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紙の本
後宮を舞台にした和風ファンタジー
2016/01/30 22:52
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雪花菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『あなたの予想を裏切る』の文字が踊る帯、表紙の雰囲気、八咫烏という生き物が支配するという世界観に惹かれて手にとりました。
正直なところ、はじめに読み終えたときの感想は「なんやこれ、もやもやする!」でしたね。
和風ファンタジーの雰囲気が好きだったので、それをいまいち生かし切っていないように感じられる展開、結末に至るまでの伏線の弱さ、結末の唐突な感じ。
『どんでん返し』に「やられた!」と思う反面、結末自体に釈然としない部分もあり、肩透かしをくらったような気分にもなりました。
このへんは賛否両論あるかもしれませんが。
ですが私は、「なんやこれ!」と思わず叫んでしまうような結末だったからこそ、だからこそ、この作品は評価されるべきだと思いました。
読み終えた後はもやもやするかもしれません。「なんやこれ!」と叫びたくなるかもしれません。
でもこの物語のことが、決して悪い意味だけでなく心に残り、この作品の世界に惹きつけられる自分に気づくかもしれません。
一読の価値はあると思います。
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期待の裏切り感ナシ。
2019/04/23 12:50
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻を読了してから逡巡した挙句、1巻を購入し読了しました。2巻を読了していたので、スイスイ読み進める事が出来ました。う~ん、女は怖いです。個人的には意外感を得た結末でした。
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先の読めないストーリー
2017/03/04 11:30
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前読書好きの方が薦めていたので、一度読んでみようと購入しました。しばらく積読状態だったのですが、読み始めると止まらず、予想をことごとく裏切る展開が楽しい一冊でした。八咫烏シリーズとして続いているので、すぐにでも次の巻が読みたくなります。次に刊行された『烏は主を選ばない』とは表裏一体の仕掛けとなっているので、併せて読むとよりハマります!
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驚いた
2016/09/28 04:49
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:OGE - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな手法があるのか、というのが読み終わった最初の感想だった。
途中まで読んだ内容が、最後の章で突然覆されてしまう・・・。
最初はぽかーんとしてしまったが、うん、成程面白いと言えば面白い・
とにかくシリーズをもう一冊読んでみよう、という気になった。
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スンナリ読めます
2016/03/28 17:00
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まだまだbutterfly - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーなんですがスンナリと読めます。最後の展開は裏切られましたが女の世界を描いていると言う事で、なるほどと納得しました。シリーズで読みたいと思っています。
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だまされました
2021/04/30 21:53
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
書き出しからは、世情に疎いお嬢様が宮中で苦労しながら成長するというお約束パターンかと思っていました。人物相関図を頭の中でイメージしてみても、お約束の意地悪キャラとかわかりやすいと思っていました。
ところが、だんだんその構図が怪しくなり、最後には気持ちよく「だまされた!」となりました。
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真赭の薄かなぁ推しは
2020/07/23 13:08
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後ホラー読んでるのかとも思ったよ。それぞれの家が複雑なだけに読み進めるのが難しかったけど、綺麗な姫を想いながら読むのはとても楽しかった。
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世界観
2020/07/01 13:40
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当はシリーズ2が読みたいなぁと思ったので、こちらを購入したというのが正直なところです。(これだけだったら買わなかったかも)
女性たちの世界はちょっともったりした感じで読んでいたのですが、最後の展開に唸ってしまいました。
この展開は賛否(好嫌)分かれると思いますが、そうくるかって感じではありました。
最初に読みたいって思った『烏は主を選ばない』と平行(表裏)になっているので、読んで良かったと思います。
また、両方読んで欲しいと思います。
八咫烏という存在が世界観を作っているので、人とは違う部分(変身するところとか)も興味深い作品です。
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一巻で終わらず二巻まで読んでほしい
2020/04/30 21:34
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
再読。何度も読みたくなるファンタジーというと限られてくるが、八咫烏シリーズはその中のひとつ。もしまだ読んだことない人がいたらぜひ読んでほしい。雅な表紙からは想像もできない世界が待っている。2回目でも、「彼女」がどこまで事態を掌握していたのかがわからない。底が見えない怖さが「彼女」にはあって、本当に何もかも知っていてやったうえでああ振る舞っていたのだとしたら恐ろしい。
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八咫烏シリーズ、序章
2020/02/13 23:48
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿部智里、二十歳のデビュー作。表紙から想像される壮麗な宮廷、突如姉の代わりに登殿が決まり右も左もわからぬまま若宮の后候補として桜花宮にやってきた「あせび」。この豪華絢爛な世界で少女漫画的な世界が広げられていくのだ、入内するのは一体誰なのだろう、やはり純真無垢なあせびなのだろうか、と思いながら読み進めると見事に裏切られる。中庭で一羽の烏が死んだ頃から物語は一転。読み終えた後も怖気が止まらない。清純だと思っていたあせびは、得体の知れないものだった。ある意味“無垢”。和風ファンタジーとあるがむしろミステリー。
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小気味良い裏切り
2020/01/27 21:38
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
4人の姫君たちの
入内を巡る争い、
と思って読んでいたら、
最後の最後に
一気にカードがひっくり返ります。
これから始まる壮大な物語の
序章だったんですね。
時間からの展開が楽しみです!
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まさかのジャンル変更
2019/04/26 23:07
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちびにく - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々にファンタジー小説を読みたくなり、最初の数ページを読んだだけで購入。
権力渦巻く世界にドキドキしながら読み進めていましたが、途中からミステリー色が強くなり…まさかのどんでん返し。
それもそのはず、解説を読んだら松本清張賞受賞とは…と書いていて、そりゃそうだよな…と納得しました。
こういった、ジャンルが変わる?ような作品は初めてだったので、記憶に残る作品となりそうです。
続編も出ているとのことなので、ぜひ購入したいです。
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驚かされます。
2018/05/16 19:53
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんの少しの違和感がありながらも、こういうお話なのかなと予想をつけつつ読み進めていました。その違和感の正体がわかった時、慌ててもう一度読み直したくなる、そんな本でした。
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意外な面白さに驚かされました。
2017/09/23 12:18
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
意外な面白さに驚かされました。前半は皇后選出の無差別戦という余り興味のない話だが、各家の権力闘争に深く結びついてくることで俄かに面白味を増してくる。更に、宗家内部の複雑な人間関係も絡んで陰謀渦巻く権力闘争に雪崩れ込んでいく四章辺りから面白味が増してくる。そして、五章で明かされる様々な謎に一気読みでした。何やら、実際の朝廷や幕府における姻戚関係を用いた権力闘争そのものといった作品でした。5点でも良いのだが、まだ先が見えない分控えめに4点としておきます。
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異色のファンタジー
2016/09/23 18:16
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
八咫烏が人形で暮らす世界を描いた、異世界の華麗な王朝絵巻を楽しんでいたら、段々、「え?」という感じで、異世界ならぬ、異色ファンタジーでした。
面白い若い作家が出てくれて、これからが楽しみです。