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同時通訳者の方が書かれた本で、TOEIC 280点から通訳になるまでに得たポイントが集約されています。
後半の実践ダイアログよりも、前半に書かれている15のコツは納得させられるものがありました。海外経験なしで通訳になったという点で、いくら勉強しても一皮向けない私には役に立つポイントがあると感じました。
この本の著者が自分で15のコツを取得したように、コツというものは本に書かれたものを追いかけるのではなく、自分で作りあげないとコツにはならないとも感じました。
以下は気になったポイントです。
・練習で仕入れたフレーズは、実際に使わなければいつまでたっても「わかる英語、知っている英語」であって「使える英語」にはならない(p17)
・いつ、何を、やるかを具体的に決めて予定に落とし込まなければダメ、自分のスケジュールと照らし合わせて行動を具体化することがポイント(p26)
・予定化していないことはできないし、やらない。いつ、何を、どこでやるかを細かく手帳に書いておくと挫折しにくい(p27)
・英会話のコツは、気持ちの良い会話のキャッチボールができ、さらに会話を弾ませ、相手との関係性をどんどん良くしていく方法である(p39)
・相手と自分の共通項を見つける、共通の話題があれば、心の距離がぐっと縮まる(p55)
・ふだん胸式呼吸で話している人が、お腹から声を出して英語を話すと、それだけで英語らしい発音に聞こえる。発音が悪くても、声が大きければ相手に聞き取ってもらえる可能性は高まる(p82)
・自信を持ち、熱意を込めて話すことで、相手にしっかり伝えたいという気持ちが伝わる(P97)
2014年8月9日作成