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本書の序章で、スペクトルというキーワードが登場する。
これは、白黒、オンオフ、のような二元的な見方ではなく、様々な程度が異なる連続した範囲を区切って示す手法のことで、対象として、数、大きさ、光、音、熱、時間、を挙げて、それぞれを、より小さく、より大きくしていきながら、解説している。
ちなみに、スペクトルマンは何の関係もない。
中学生くらいが読むのに最適な内容だと思うけれど、
物事をスケールを変えて見ることで、解釈が変わるという本書の内容は、自分を取り巻く問題の解決にも応用できそう、的なポジティブシンキングのトリガーとして、文系の大人にもお薦めできる。
電磁波が光とは知りませんでした・・・。
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人は何かと何かを比べたくなりますよね。あっちの方が大きいとか小さいとか。
そんな話し方始まり、想像も付かないような大きなもの(極大)や、ものすごく小さいもの(極小)の紹介をしています。テスト勉強ばかりで疲れた頭を、別の世界に連れて行ってくれます。
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スケールについて考える本。
力についての記述がもう少し充実していれば、高校で物理を学ぶ際の副教材としてちょうどいいなあと思いました。
ブログはこちら。
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4766293.html
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身近な数、大きさ、光、音、熱、時間について、その極小と極大について解説している。
読んでいても理解が追い付けず、頭がグルグル回るような内容だったが、たまにはこういう本を読んで、全く理解できない世界がある事、それも自分たちの生活の中にあると言う事を改めて感じた。
個人的には数が一番面白く読めた。
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学生時代は理科系で学んでいた自分ですが、科学の基本的な概念を理解しないまま、齢を重ねてしまったなと、反省しています。
なので気がついた時に、サイエンス系の本を読むようにしています。
この本の原題は「spectrums」。
日本語にはそのものズバリの訳語はありませんが、本書の中では、「ある要素全体に含まれる各成分を、小さなものから大きなものまで分けて示す手法」と説明されています。
「数」「大きさ」「光」「音」「熱」「時間」の6つの項目について、極小から極大までを追っていくと何が見えてくるのか? エピソードを織り交ぜて紹介しています。
例えば大きさなどは、極大を考えていくとまさに「天文学的な」数字になって、自分などは想像もつかなくなってしまいます。
でもこの本のように極大と極小を追っていくと、「大きさとは何なのだろう」ひいては「宇宙って何なのだろう」という根本的な問いにたどり着くのだなあと、理解しました。
かといって自分の頭ではその答えに思い当たるというわけでは無いのですが、そのようなきっかけを与えてもらえただけでも、読んだ甲斐があったと思います。
紹介されているエピソードの中には雑学的に楽しめる内容も多くあったので、読み物としても楽しめる一冊でした。
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題名から想像する内容と違った。
人はあらゆる単位で示される極小から極大に至るスケールのほんの一部のみを認識して生きているに過ぎない。
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数、大きさ、光、音、熱、時間の両端を行ったり来たりする科学読み物。理解のできる範囲から始めて、スケールを広げたり狭めたり、時には哲学の領域に踏み込むなど様々な角度から世界の奥深さを知ることができる。余談であるが、図書館の微積分のコーナーに置いてあった。タイトルの極大と極小から微積分の本と思ったのだろうか。