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ヒロインのセラフィーナは、母や兄に愛されていないと思い、人形のように感情を外に出さないように暮らしていた女の子。一方、ヒーローのアダムは人形に囲まれ、自動人形しか愛せないと言われている。
借金のカタにセラフィーナに求婚したアダムは、爵位のために結婚しようとしたのかと思いきや、人形のように感情を出さないセラフィーナには冷たくて、でも行動はすぐに寝室に連れ込んだり、ちょっと違う感じ?って
アダムの言葉が足りなくて、セラフィーナがもんもんとしてたりする前半はちょっと物足りないのですけど、だんだん二人が気持ちを通わせていってるのが分かるので、後半は一気読みです。
脇役のバートランドとシェリーもいい味を出してて、バートランドはほんとは人形なの?って思うくらいの優秀さです。
悪役も最初から予想は付きます。
予想外だったのは、セラフィーナの母親かな。セラフィーナに関心がないのかなと思っていたのに、後半結構愛はあったのねって感じ。ちょっとぶっとんでますが。。。
セラフィーナが大事にしていたアリーセの作者はアダムなんだろうなってのも予想は付いたのですが、それが本編で語られることがなかったのは、ちょっと残念。最後に番外編みたいに小さな頃のセラフィーナとアダムが出てくるのですけど、本編でそれを触れたらよかったなぁって。アダムを一層好きになるセラフィーナと照れるアダムが見たかったです。