紙の本
嬉しくなるパスタ
2016/01/10 23:09
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投稿者:ショコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
野菜がたくさん摂れて見た目もきれいで
嬉しくなっちゃうようなパスタが作れます。
こういうパスタなら身体に良さそう!
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パスタ料理は、具材が少なめで、これだけでは栄養のバランスが良くないため、他のもので補う必要がある。この本は1/2日分の野菜がとれるというし、表紙もそういう一皿になっているので期待したのだが。
この本では、レシピ(2皿分)に野菜が350グラム以上を1/2日分の野菜と定義している。1皿で野菜175グラム。この定義を満たせば何でもいいらしい。
フレッシュトマトのボンゴレロッソ、1皿分の野菜摂取量はトマト大1個とミニトマト3個で230gなのだと。飾りつけにイタリアンパセリとルッコラは使ってるけど、これは量的にはごくわずか。実質的に野菜はトマトだけ。その定義に合えばOKといっても、野菜が1種類だけ。他にも、野菜1種類だけのレシピが散見される。この本のタイトルで期待するのはそういうのじゃない。何だかだまされた感がある。
一方、具だくさんでおいしそうなパスタもある。ポトフにショートパスタを入れたもの、ブイヤベースにショートパスタが入ったもの。だけどこれならパスタはいらないんじゃないの?エスニック系麺料理で麺をパスタにしただけ、悪くはないんだけどね。オニオングラタン風スープパスタになると、具は玉ねぎ、ベーコン、バゲット。玉ねぎは1皿分で1.5個、300g。確かにオニオングラタン風なんだけど、このスープパスタはサイドメニューにしかならないでしょう。
といった具合で、ランチで手軽に一皿、でも栄養バランスは気になるという時に使えるかというと…悪くはないけどちょっと期待したものと違いましたね。普通のパスタ料理の本と大した違いはないです。