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真の意味で日本が独立するには、先ずは洗脳された戦後の歴史を正しく認識する。そしてどうやったら独立できるのか、最後まできっちり問題を解決してくれるのが、この著者の素晴らしいところです。
今回は正しい歴史の部分が、内容が濃い!です。これだけ書く為の膨大な読書量だけでも頭が下がる。ましてやその上で導きだした真実を知ることが出来るのだから読まない手はないよね。
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★★★★☆
タイトルに“洗脳”という言葉が入っているので著者の専門分野である脳科学関係の話かと勘違いする人もいるかもしれないが、本書はそういう本ではなく、戦後史に関して僕らが教科書的になんとなく認識していることを著者独自の目線で新たな解釈を加えていくものだ。
ニコ生の「なまべちでGO」でもよくそういう話をしているが、執筆にあたって以前話した内容を精査して見解を変更しているものもある。
例えば、「突如スイスで見つかった13兆円の亡霊」という項では、以前は天皇家の財産かもしれないという推測もしていたが、本書では異なる推論を提示している。
普段なにげなく情報に接しているが、自分がいかに先入観をもって一面的な見方をしていたかを思い知らされる。
書かれている歴史的な事実に関しては、知っていることも知らなかったこともあるが、そこから思いもよらない関連性が生まれて雪崩を打って結論に突き進んでいくドライブ感はたまらない。
苫米地さん、またこういう本お願いします。
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日本は国連を脱退して、”NIPPON”として再加入すれば、敵国条項から自動的に外れる!!!誰かこのアイデア実行して!!
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国際連合=連合国=United Nationsであり、日本は江戸幕府における外様大名のようなものだということは一応知ってはいたけど、やっぱり知らないことだらけだなぁ、という感想。
GHQの内輪揉めにも呆れるが、何と言っても戦争は理念信念ではなく、とどのつまり資本家を富ませる仕組みなのだということ。古代と同じで戦争は産業なのだなあと溜息をついてしまった。
この人の著書はやたらと「洗脳」という言葉が出てきて一見胡散臭いが、要は「みんなもっと勉強しようよ」というメッセージ。確かに学ばないといけない。
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彼らにとっての日本はいまだに大日本帝国、インペリアル・ジャパンのままなのである。
国連憲章に敵国条項がいまだに残っているのは、海外から見た日本はジャパンではなく、インペリアル・ジャパンのままだからだ。3
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主権を持つのは国家元首67
近代国家となった21世紀はもう違うと私たちは思っている。
現代は中世とは違うのだ。皆、そう思っていることだろう。
しかし、それは大きな勘違いだったということにそろそろ私たちは気づくべきだろう。68
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普通に経済活動をしている時は、もちろん"日本"だと思っているだろうが、なにかことが起きれば、すわ大日本帝国の復活だ、となることをおわかりだろうか。
そうすることで経済大国日本から譲歩と金を引き出しやすくなることもこれまでの経験でわかっている。179
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異なる視点、俯瞰的な視点で歴史を見る面白さが、戦後日本史に適用されることで実にインパクトが大きい論点になる。ややもすれば陰謀説に見えるが、検証可能な出典があり、説得力がある。
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苫米地氏の時事ネタの本の中でも、この本は読み物として最も面白いものだと思います。日本の国体とは一体何なのか、考えさせられます。天皇家、日本国憲法の制定経緯、財閥。。。まずは事実を知ることから全ては始まりますね。
特に、第二次世界大戦時にアジアを侵略してかき集めた金銀財宝のくだりについては、日本が戦後経済大国になり得た隠れた要因かもしれず、開発経済をやっている人には非常に面白い点だと思います。ハジュン・チャンは「はしごを外せ―蹴落とされる発展途上国 」において、欧米の発展は植民地の搾取によって可能になったと主張しました。日本はそれとは別の例として、90年代にJapan as Number oneの時代はもてはやされましたが、はたしてそうなのかという仮説が生まれます。他にも様々な仮説を投げかけてくれる本です。
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教科書では触れられない戦後の日本の体制の成り立ちや、
その裏の思惑について考えさせられる本。
戦争で負けた日本が、アメリカの戦争のために経済的に復興したという事実や、日本で大資本家を産み出さぬように、経済的に力を削ぎ、アメリカの国益のために如何に”生かさぬよう、殺さぬよう”に、日本の実質的な無力化を図ってきたかが分かった。
日本の対米従属性が占領時に作られた制度によるものであるため、根は深く、いつの時代も金融屋が、自分達の都合が良いように世の中を動かしているという思いを強くした。