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時代の終わりは、もの悲しいなあという感じ。赤備えも鉄砲や大砲に代わって、殿様も変わって、みんな死んでいくお話でした。
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戦国屈指の精鋭部隊「赤備え」と言えば、
真田幸村率いる真田の赤備えが有名ですが、
元来、赤備えと言えば、
武田信玄の家臣で、武田四天王の一人、
山縣昌景率いる武田の赤備えが元祖です…。
その後、武田家が滅亡すると、
山縣隊(赤備え)の生き残りの旧臣たちは、
徳川家康の家臣で、徳川四天王の一人、
井伊直政の配下に配属されて、
井伊の赤備えとして、幕末まで存続します。
本作品では、
武田の赤備えの二人の旧臣を軸に、
山縣昌景が戦死した「長篠の戦い」から、
井伊直政が指揮した「関ケ原の戦い」まで、
赤備えであることのプライドが描かれます。
後世にまで勇名を馳せた、
武田の赤備えも、真田の赤備えも、主君に、
天下を取らせることはできませんでした…。
そして、唯一、これを成し遂げた赤備えが、
井伊の赤備えでした。
その所以、武田家から受け継いだ魂、等々、
それらの一端が、ドラマチックに描かれた、
読み応えのある作品でした。
ちなみに…、
来年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」は、
井伊直政の養母となります…。
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戦国最強の部隊として恐れられた武田家の赤備え。甲斐国人である成島勘五郎は、幼馴染の農民飯沼藤太と赤備えに加わり、山県昌景のもと、戦場を駆け回る。
武田家から徳川家、井伊直政のもと、井伊の赤備えとして、天下を目指していく。
なかなかに面白い。赤備えの甲州の地侍たちが、無骨者であるが、すごい。流石に、戦国最強の部隊と言われるだけある。ある意味、彼らが家康に天下を取らせた一因でもあるとも思える。