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【猫を愛し、内臓について考える。ショージ君の日常】猫や犬といつも暮らしているショージ君が考える猫の生き方研究から、内臓が偉いのか私が偉いのかを考えた大作まで、痛快エッセイ集。
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小学生の時から読んでいる東海林さん。
久しぶりに読んで
東海林さん、年を取ったなあ、としみじみ。
相変わらず鋭角な視点なのですが
刺し方が昔と異なる印象。
昔のをもう一度読んでみようかな、
新しいのはもういいかな、と感じたのです。
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最初のラーメン屋の店主は腕組みして写真に写る からKO気味。日常に潜むよしなし事の観察眼の鋭さ、視点のユニークさは相変わらず。
「東海林さだおラーメン店の七不思議』
ラーメン店の周辺はナゾに満ちている。ラーメン店の店主は写真を撮られるとき腕組みをする。腕組みの位置が一般人より高い。店の外の行列はシーンとしている。メンマは、突然ラーメンに姿を現わし、それ以外のところでは突然に姿を消す。
読書の秋の“食べ合わせ”
「魚は痛みを感じるか」という本は刺し身が大好きなので読むのがこわい。人間や動物は死ぬと目を閉じる。だか魚は閉じない。焼かれても閉じないでじーっとこちらを見ている。
「ヒトは食べられて進化した」「石器時代」の前に「手ぶら時代」があったはずだ。ヒトを襲う捕食者たちは、決まったように頭をいきなりかじりついたらしい。頭のところにかじりつくと、そのあと引きずって運ぶのにとても便利だった。
「ホームセンターで血が騒ぐ」電車に乗る、つり革につかまる、メールを送る、机の引き出しを開け閉めする、iPadに至っては、従来のものより20グラム軽くなりました、などと言っている。
対談 東海林さだお×南伸坊ー顔面対決2012
「摘録 断定調日常」ラジオ体操とブルダウンの話
「蛸と日本人」
「人生最高の幸せな一日」
「国民栄誉賞イン東京ドーム」
「東京駅で一日暮らす」
「なぜ餃子にはヒダがあるの?」
「内蔵とわたし」
体のオーナーは誰だ。思いのままに振る舞えるのはほんの一部で、あとのほんどは全部丸投げである。このオーナー社長は部下を掌握していない。自分の物のはずなのに、管理運営には一切タッチできないのだ。管理運営は別会社がやっているのだ。自律神経という会社である。
もし心臓のように、かすかではあるが各部から多少の音が発生するとしたらどういうことになるだろうか。臓器の数はそれこそ無数にある。無数にある臓器からそれぞれの音が発生すれば、それぞれの音が重なってそれなりのボリュームになるのではないか。一人一人が、それなりの音をたてながら道を歩いていくことになる。
「猫大好き」
「もし僕ががんになったら」
対談 東海林さだお×近藤誠
胃がんは初期でも進行がんでも、開腹して胃を切除すると寿命が短くなるのはほぼ確実なんです。
がんは転移するものと、しないものがあるんです。初期がんを放っておくと進行して手遅れになると思っている方が多いんですが、違います。例えば一センチ直径の小さながんには十億の細胞があります。で、十億になるまで転移できないがん細胞は、その後転移できる能力は獲得しない。そんな「がんもどき」なら放っておいても大丈夫だし、転移するがんなら、もうこの段階でどこかに転移しているから手術しても、抗癌剤治療をしても治りません。
スキルスがんで手術をすると、ほぼ全員が三年以内に死んでいる。「切りたくない」って言うスキルス胃がんの患者さんは、全員三年以上生きて、なかには九年生きた人もいる。
抗がん剤は正常な細胞を傷つけるのでダメ。放射線治療はましだが、再発の可能性がある。
結論としては放���線治療でしょうかね。
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なんとも羨ましい猫の生き方研究から、内臓と自分の不思議な関係まで、ショージ節全開の日々を綴る。南伸坊、パラダイス山元、近藤誠との対談も収録。
タイトルと表紙に惹かれて読んだが、何のことはないいつもの東海林さだおのB級グルメ本だった。猫のエッセイは最後にちょっとだけ。がっかり。
(D)
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近藤さんとの対談なんかやばいなあ。いいかげんな筆者が好きだけども、さすがに命にかかわることでは笑えないというか。盲信しちゃいかんでしょ。
タイトルにあんまり意味はなく、なんつうか雑な本。見た目はかわいいんだけど、出版する意味あんの?とまでは言わないけど雑駁。の割にネタが被っている(人体のうんぬん)
丸かじりシリーズのほうが安心して読めると再確認。
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タイトルに惹かれて読んでみたけど、猫のお話ではなく・・・。短編で1つ「猫大好き」っていうのはあるねんけど。でも面白かったよ。この実に高尚に見えて下らん事例えば「人は内臓のオーナーである。だけど言うことは聞かないし、どうなっているのかさえろくに知らない。果たして本当にオーナーであると言えるのか??」など。をぐだぐだ書いているこの空気感は嫌いじゃない。
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相変わらず面白い東海林さだおの随筆集。横からの視点で楽しく日常を描き、笑わしてくれる。猫大好きは文末の随筆。他に南伸坊、パラダイス山元、近藤誠各氏との対談がある。近藤誠がん研究所長との対談は、がんと健康診断に関して面白い対談だったので、気になったところを以下に書く。▼がんは手術しない方がいい。「がんもどき」は放っておいても大丈夫。進行性のがんは治らないが、手術すると転移傾向のあるがんだった場合、その傷のところにがん細胞が入り込んで転移し早死にする。スキルスがんで手術すると、ほぼ3年以内に死んでいる。近藤医師のところに来る患者は、手術せずに全員3年以上、中には9年生きた人もいる。▼会社の健康診断があるのは日本だけ。医者、製薬メーカー、医療機器メーカーによる人権侵害。近藤医師は検診を受けていない。▼たばこの経験がある人は、肺がんの抗がん剤は使用しない方がいい。食道がん、子宮頸がん、膀胱がん、前立腺がん、肺がん、頭頚部がんなどは放射線治療を勧める。胃がんは放射線治療が向かない。▼血圧、血糖値、コレストロールは少し高い人の方が長生きする。▼菜食主義で長生きする人はいない。良質のたんぱく質が必要。