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逆転につぐ逆転、騙され続ける主人公、何が真実かは全くわかならい。
とにかく、変転するストーリーに身を委ねるしかない。
なぜ?とか、その後どうなったの?と考えると、もやもやが晴れない。身を委ねて騙されることを楽しみましょう。
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これがエドガー賞最優秀長篇賞ノミネートとは、アメリカミステリ界は懐が深い。こんなにこの業界を茶化してコケにしているのになあ。
全体の三分の一ほど、41章まではパターン通りのビブリオ・ミステリ。さすが人気作家を両親に持つサラブレッドだけあって、軽快なテンポで話は進み、さあここからどうひねってくるかと思っていたら…。うーん、なんかふざけ方が中途半端だなあ。笑えないし、かと言って、ハラハラもできない。宙ぶらりんの気持ちのまま読み終えてしまった。これがエドガー賞候補ねえ…。
作者の母フェイ・ケラーマンは好きな作家で、リナ&デッカーシリーズを愛読していた。どんどん出るので最近は追い切れていないけど(近作では二人に孫ができたらしい)、長期間にわたって安定した面白さがあるシリーズだ。父ジョナサン・ケラーマンもベストセラー作家であることを考えると、原題の「POTBOILER」はなんとも刺激的。「金目当ての粗製濫造作品」だよ。そこが一番スリリング。
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ベストセラー作家で親友のビルが死んだ。売れない作家プフェファコーンは彼の遺作を自分のものとして出し成功をおさめるのだが……。
裏表紙の但し書き通り、予測できない「奇想天外な展開」の連続。何だコレ?。ツッコミ待ちか?。あまりの馬鹿馬鹿しさに呆気にとられつつも、結構好みだったりw。このノリって、なんかメフィスト賞っぽいよね。
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展開の早いサスペンスで、飽きさせない。一気に最後まで読んでしまった。
章の最後にサプライズをもってきて、つないで行く手法が、最近の海外ドラマっぽいかと。
しかし、ラスト数ページは不要。
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あらすじに「本書には奇想天外すぎる展開があることをあらかじめ警告しておきます」と書く勇気ったら無いよねって思う。うん。
本書で言うスリラー小説って日本で言うところのサスペンス小説でいいのかな? スリラー小説ってホラーに使いそうだけどちがうっぽいなーとひそかに悩んでいた。調べてみたらそういうジャンルがあるのだと知る。
(有名どころだと「ダヴィンチコード」などだそうな。納得した)
そして、序盤から推測できないラストにはびっくりしました。
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展開が読めない、というと、面白く聞こえそうだけど、
全体を通して流れるものが感じられないので、ただ ?
もしかして、ご都合主義のパロディーを意図したのなら、
もっとテンポを上げて、気持ちよく「なーんだ」と言える
ようなのが希望。
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意図があるんだろうけど
ラストの放り投げ方が凄い
タイトル通りの駄作
駄作なのにあまりにも
ジャーマンスープレックスな放り投げ方で
ラストをいまだに覚えている駄作
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ベストセラー作家で親友のビルが死ぬ。ブフェファコーンは遺作を見つけ盗作してしまう。
盗作、親友の妻とのロマンス、スパイ、スリラー、アクションと立て続けに展開していく。飽きさせない展開ではあるが最後は息切れ。オチはメタミステリで拍子抜けなのが残念。
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おっと。売れっ子作家だった友人の遺構をパクって。。。。因果応報かと思ったら、いきなり架空のトンデモ国放浪記に☆カリンティ・フェレンツの「エペペ」のような悪夢。。。 ラストは何これ?地球になるの???訳がわからん・・・
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2014年12月8日読了。
知り合いが絶賛していたので読んでみたけれど、途中つまらなすぎて放り投げようかと思った。
【本書には奇想天外な展開があることを警告しておきます】というのも、確かに奇想天外ではあるけれど、どうせやるならもっと突き抜けて欲しかった。
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ベストセラー作家だった親友が死んだ。
主人公は、作家の未発表の原稿を見つけ、それを自作として発表する。
世の中には時々、なんか違うのになんかすごい、っていうものが存在する。たとえば、音を外しまくってるのにすごい歌手とか、ステレオ展開なのに妙に面白い小説とか…。
多分、この作品もその類なのだと思う。
贋作によってベストセラー作家になった主人公の苦悩を描くのかと思ったら、途中からアクション映画さながらになり、最後は…。
展開の移り方の突拍子もなさに、いやそれはないでしょ、とつっこみつつひきつけられるのである。
作者は、ジョナサン・ケラーマンとフェイ・ケラーマンの長男だそうで。
つか、だから買ったんだけどね。
で、父も母も自作のなかで、理想的な完璧な人物を描いているのに対して、この主人公は原稿を盗んだことからして少しもほめられた人間ではない。
なのに…。
透明な水の中にインクを一滴落としたような、話なのだと思った。
これは、たった一滴の汚濁によって、なにもかもを変えられてしまう悲劇なのだ。
もとより汚濁にいたように見せかけて、実はとんでもなく無垢な人物を作り上げてくるあたり、ケラーマンの遺伝子の力なんですかね。
罪は、心を食み、食まれた心は絶望する。
まさに死に至る病だった。
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予測不可能な奇想天外すぎる展開がいつ来るかいつ来るかと待ち構えながら読む楽しみ。もっとブッ飛んでてくれてもよかった。あと、コニー・ウィリスの『混沌ホテル』もそうだったけど、小説におけるホテルの受付とのシュールなやり取りは笑いが取れる鉄板ネタなのかもしれない。
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【装幀・デザイン】
albireo 竹田嘉文
【あらすじ】
ベストセラー作家だった親友ビルが死んだ。追悼式に招かれた売れない作家のプフェファコーンは、ビルの仕事場で未発表の原稿を見つけた。誘惑にかられた彼はその原稿を持ち出し、自作と偽って刊行した。思惑通りの大当たりで、一躍ベストセラー作家に成り上がったプフェファコーンだったが……ベストセラー作家を両親に持つ著者が、その才能を開花させたスリラー!【本書には奇想天外な展開があることを警告しておきます】
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最初の方は面白くサクサク読み進められたんだけど、途中から牛車引いてるみたいになって、いやしかしまた面白くなってくるかも…と思い続けたまま終わった…ドンデンもあんま繰り返されると飽きる。
しかし、とーちゃんとの共作は気になります。
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前半の焦燥感に満ちたスリリングな展開に比べ、後半の混沌としたドタバタ劇はギャグパロディすれすれでその大きすぎる格差に惑わされる。ヒッチコック映画を観ていると思っていたのに、実はマルクス兄弟の出演作だった。チャレンジングで有意義な試みだが筆者は好きになれない。