。なにぶん原作のシリーズがとっても長いのでまだ私も読み切ってはいないのですが、キャラクター達が個性豊かで引き込まれます。このままだとシリーズ大人買いしてしまいそうでちょっと怖いです。
紙の本
とてもリアルで面白い
2014/06/29 12:55
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:洸希 - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察官が捜査でやっていることがそのまま小説になっていてリアルで面白い。
電子書籍
それぞれのクセがすごい
2022/06/27 08:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
クセがすごい人たちをまとめたり、フォローするのは大変だろうなと思いました。でも、信念を持って事件に立ち向かい、堂々と自分の意見を述べることができるのが羨ましいです。
投稿元:
レビューを見る
軽く読める事件もの、シリーズ1作目。
特殊能力を持つ捜査官が、活躍します。
警視庁科学特捜班、通称STが創設される。
束ねるのは、真面目な百合根知久警部。
専門家のリーダーは、赤座左門。法医学担当。
彫りの深い顔立ちで無精ひげに男の色気があり、女嫌いだが、周りに人が集まってくる。
毒物などの担当は、黒崎勇治。武道の達人でもある。
文書鑑定担当は青山翔。恐ろしいほど端正な美貌の青年。
物理担当の若い女性は結城翠。セクシーな服装で、異常に聴覚が発達している。
そして、僧侶でもある山吹才蔵。
僧服で現場に駆けつけ、まずお経を上げるという。
それぞれの分野でトップクラスだったのだが、優秀さと引き換えのように個性的過ぎて、組織からは浮いているメンバー。
たたき上げの警官・菊川警部補からは反発され、百合根警部は気をつかいつつ、何とか彼らの才能を生かそうとする。
ゴレンジャーのごとき色の付いた名前で、劇画乗りの展開とでもいいましょうか。
連続殺人事件は鮮明に描かれていますが、現実味があまりないので怖くはないです。
「隠蔽捜査」シリーズが面白かった今野さんですが、ものすごく多作な作家さんなんですよね。
手っ取り早く読めそうで、傾向の違うものを探して読んでみました。98年にノベルスで出ています。
ドラマ化もされたんですね~。
百合根が岡田将生とは意外な~原作どおりなら美貌の青山を演じるところかな。
最初は5人の特徴がばらばらすぎて、一人ずつの役割の印象はそんなに残らない。
悩める凡人・百合根警部のほうが心情的にわかりやすい、ってところはあるかも。
パーッと読めて、気晴らしになります☆
投稿元:
レビューを見る
7月スタートの藤原竜也と岡田将生主演ドラマの原作。個性的な5人の科学捜査員たちを主人公とした警察小説です。キャラが立ってて、気軽に読めます。
何より印象に残ったのは、裏社会でも暗躍する二人の外国人が日本と日本人を評した場面。もうね、けちょんけちょんです。
たとえば・・・
「それは、支配者が誰であっても素直に従うという意味だろうか?」
「基本的にはそうだろうね。政治家がどんな連中だってかまわないんだ。」
(金融など様々な場面の自由化政策について)
「それとても、政治家の愚かさの現れなのだが、国民は何も行動を起こさない。(中略)戯言に、国民はあっさりだまされている。まあ、早晩日本は駄目になるにしても、金融その他の自由化はそれに拍車をかけるね。」
「あの国は、選挙も飾り物なら、政治家も飾り物だ」
この作品が最初に発表されたのは、1998年。
今の現実とのシンクロ具合にびっくりする。
投稿元:
レビューを見る
テレビでの連ドラ化をきっかけに、放映時に観逃してたスペシャルドラマをネットで観て面白かったので手にとったのが正直なきっかけ。
先に映像化を観て原作を読むっていうのは、なかなか稀なパターンなのですが、とても楽しめました。
警察組織の枠に収まり切らない5人の科学捜査のスペシャリストと、それを束ねる若手凡人キャリア。
ありがちな設定のように見えて、はみ出したままでは終わらない、周りの人間を少しずつ惹きつけ、引き入れて行くっていうのが新鮮でした。
投稿元:
レビューを見る
ドラマは時間が合う時に一度だけ観たけど、原作とは違うんだなぁ。とこれを読んで思った。そもそも、赤城と百合根がドラマみたいにわちゃわちゃしてない。個人的には、原作の立ち位置が好きかも。STのメンバーは個性的で魅力のある人間ばかりで、それぞれの専門知識に関してはピカイチ。その個々のチカラが一つになった時、真相が明るみになり事件が解決する。スッキリした結末。話の内容も面白く、ぐいぐいと引き込まれてしまった。シリーズも結構出てるみたいだから、今後も読み続けたい作品の一つ。
投稿元:
レビューを見る
刑事ものを立て続けに読んでいるが、今野敏の作品は、キャラが立っている。ドラマ化したくなるのがよくわかる。
投稿元:
レビューを見る
ドラマにはまり、まんまと手に取りました。
ドラマでは百合根と赤城のコンビネーションが特に強調されていますが(原作でも回を追うごとにそうなってくるのかしら?)、本作では癖のあるメンバーのチームプレーがより愉しめて、次作も読んでみたくなったのでした。
投稿元:
レビューを見る
能力抜群の5人のスペシャリストの見事な捜査、ここに始まる!ST初登場編新装版。
史上最強の科学捜査部隊、第1の事件!
多様化する現代犯罪に対応するため、新設された警視庁科学特捜班、略称ST。繰り返される猟奇事件、捜査陣は典型的な淫楽殺人と断定したが、ST青山は一人、異を唱える。プロファイリングで浮かび上がった犯人像の矛盾、追い詰められた犯罪者の取った行動とは。最強チーム警察小説シリーズ第1作、新カバー版。
2013年スペシャルドラマ化
2014年「ST 赤と白の捜査ファイル」として連続ドラマ化
2015年上記タイトルで映画化
投稿元:
レビューを見る
ドラマを見てたら原作が気になってきて購入。
私みたいにドラマから入る人も今後いると思うので、まずドラマとの違いをあげてみます。
・赤城は無精髭があって大人の色気がある。
今回読んだ限りでは対人恐怖症ではなく女性恐怖症。
引きこもりでもない。
・青山は誰もが見惚れる美青年。
・黒崎は無口だが普通に喋る。ロン毛。
・ガッキー君、それに類するものは登場しない。
・ドラマでは赤城と百合根が行動を共にすることがかなり多いが、原作はそんなことない。
大きな点としてはこういった感じです。
あとは出番的には、
菊川>百合根>青山>結城>黒崎>赤城>山吹
という感じでした。
流れ的には面白かったですが、まだシリーズ一作目だからか、キャラの掘り下げがあまりないというか個々の印象は薄かったように感じました。
あとは、個人的に地の文が平板なような感じというか…なんだか味気ないように感じました。
軽く読めるけど楽しいので、さらっと読みたいときなんかには最適かと。
投稿元:
レビューを見る
ドラマにはまった勢いで読み始めました!警察モノを初めて読みます。
赤城、青山、翠、黒崎、山吹という個性的なメンバーと彼らをまとめるキャップ百合根。それぞれの得意分野とか、特殊能力とかが発揮される場面が楽しいです。ゴレンジャー的要素いいなぁ…!
みんな自由で飄々としていてキャップがかなり苦労人です。
今はまだ頼りないけど、百合根が活躍する巻とかもあったらよいのに…
青山がプロファイリングを始め出してから一気に読めました。
他のシリーズも早く読みたいです!
投稿元:
レビューを見る
後半やっと話が進みだして面白くなる。
それまではスムーズに流れない登場人物紹介が続く。
2冊目以降に期待。