紙の本
勉強になりました
2014/12/21 21:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:No.q - この投稿者のレビュー一覧を見る
カウンセラーの本音が描かれ、且つ著者のアグレッシブな生き方がとても印象的で良かったです。塩野七生さん的な印象を受けました。妙齢でカッコいい女性は大好きです。
投稿元:
レビューを見る
医学書院のシリーズケアをひらく。
信田さよ子著。
他の諸先生方が、日々の臨床を学問として加工しているとすれば、信田さよ子は生きた魚をそのまま渡している感じだ。
食べられる魚なのか、私に合った魚なのか、どうさばいていいのか、頭や感覚をフル回転させつつ、経験と照らし合わせなければなならない。
2014.4.24
投稿元:
レビューを見る
いつもながら、面白かった。ご本人が仰っているように、手の内を晒す内容なのかな?そんな風には思わなかった。著者の物事に対する反応、考え方が面白かった。
投稿元:
レビューを見る
手練手管的なものではなく、個人的な矜持の開陳。カウンセラーもクライアントとパワーゲーム(上下関係の制御)をしていることや、共感はできないが演技はできるというドライな割り切りが興味深かった。確かに、高尚な理想を掲げられる方が胡散臭い。
歌舞伎町のキャッチとカウンセリングの類似についての言及があったのが興味深かった。相手に「自分で選択したかのように思わせる」手法が似ていると。きっとナンパも同じなのだろう。最近自分が興味を持つ対象は、どこか根底で通じているのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
借りたもの。
カウンセラーの生の声が赤裸々に書かれている。
他者の悩みを聞く、メンタル力を使い心労も多いのでは?と考えてしまっていた。
しかし読み進めてゆくと完全な共感ではなく、クライアントとの距離を保つ、プロとしての姿勢などがその理由とともに明記され、納得してしまう。
ボランティアではない。仕事、ビジネスとしてのお金の話も含めて、興味深い話が多い。
(本人もそう前置きする程)冷徹にも思える、割り切り方……
私はセラピストでもカウンセラーでもない。しかし著者・信田さよ子女史の姿勢に、私の日常の生活にも心構えとして教訓を得られる気がした。
「傾聴?……ふっ。」
キャッチーな帯とコミックイラストが目を惹く。
投稿元:
レビューを見る
思っている内容と違った。勝手に「家政婦は見た」的な下世話な好奇心を満足させてくれる内容だと思っていた。なので拍子抜け。どちらかと言うとカウンセラーになりたい人が参考にする書籍。かたい言い回しながらエッセイ風にも書かれている点がページが進まない理由。私のようなおばさんには難易度が高かった。ただ自分がカウンセリングを受けるときに、多少なりとも参考にはなるかも知れない。
投稿元:
レビューを見る
CL 2014.9.13-2014.9.18
どういう思いでカウンセリングをしているかがわかるのは興味深くて、非常に引き込まれる。
ただ、他のカウンセラーをバカにしたような言い回し等、鼻につくところも多々。
ん〜……
投稿元:
レビューを見る
ネット書店で【シリーズケアをひらく】
このシリーズは好きだから・・・と
発売とともに ジャケ買いしたのだけど
内容的には、
薄いというか、あっさりして物足りない気がした。
確かに内容的には面白いんだけど・・・
うーん、もう1歩
突っ込んだ本音あるよね?とか思ってしまった。
著者の日常思った事や頭の中メモを専門用語を使わずに書いたという感じか・・・。
臨床の現場やカウンセラーって何考えてるのかな、と
いう部分に興味がある方には、面白いかもしれない。
あるいは教科書セオリー通りのカウンセラーさんや
“傾聴”という知識を知ってる・・・しか(?)知らない方には え?そうなの・・・???って思うかもしれない。
ココまで、暴露しちゃって大丈夫ですか・・・?
的な事を言われたらしいが
民間の独立したカウンセリングルームを経営してるからこその記述だなぁと思う。
共感できる部分は多々あるので
ただ読み物として読むのであれば
面白いのではないだろうか・・・。
★評価が厳しいかもしれないですが全体的な本を読んだ感想としての評価です。
投稿元:
レビューを見る
引き込まれて3時間半くらいで読んだ。
信田さんの、綺麗事がなく誠実な感じが伝わってきた。まさに「そのまんま」な感じで。専門用語や常套句に縛られない(時には疑問を呈する)のもその1つだろうな。私は信田さんの認識の仕方はとても好き。イメージ・感覚的な記述もあり、個人的には蟻の巣の例えが「なるほど」だった。
絵も内容と合っていて非常に印象に残るものだった。
投稿元:
レビューを見る
変に気配を消そうとせず、自分として向き合うようにしたいと思っているところなので、しっくりくることが多かった。「覚悟」は私にはまだ足りないかな。
投稿元:
レビューを見る
前半は良かったが、後半が頂けない。
ワンナップ、ワンダウンのポジションをとるという話や、自我の放棄、感情の特権化の解体、共闘、協働関係、責任を巡る交換、具体的なセリフの指示などが興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
一気に読みきった。まずは表紙に惹きつけられる。そして内容にぐっと惹きつけられる。経験からくるプロとしての誇りを感じる。グッと掴む言葉。「水商売と占いと宗教の三要素がカウンセリングには欠かせない」「私のとっての共感は、クライエントの置かれた状況を類推することで、あたかも私が同じ場所にいるように感じるという経過をたどる」「歌舞伎町でキャッチと呼ばれている行為はさまざまな細かい工夫がなされている。それらはカウンセリングと驚くほど共通している」「最後はクライエントが“自分でやった”と思える。それが介入の条件である」
最後に、帯の言葉が良い「傾聴・・・ふっ。」
投稿元:
レビューを見る
http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB15336709
投稿元:
レビューを見る
表紙はイメージです。苗字は「しのだ」じゃなくて「のぶた」なんですね。「初対面で自己開示しすぎる人に警戒する」というのはよく分かる。著者の娘さん、謎のおしゃれな入院患者を見て、「指がたくましいので陶芸家」と当てるというのが凄い。わたしも「リョサですね」と本を読んでいる人に声をかけたい。医者だとわかった素敵な男性の左手の指輪の跡をチェックするのが素早い。でも身なりや仕草ほど饒舌なものもない。
カウンセラーの仕事をしている割に人がこわいこともある、という著者の告白はなかなか興味深い。それはきっと「こわさ」を人より感じてしまう能力が高いからなんじゃないだろうか。人が周囲に与えようとしている影響に敏感だから、それから判断ができる。
投稿元:
レビューを見る
率直に、まっすぐに、心に向かってくる、興味深い内容でした。
カウンセラーの方のお仕事が、より具体的にイメージできるようになりました。
私もそうだ、と思う部分あり、私とは違うな、と思う部分もあり。
ぐいぐい読ませる一冊でした。