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シモンさんの人形に出会ったのは
SNさんのスタジオだったかな
ケースに入っていて独特の雰囲気を漂わせていたような…
奥さんのSJさんが作家活動を始めたころで
個展を拝見したことも思い出しました
シモンさんのイメージは
澁澤 龍彥・唐十郎・金子國義というような
アングラ的なイメージが強かったのですが
今回の個展を拝見して
少し見方が変わりました
●3体の少女の人形●ベルベットの少年● 天使、キリスト●ピグマリオニスム・ナルシシズム●ケースに入った機械仕掛標本●横たわったうつろな子●木枠の半ペラちゃん●粗い仕上げの目のきれいな新しい子
インタビューも良かった
夢を持つこと・叶います、と
断言する強さに勇気をもらえます
実現するための出会いがきっと訪れる
大谷記念美術館の庭園も満喫
滝が流れていたり、明るい芝生もあったり
のんびりできました
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寡作な人なのかなと思っていたが、これだけのものをこれだけの幅の広さで創作すれば、濫費はできないとうなずける。
46の人形。
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私は球体関節人形が好きだが、巷で見かけるのは、一様にエロティックでデカダンな作風ばかり。そして、キャラクターの描き分けができない漫画家のごとく、一人の作家が作った人形はみな同じ顔をしている。美しいけれど、物足りない。
しかし、四谷シモン氏の作品はまったく違った。
まず、作品の幅が非常に広い。天使のように無垢な少女、どぎつい表情のブロンド女性、陰鬱な表情の老人、すべて同じ作家の作品とは思えない。
そして、人形に精神が宿って見える。人形に命が吹き込まれたというよりは、ある精神をとことん突きつめて、人形の形に結晶化させたような。
きっとシモン氏は、表面的な美しさだけを追い求めているのではないのだろう。
私が特に好きなのは、第1章の少年少女。あまりにも透明で、こちらの心まで浄化されそう。ふと、鳩山郁子さんの描く少年を思い出した。