紙の本
繋がっていきます。
2015/12/22 20:22
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインは70代のおばあちゃん。とっても元気。
過去を持ってるけど今は夢を持って生きてる気風の良いお草さん。
和食器と美味しい珈琲のお店。珈琲は試飲だから無料!!行きたい。
いくつかの小さな事件がやがてつながり一つの大きな事件へ変貌していきます。
紙の本
お草さんのささやかな暮らしがキャッチするミステリィを本作も堪能
2020/06/09 23:19
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉浦草の日常の謎解きシリーズ3作目。主人公お草さんの凛としたキャラクターはそのままに、本作は、円空が掘ったといわれる仏像にからんだシリアスな事件が、物語の大きな流れを作る。その謎を明かす過程で、日常のさまさまな諍いがかかわってくるという展開になっていて、読み応えが増した感じでした。
紙の本
三人の未来に幸あれ
2022/10/13 12:01
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
喫茶店でもありコーヒー豆や和食器の販売する「小蔵屋」のオーナーの杉浦草。ある日、草は新聞記者の萩尾から近所の青果店が産地を偽装した商品を売っているという話を聞く。草は萩尾の依頼にしぶしぶ手伝うのだが、働きずめの店主夫婦が産地偽装したとは思えなかったのだが・・・・・。
草さんは村の世話役みたいになってきましたね。この本を読むと今と違って昔の不便さを思い出し、懐かしい感じがします。内容もなかなか面白いので、次作も読みます。
紙の本
シリーズの中では一番
2021/03/24 14:49
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズのここまでの作品の中では一番かなあ。
今回の事件に関連する人物の誰にも共感はできないけど。
10年以上も引きずるものなんだね。
紙の本
いつか幸せになりますように
2015/08/24 19:28
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投稿者:へっぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
袋小路に迷い込んだようにずっとつきまとう寂しさや苦さが、ふっとほどけて風が通り過ぎるように感じられる結末でした。それぞれの未来が幸せにつながっているといいな。
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シリーズ3作目…ちょっとほろ苦いお話が続くのは相変わらずですね。70代の主人公の日常の何気ないエピソードの積み重ねはじっくり読んだ方がいいなと思いつつ、途中から先を急いでしまいました…また、1作目からゆっくり読み返したい作品です。
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日常生活の中で気にかかることがあると気にし続けるお草さん。周りの人達の気持ちを思いやりながらトコトコと歩いて行く。わかってしまうことが辛いこともあるけれど、鬱々と悩んでいるよりはいいかもしれない。
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お草さんシリーズ。今回はミトモ珈琲商会の代替わりのゴタゴタから始まって、郷土史研究関係のみなさん――勅使河原先生と娘のミナホさん、萩尾君、藤田(呼び捨てかい!)――の、積年のもつれに首をつっこんできます。
幼くして亡くなった息子を偲ぶ場面は、毎度涙をさそいます。でも、「離婚してなければ」とか「私がついていれば」という後悔はあっても、息子が死んだ事故に対してお草さんは直接の責任はないわけで、これが、ずっと自分が育てていた子どもが目の前で水の事故で……という状況だったら、お草さんの人生はまったく違うものになっていたのではないでしょうか。乳母が育てていて偶にしか会えなかった、さらに離婚して遠く離れてしまった、という伏線があったからこそ、今のお草さんと小蔵屋があるのでしょう。
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こちらのシリーズも3冊目。人が年老いていくということが問われるミステリーというのも珍しいのだと思う。
でも年老いても、できることはあるし、若くてもしようとしなければなにもできない。
おいしい珈琲が飲みたくなるシリーズでもある(笑)
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お草さん、好きだなぁ。超前向きなスーパーおばあちゃんでないことも、年相応に苦渋をなめているけどそれを表に出して来ないことも、年相応の身体の疲労があることも好ましい。孤独な感じが漂うのもいい。
けど、失われない好奇心。
読後感がいい。
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紅雲町珈琲屋こよみ 第3弾です
主人公のお草さんは、70歳過ぎのおばあさん
シリーズを通して、芯と1本通ったお草さんの考えや
静かに、しっかりと、そしてやさしく過ごす毎日が
とても好きなのですが
今回のシリーズでお草さんはちょっと感情を露にします
その分、お草さんの苦しみも感じました
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小さな事件を解決しながら、大きな一つの事件が収束に向かう、連作短編。
事件というほどでもないけど、気になる出来事というか。
お草さんの人柄や生き方、行動力が説得力あって好きだなぁと。
収録
長月、ひと雨ごとに
霜月の虹
睦月に集う
弥生の燈
皐月の嵐に
文月、名もなき花の
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このシリーズも三作目かぁ。
一番好きかも。
日々の暮らしに潜む謎を紐解く…よりは解けていくのを、時に焦れったくたぐりよせる感じが持ち味かなぁと。
丁寧な暮らし方、生活感も好き。
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【あらすじ】
小蔵屋を営むお草は、新聞記者の萩尾の取材を手伝って以来、萩尾と、彼のライフワークである民俗学の師匠・勅使河原、その娘のミナホのことが気にかかっている。15年前のある“事件”をきっかけに、3人の関係はぎくしゃくしているらしいのだ。止まってしまった彼らの時計の針を、お草は動かすことができるのか。好評第3弾!
【感想】
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相変わらずかわいらしい表紙絵なのに中身はなかなか重厚で、読み応えがありました。食べ物もおいしそうで良いです。ただもうちょっと円空さんの蘊蓄があると良かった気がします。あーでも、あんまりやりすぎると歴史ミステリになっちゃうからちょうどいいのかな。