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2010年に初めて落語を生で見るようになって、最初に出会ったのが志の輔、次が談春だった。これが私の落語への期待値を決めてしまった。ばくち打ちの強気と綿密な計算、わかりにくい愛情表現、しかし一貫している思いや生き方。スナップショットの中に春さんはいろいろな姿や思いを見せてくれます。独演会の演目リストがついているので永久保存版。
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談春さんの過去に書かれたエッセイや口上をまとめた本。
過去に演じられた演目一覧まで掲載されていてこれで1000円って安い!
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当人の随筆集と思って手にしたところ、当人の筆によるものと他の筆者の手による雑誌の記事やインタビューを集めた構成でした。扉にそのことは明記されています。結果的に当人の書いたものが飛びぬけて面白く、特に師匠の死に際しての一文が一番良かったです。その他のインタビュー記事はもっと厳選したほうがよかったのでは。これから落語家としての全盛期を迎えるであろう談春なので、代表的な評論がなされるのもおそらくまだ先のことになるのでしょう。ますます落語に傾注して欲しいものの、合間の著作活動にも期待しています。
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立川談春さん好きにはたまらないんだろうなぁ。巻末の独演会リストの詳細までみっちりと載せる辺りがすごい。
下町ロケットで談春さんを知った私には赤めだかを読んで驚きの連続だった。今回の著書でも彼の魅力がこれでもかといわんばかりに凝縮されて、飽きることなく読了。それにしても談志さんってすごい人だったんだね。しみじみ
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この本には3種類の文章が収載されている。
一つ目は、立川談春を紹介する、他者が書いた文章。二つ目は、談春の対談。三つ目が、談春自身が書いた文章。
一つ目の他者による談春の文章は、多くが雑誌に掲載されたものであり、ライターが書いている。談春を持ち上げる記事ばかりで、面白くも何ともない。
二つ目の対談は、福田和也との対談、さだまさしとの対談。これは、相手も相手で、それなりには面白い。
ただ、私は、立川談春の「赤めだか」を読んで、談春の書くものがもっと読みたくて本書を求めた。談春の書いた文章が少ないことは、もちろん買う前に調べられるはずなので、買った方が悪いのであるが、かなりがっかりはした。
ただ、師匠の立川談志が亡くなった後に本人が、文藝春秋に書いた追悼文「さようなら、立川談志」は名文。これを読めただけでも、この本を買った価値はあった。
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「赤めだか」が
あまりに 良かったので
おっ 次の本が出た!
と 思って読み始めたのですが
いやはや
本人が書いたものはごく一部で
その他は いろんなところに掲載されたものを
ここに詰め込んで 無理やり一冊にした感は
否めません
それでも
談春さんの筆による
「水紋」
「さようなら、立川談志」
は 秀逸です
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談春すごい。どうしてこの人はここまで本質をえぐり出せるのか。むしろ、えぐり出さなきゃ気が済まないのか。しかも短い言葉で端的に。
いろいろな弟子達による談志論を見たり聞いたりしてきたけど、そこで描かれた談志像がまさにこの本から垣間見える談春のことを言っているように思えてならない。
談志の落語を生で聞くことができなかった自分は、やはりこの人の落語を聞いておく必要がある。