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とても読み易く、面白い。一気読み。
エリザヴェータについてはあまり知らなかったので、前半に記述があるのを興味深く読んだ。
下巻が楽しみです。
私の嫌いなポチョムキン、どんな風に描かれているのかな。
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マレーシアの「オスマン・クランタン」が書いた小説だが、Amazonでないので、仮にここに置いた。戦前戦後のマレーシアの女性の生き方を描いたものである。
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中世・近世の西欧諸国の王侯を描いた肖像画をみると、名前だけはものものしくとも描かれた像からは正常な知能の発達が疑われるような姿に描かれた貴顕の絵も見かけるが、それはおぞましくも愚かしい王国や公国の内情を映し出しているのであろう。
それはロシアも例外ではありえない。本書に描かれた帝政ロシアの内情はグロテスクなほど愚かしい。その愚かしさを時間軸に沿って系統だてて繙いてくれた本書は、今日のロシアの惨状とどこか重なるような思いを懐かせてくれるが、それだけでも本書は貴重なドキュメントとして一読に価すると思われる。
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ドイツからロシア宮廷に嫁ぎ、才知と意志、鋭い政治感覚で長年君臨した、「一人の女」の波瀾の生涯。ピュリツァー賞作家が迫真の筆致で描く、受賞多数の傑作評伝!
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ケーブルテレビで再放送中のエカチェリーナを見て、このあたりの興味が再燃。
アンリトロワイヤ原作池田理代子の漫画でざっと見ていたが、この漫画家はえこひいきが激しい。漫画でダメダメキャラのイメージがついてしまった登場人物のひとりひとりを改めて新鮮に見返すことが出来た。
その最たるものがエリザヴェータヴォロンツォワかな。漫画ではただの下品な馬鹿女だったが、粗野で下品ではあったが全くの馬鹿でもなく、ピョートルを愛し、それなりの世渡りもしている。変わり者ではあるが、賢く勤勉な妹には及ばないけれどね。クーデターに駆けつけたダーシコワ夫人が、人混みの頭越しに兵士に担ぎあげられてエカチェリーナの下にたどり着く場面とか、名場面が多すぎてわくわくしどおし。
厳寒の冬の読み物にぴったり。