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時代劇の名役者による歴史エッセイ。
史実とドラマの違い、思い入れのある役柄など。役者さんってけっこう深く勉強しているんだなと感心。
毛利季光、河井継之助、坂崎出羽守など、あまり知られていない人物についても知る。
高橋英樹ファン(配役の写真つき)のみならず歴史好きが読んでもおもしろい。ただし、あまり深く掘り下げてはいない。
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歴史というものは過去の出来事であり何が正解かは分からない面白さと難しさがある。
テレビや映画の時代劇でそれを補おうとすると弊害がある。たいてい人気作家や脚本家に集中されその背景が史実としてまかり撮ってしまう。
この本を通しても改めて司馬遼太郎の恐ろしさを感じた。
歴史通なのは良いが史実として押し出すときにはもうう少しマイナー作家や研究家にも目を向けていきたいものだ。
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大変面白く読ませていただきました。学問としての歴史ではなく、演じる人の視点で書かれてます。撮影時の逸話なども花を添えています。私の世代では、織田信長と言えば高橋英樹さんだった(笑) 著者の高橋さんは歴史上の人物像をしっかりと理解した上で演じていらっしゃる。直向きな役作りあってこその存在感、納得です。
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高橋英樹といえば、国盗り物語の織田信長。かっこよかったなあ。数々の歴史上の有名人物を演じてきた高橋英樹さんが、それぞれの人物を演じる際には必ず役作りのために熱心にその人物について調べ上げたということで、その知識を優しく丁寧に披露する形式のユニークな本。すでに知っているエピソードもあったりもしたが、役者という職業を通しての着眼点や考察があって面白い。