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ブラジル人の一般的な考え方として、自分がどう思うかを大切にするという印象を受けた。世の中のルールはあくまでもツールであり、自分にとってメリットがあれば従う。その際に人の輪は極力乱さない。昨今の政治混乱はこのあたりのルール逸脱&人の支持を受けたい2点が重なって起きているように思う。国として成長するにはこの点をどう変化させていくのかが重要だと感じた。
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ブラジル人の処世術"ジェイチーニョ"について書かれている。ジェイチーニョはよい面も悪い面もあるけれど、杓子定規、無愛想になりがちな私は、本書を読んで心の中で「ジェイチーニョ」とつぶやくと、少し心が軽やかになるような、笑顔になるような気がした。ひと匙くらいジェイチーニョをとりいれてみるのもよいかもしれない。
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ブラジル人とブラジル社会の柱になっている世界観について深く考察した一冊。軽妙な帯の謳い文句には良い意味で裏切られた。さすが、ブラジルポルトガル語入門書の名著『ブラジルのポルトガル語入門』著者によるエッセイである。そして、ブラジルについて説きながらもダイバーシティとは何かにも言及しており、学ぶところの大きい内容であった。なお、随所にほとばしる武田先生のブラジル愛も魅力的である。