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就学を控えた子がいるわけじゃないが、両校の存在やコンセプトの違いが気になって読んでみた。筆者は幼児教室を運営している人だけあって、「五流でも私立」という考えの持ち主。新しくできた慶應橫浜初等部はきちんと勉強をさせるとのこと。幼稚舎の〝反省〟が生かされているようでもある。しかし、湘南藤沢の方の中高にしか進学できない。筆者はそれでも、いまは湘南藤沢の方が魅力的な人材を輩出しつつあると勧めている。
そんなに学費を払えない自分にとって、人ごとのように読んだ部分もあるが、筆者の〝学校に求めるもの〟がちょっと新鮮だった。両校の受験問題の部分は個人的には退屈だった。でも参考になる人も当然いるはず。
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同じ慶應義塾でも、福澤諭吉の「まず獣身を成して而して後に人心を養う」の実践にあたり、二つの幼稚舎が、体づくり重視か学習重視か、明確に差異があって興味深かったです。やはり、私立小学校は支持される教育方針ありきだと思いました。
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慶応幼稚舎と慶応横浜初等部の入学手ほどきっぽい。 他と比較したり、慶応の学校経営に関することも触れている。読者ターゲット層ではないせいで、途中で退屈になるけど、子供を受験させる人にはお薦めできそう。
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慶應幼稚舎の教育内容については少しは知っていたが、慶應横浜初等部についてはほとんど情報が入ってこなかったのですごく新鮮だった。
本書では美辞麗句だけでなく、親目線で学校選びの選択肢になりそうな事柄が詳しく書かれてあり参考になった。
また、慶應ニューヨーク学院についても伝聞とは違った内容が書かれていて興味深かった。