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若い同心仁八郎は上司の命で常楽庵の庵主志乃のご機嫌伺いに。ところが,訪れるたびに志乃に手玉に取られ,毎度腹を立てる羽目になる。一方,常楽庵では「怒った顔もかわいい」などと忍び笑う庵主と梅饅頭こと梅の井の主従。熊のような下女ゆいにも気に入られてからかわれたり,女3人に勝てない。しかも,次々起こる不可思議な事件の謎をあっさり庵主に解かれて…
最後はこの3人が大立ち回りまでして,仁八郎の出番なし。老尼に「遅い!」と一喝される情けなさ。
結局、仁八郎と志乃の関係はよくわからなかったし、奉行との関係も謎のままけど、女3人+首切り浅右衛門と仁八郎の絶妙な関係,続きに期待したい。
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【新米同心&庵主の江戸事件簿】若き定町廻り同心の仁八郎は、上役の命で訪れた先で元大奥勤めの年齢不詳の庵主と出逢う。その周囲で次々に怪しい事件が起こり――。
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図書館で借りる。新聞で紹介されていて興味を持って借りたが、正直期待外れだった。話の展開自体は分かりやすいが、登場人物に好ましいと思える人がいなかった。
単純に好みの問題だが、もうこの作者の作品は読まないと思う。
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北町奉行・新米同心・間宮仁八郎と縄張りのベテラン岡っ引きが避ける謎の庵の主が絡む謎解き時代小説。巳待ちの春:弁財天を祈った翌日、祝言間近の娘が消えた。三百両の身代金を請求してきたが…。怪火の始末:火事で不運に命を落とした嘉村屋惣兵衛。一人娘のりつは火付けが原因と訴える…。他、母親気質・老いの入舞い。奉行に顔を出せと言われた大奥出身の尼僧が住む庵が、事件に絡み話を聞くため主の志乃に面会を求め気に入られる。町方の同心では手の届かない武家屋敷で起こった事件を大奥絡みで解決に導く。これからの展開に期待大。
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うーん、なんかイマイチだった。
松井さんなので期待してたのだが・・・・。
いわゆる事件もの、なのだろうが、
捕りもののどきどき感があまりない。
謎ときをするのは新米同心である仁八朗と元奥女中の志乃になるんだが、
この2人の関係性がもうちょっと相棒?的な感じとか
なんとか、なんかこう、あればもっとおもしろかったように思う。
互いに思うところはあるんだが、
関係性としてなんら発展していかないところが、
ちょっと物足りない感じ。
事件にしても、解決のしようがスッキリしないものが多く、多分、後半の大立ち回りがクライマックスといえばそうなんだろうが、ネズミ一匹殺せばなんとでもなる、というようなその短絡的な様にうんざり。
キッタハッタの楽しさが感じられない。
あれ?なんか文句ばっかになっている???
いや、でも途中で嫌になるってほどではなく、それなりに読めた。
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元大奥勤めの尼僧と奉行所の同心が事件を解決する連作短編集。
若く気性のまっすぐな同心と、底知れない隠居の尼僧のコンビが面白い。
入舞いとは舞い手が退場する前にもう一度舞台の中央で華やかに舞ってみせることで、年寄りが最後に花を咲かせることを「老いの入舞い」という。同心の目から見ると底知れない尼僧も、内面はわりと普通の人だったりして読んでいて共感できるのがいいのか悪いのか。
庵に座ったまま事件を解決する安楽椅子探偵かと思いきや、表題作ではまさに入舞いというにふさわしい凄まじい活躍を見せて驚いた。
続編も出ているようなので読んでみたい。
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うーん、オススメbookに載ってたから再読してみたんだけどなあ。続編をたしか去年秋に読んで、うーんと思った記憶があるが、やはりなあ。
だいたいがして仁八郎が好きになれないからな。まだ未熟で、文句が多い。主人公は志乃なんだろうけれど、頭脳派なのか武闘派なのかどっちつかずで、言うなれば“向こう見ずのお節介”の一面がどうしても。わくわくもハラハラもスッキリも足りないかんじ。私がまだ歳と経験値が足りないから良さがわかんないのかなあ。すまぬ。
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2022年10月2日
大奥の知恵者は政治にも武芸にも長けている。
なまじのおなごではない。
真っ直ぐな心持ちを好み、利発な者に目をかける。
こんな人に目をかけてほしい。