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次回作に期待
2015/05/08 06:59
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投稿者:和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
松本清張賞受賞作品ということは、手練れ作家による完璧な作品というものではなく発展途上ということか、サスペンスネタと恋愛ネタに一体感無く違和感あり、いっそのこと、航空機関連の技術ネタ一本で話を進めたほうが良いと思いました。また、作品に出てくる人物達は過去の企業経験で知り合った人を参考に書かれていると想像しますが、キャラクタ描写の一部に悪意を感じるカドあり、読んでいて辛いので、もう少し丸めて欲しい。次回作に期待しましょう。
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夏見正隆のスクランブルシリーズはパイロット目線で書かれているが、これはエンジニアの立場から。きちんと論理的な背景から書かれているのが良い。いや決してスクランブルシリーズがいい加減という意味ではないが。
スクランブルシリーズが好きな人は同じように好きになれると思う。舞台も小松だし。
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専門用語が多くて、難しそうだけど、ストーリーが、あるので、グイグイ読めた。途中で、なんとなく、犯人分かって来ちゃったけど。
スピード感があって、おもしろかった。
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自衛隊機とそのメーカーが連携して、れんぞくして起きている事故を解明する。その中心となるのが、メーカーの女性技術者。過去に陥れられた者の復讐劇にしては、メチャクチャ手が混んでいて面白い。有川浩の作品にも似た所も見受けられるが、中々面白い作品に仕上がっている。次回の作品が楽しみである。
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内容紹介
誰よりも戦闘機を知る著者が描く、理系ミステリーの決定版!
自衛隊戦闘機「TF-1」が、スクランブル飛行中に墜落した。
この異様な事故を受け、防衛省は機体を製造する浜松の航空機メーカー、四星工業にその検証を依頼する。
四星工業では入社三年目の技術者、沢本由佳が上司の永田とともに業務にあたっていた。
シュミレーションの結果、事故はパイロットの単純な誤操作によるものだと判断されたが、
永田は沢本が言った何気ない一言が気になり、すでに会社を辞めてデザイナーをしている同期の倉崎に話を持ちかける。
スクランブル発進した自衛隊機は、なぜ不可解な事故を起こしたのか?
背後に浮かび上がるのは、「TF-1」設計時に官(防衛省)と民(航空機メーカー)がそれぞれ抱え込んでいた闇だった。
深い知識に裏打ちされた緊迫の飛行描写。和製トム・クランシーの誕生です。
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2014.7.20
3つのバラバラに見える自衛隊機の事故。開発の経緯をしってる人でなければわからないウィークポイントを突いての攻撃⁉
かなり専門的な用語も使われているけれど知らなくても分かりやすいように話が進んで行くのがすごい。
個人的には主人公の恋愛はとって付けたような感じでいらない。
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清張ファンです。清張賞受賞とのことで読んでみました。
学生時代は現国は不得意、読書量もほぼゼロだった私が言うのもなんですが、、、、いやぁ~・・・・・
・・・つまらんかったです。テーマへの興味はさて置き、ワクワク感や読んでいて次の展開への期待感を感じませんでしたね。
何でも勉強して努力して一流になってしまえる東大生、ガンバレ!
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情景描写も人物描写もほとんどないけど、点在する人物がつながる線が見えてきたあたりから興味深く読みました。
あの二人の恋愛関係はなくてもよかったんじゃないかなー。
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自衛隊航空事故の陰に潜む陰謀にまつわるミステリー。
著者が航空機の専門家であるため、パイロット目線ではなく、専門家ならではの論理的な視点から戦闘機を描写してゆく様はとても興味深く読めた。だからといってお堅くならず、むしろライトといって良い読み心地で、専門用語を多用している割にストーリー自体はポップで小難しく感じず、読者目線に立った文章になっている。いうなれば有川浩「図書館戦争」のようなテイスト。
しかし、そうであるがゆえの取って付けたような主人公のちゃちなラブストーリーや明かされる犯人像からすれば拍子抜けするような陰謀の全容に加え主人公側の切迫感の無さは、ミステリー賞受賞作として読むと物足りない。
せっかく題材が危機感のある陰謀であり、スパイスである専門知識も豊富に盛り込めるだけに、キャラクター造形にリアル感があれば、もっと面白くなったのにと思う自分にとっては惜しい作品。
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架空の国産戦闘機(兼練習機)の事故をめぐるミステリー.登場人物の性格も特徴が分かり,速度域ごとに事故を起こす犯人の企図も面白い.折角スピード感がある作品に出来る設定なのに,間にちょいちょい挟まれる男女のいちゃいちゃシーンが無駄に多くて,読みにくさが.
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2014年第21回松本清張賞作
架空の国産戦闘練習機TF-1の開発をめぐる話。
ドッグファイトや戦闘シーンを楽しみに読むとまったくの期待はずれになる。
作者は東大工学部航空工学を専攻し、本作もアビオニクスや空力、機体設計にかかわる話が主題。
主人公は航空機メーカの女性とそこ辞めたフリーのデザイナーで作者も航空機メーカを辞めて、フリーのデザイナーというのは単なる偶然か?
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スクランブル飛行中に墜落した自衛隊機の謎を巡るミステリ。初めての作家さんでしたが思いの外当たりでした。戦闘機の設計経験者だけあって技術的描写に文句はありませんが、物語としてはちょっと詰めが甘いかな。今後に期待。
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自衛隊機の事故のように見えて、実はその背後に深い恨みがというストーリー。さくさくっと謎解きされていくのは気持ちがいいが、いくぶん簡単すぎるような気もした。それにしても航空技術、全部理解は出来ないものの興味深かった。
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飛行機のミステリー小説として興味深く読んだ。が、飛行機の技術的な話の比重が大きすぎて大事なミステリー部分がそっちのけにになってしまった気がする。飛行機の知識がすごいのはわかるのだがミステリー小説である以上もっと「人」を描いてほしかった。
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【自衛隊戦闘機に迫る危機。松本清張賞受賞作】スクランブル中の自衛隊戦闘機が機体異常により二機も墜落。エンジニアの沢本由佳が突き止めた真相とは。理系ミステリーの決定版。