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タイトルを見て買ってみたものの、
蓋を開けるといわゆるマネジメントに関する本。
あまり心理学に特化した話は無かったように思う。
※マズローの欲求段階説等はあるが、
あくまで紹介レベル。
とはいえ、円滑にマネジメントするためには、
人間の感情や意思に配慮した形で進めないといけないのはその通り。
正直言うと、もう少し事例等があれば良かったですが、
経営心理学入門という固いサブタイトルからすると、
こんなもんかなあってところか。
【勉強になったこと】
・優れたリーダーとは
①自信を持って発言すること
②対人能力
③精力的に活動している
④責任感がある
上記を備えており、時と場合に応じて、
強くメンバーを率いたり、
逆に話しかけられやすい雰囲気を出したり
といったことが出来ることがベスト。
・不測の事態に備えるため(強い組織になるため)には、
失敗から教訓を得て、それを基に改善活動を推進出来ること
がMust要件。
失敗することが悪いことではない。
チャレンジして失敗して、その後どう改善するかで
組織は強くなっていく。
・組織の根幹である文化を変えるには、
トップダウンアプローチしかない。
ボトムアップでも出来なくは無いが、
かなりの困難と時間を要する。
・個々人が形成するキャリアは以下8つの組み合わせ
①専門職能タイプ
②全般管理タイプ
③自律・独立タイプ
④保障・安定タイプ
⑤起業・創造タイプ
⑥奉仕・貢献タイプ
⑦純粋な調整タイプ
⑧生活重視タイプ
自分は、①, ③, ⑦かなあと思う。
・自己責任を持たせるには、「選択の自由」と「情報の開示」が必須。
これなくして、自己責任とはいえない。