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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
暴力団など裏社会の著書では第一人者の溝口氏が、取材の過程で知り合った人物から、草創期の「オレオレ詐欺」をはじめ、様々な詐欺の手口を聞き出した。この手のレビューは、ニュースソースや、その実態などの紹介に関わるため詳しく書けないのだが、さすがというしかない。お上が発表する提灯原稿と違い、こうした取材、執筆こそ、ある意味で一流のジャーナリズムである。
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詐欺の世界のあれやこれやを綺麗にまとめており、面白かった。怖い話は、一部を除いて書かれていないし、その一部も今から話すよ!って強調されているので、万人におすすめ。
裏社会の内情が聞ける機会というのはまずないので、こういう本はありがたい。勉強になった、というのが一番の感想です。
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あの事件とあの事件が線で結びついて勉強になりました。が、動くお金が大きくて、文を読むのに途中から疲れました。。
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面白かったっす。船橋のホテルで電動ノコギリで生きたまま殺しちゃった事件とか、高島平でスーツケースで死体を運んだ事件とか、あああの事件!、っていうのが点と線で繋がっていくのがすげえスリリング。
気分的に(あと、仕事が忙しくて)久しく本が読めなかったので、リハビリにはうってつけでした。
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事実は小説より奇なり。
漫画『闇金ウシジマくん』も徹底した取材に基づいて書かれているとのことだが、リアリティのある出来事には多くの発見がある。アメリカのGMでは、ビジネスにおいて、自分の手を下さずとも回る状態を作ることを奨励されるようだが、詐欺という事の是非はともかくとして、勉強になる点が多い。
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システム詐欺の成立が分かる良書。詐欺の帝王である本藤の成り上がり過程を通じて詐欺を語っているので、吸い込まれるように読むことができた。
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大学のイベサー全盛期に頭角を現し、のちヤミ金経営を経てオレオレ詐欺を創始したとされる"詐欺の帝王"本藤に詐欺の実態を語らせたもの。
ピカレスク小説のような小気味良さ。腹の座りが違います。
○ぼくは「筋」はそこにあるものじゃなく、新規につくるものと思ってます。乱暴なことをいえばこうです。一対九でぼくが悪かったとしても、
「ぼくは本筋の部分で言ってる。相手は枝葉の部分でイチャモンをつけてる。どっちがいいか悪いか、筋論でいえば明らかじゃないですか」
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詐欺という普段はなじみ深くない分野だが、興味を持ちながら一気に読了できた。
詐欺も法人組織のように、システムで動かしているというのは驚きだった。
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騙す方はこんなに考えてやっていて、騙される方は最初ついうっかり欲にかられて引っかかる。とにかく電話で物事を決めない!しかし、怖い世界だ。
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想像以上に動いている金額が大きい。そしてその闇は深い。
悪い奴ほど合理的とも言われているが、本書に登場する主人公はその典型例と言える。戦略的思考に長けているので、表社会でも十分に成功したであろう。
しかし、学生時代に楽してお金儲けをする術を身につけてしまったので、表社会には魅力的なポジションを見つけられなかったのだろう。
それにしてもシステム詐欺は怖い。人間の欲が詐欺に遭う原因だと思うが、そこを巧みに突いてくる詐欺師たちは、後を絶たないだろう。
家庭教育、学校教育をしっかりと立て直して、その様な犯罪に手を染める若者が安易に育たない社会にしていかなければ、安心して歳を取れない。
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【オレオレ詐欺は氷山の一角!】暴排条例により当局の締め付けが強化される中、ヤクザは狡猾なビジネスを編み出している。ペニーオークション等新しいしのぎの実態。
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読んでいて不愉快というか気分が悪くなる本である。オレオレ詐欺を主導していた男に取材した内容だが、彼らの言動というか考えというか唾棄すべきものがあり、おそらくリアルだからこそこのように感じるのだろう。
暴力団とは友好関係を保ちつつも、それには加わらず、弱者から平然と更に毟り取る様は正視できないものがある。暴力団ものよりも気分が悪いのは、普通の人がやっているからだろうか。筆者が主張するように、浪費現場から彼らを特定できるだろうから早々に撲滅してほしいと切に願う。
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オレオレって、こんなにもうかる(言い方が悪いけど)んですね。そりゃやっちゃう人も多いだろうなぁ・・・
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未公開株詐欺、社債詐欺、必勝法詐欺、還付金詐欺、融資保証金詐欺、架空請求詐欺、オレオレ詐欺、かぶせ詐欺、詐欺被害返金詐欺
何故儲け話を勧めるのか、不思議に思う
プロスペクト理論 ダニエル カーネマン
詐欺の原則は かぶせ
システム詐欺は大金持ちは寄せ付けない
日本の資産構造は微動だにしない
鼠小僧
義賊 鼠小僧
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著者の溝口敦氏は極道取材の第一人者。
そんな著者が闇を暴いた。
オレオレ詐欺の帝王(本藤彰(仮名))から取材した詐欺の手口とは?、どんな人を嵌めるのか?、なぜ被害者は後を絶たないのか?を赤裸々に暴く力作。
本藤は名門私大に在学中からイベントサークルのからみでビジネスを学び、卒業後、広告代理店に勤めるが辞めて、闇金融の会社を起こし詐欺の世界に身を投じる。
彼のアイデアが組織を強くした。
警察に携帯電話からのメールによって通信傍受されることで足がつかない方法として、
グーグルメールを使い、利用者共通で、アドレスとパスワードを決めるば、いつでもどこでも詐欺組織員がログインして、メール本文を下書き保存して、お互いの情報を交換に活用という上手い手を思いついた。
他にも、いろんなアイデアで詐欺行為を行うが、
良い子は真似をしないようにお願いしたい。
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「伝説の詐欺帝王」前史/第2章 五菱会のヤミ金が原点/第3章 システム詐欺とは何か/第4章 ヤミ金からシステム詐欺に/第5章 鉄壁の経営とトラブル/第6章 システム詐欺と暴力団/第7章 思いついたイラク・ディナール詐欺/終章 システム詐欺がなくなる日