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国立で一段落、という気分ではありますが世の中盛り上がっていたので買ってしまいました。自分よりだいぶ若い彼女たちですが、勉強になることが多いです。
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アイドルとか歌手のてっぺんではなく、人を笑顔にすることのてっぺんを目指すという、「はじめの一歩」でいうところの「強いって何ですか…」の境地に夏菜子は立ったと。国立において。
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『QuickJapan Special Issue ももいろクローバーZ The Legend 2008-2013』(2013年、太田出版)の続編です。前巻が2012年の紅白歌合戦初出場までをあつかっているのに対して、本巻では2014年の国立競技場でのライブと、その後の彼女たちの未来がテーマになっています。
前巻では、ももクロの振付師を務める石川ゆみや、楽曲を提供している前山田健一へのインタヴュー、さらに前山田と山里亮太の密度の濃い対談など、ヴァラエティ豊かな内容となっていたのですが、本巻ではマネジャーの川上アキラのインタヴューがある以外は、ほぼメンバーたちに密着した記事になっています。とくに、前巻ではライターにさやわかなどが起用されていたのに対して、本巻はほぼすべての記事が小島和宏の取材・執筆となっていることが、大きな理由といってよいと思います。さやわかが、ももクロの歴史を俯瞰的な視点からえがいているのに対して、小島は長期にわたってメンバーたちへの取材をおこない、彼女たちの紡ぐ「物語」をもっとも近いところで目撃している者として、その「物語」を伝える役割を担っています。
おそらくファンにとっては、みずから体験した「物語」を追体験できるのでしょうが、ファン以外の読者にとってはあまりにもメンバーの「物語」に密着しすぎた構成がなじみにくいと感じてしまうのではないかという気がします。