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滑稽無糖とも思われるストーリー仕立てで、現在の「終身雇用」を中心とした労働環境のおかしさを説く。著者の本をたくさん読んでいる身としては、そうきたかと面白く読めた。
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著者の本、メーリングリストを読んでいると、いつもの主張だよね、と。
小説の体裁をとっているけど、基本は終身雇用は崩れていかざるを得なくて、その中でどうしていくのがビジネスパーソンとしていいのか、ということ。
社内だけ見るのでなく、外でも通用する能力を身につけるか。
簡単なようで難しいですよね。サラリーマンしていると身につまされます。
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辞められるもん勝ち、という感想です。主張は、著者の過去からの作品と同じ流れで、ブレておらず。「辞めても食っていける」を意識していこう。
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プロ野球球団を終身雇用で運営したらという架空ストーリーで進む日本型雇用環境の揶揄しながら現状を考えようって本。
帯には「最初から『仕事ができない人』なんていませんよ」とあるが、これは『仕事をしない人』でやる気の話。能力だったら逆に最初から仕事が出来る人もほぼいませんし。
かなりビミョーな本。正直タイトル詐欺。これ読んでも10年後の失業に備えるに必要な話はない。
かなり偏った上に視野の狭い話が多く、途中まではゴミクズって感想。
ストーリーはかなり面白くできてるし皮肉の織り交ぜ方も思わずクスリとさせられるので読みやすいし、最後の締めとあとがきまで読むとそれほど悪くないかなとも思えるのだが…。
>消費税反対の人で具体的な対案出してる人にあったことがない
視野が狭いだけやろ、むしろ消費税増税で税収がどれだけ上がってどうなるか具体的に考えてる人のほうがいねーよ。
>(解雇規制の緩和について)竹中平蔵等のほとんどの経済学者、大前研一、勝間和代、古賀茂明、田原総一朗、冨山和彦、堀江貴文、(以下略)
お、おう・・・。
全体的にこんな感じで終身雇用が悪いと極端な話を持ち出し続けるだけ。こういった話をとりあえず横において読める人ならともかく、そうでないなら嫌悪感しかもてない。逆に賛同してる人はこれを読んでも新しい知見はないと思う。
最後に「手段が目的化してる」ことを非難してるし、あとがきを読む限り単純な終身雇用批判しかしてない人ではないと思うのだが…。
「祭日に遊べば一貫文減り、働かば一貫文増える。すなわち二貫文の得」
この考えが一般化した結果、祭りで遊ぶ人がいなくなり使わない分の得が消え、祭りそのものが存在できなくなり働くこともできなくなってその分も得ることができなくなってる状況に今後もなっていくのだろうなーというのがこの本を読んだ後の感想。
長期的な視点で考えることの出来る制度が今求められてるんじゃないかな。ただ、そういう役割は現在のいわゆる終身雇用には担えなくなってるのは事実で著者の指摘は正しいし、ところどころに入る辛辣な皮肉はおもしろく著者の主張はともかく読み物としては楽しく読めた。
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■小説仕立てにして切り口を変えているが,
安定の城さん。
特に真新しい情報はない。
■備忘録として書き留めておく。
・社内限定スキルではなく,
社外でも通用するスキル,専門性を身につけ,
いざとなったら会社と戦えるように準備しておけ
ということです。(p50)
・業界の全体像(マップ)と自分の位置(コンパス)を
知ろう!(p97)
・転職するしないは後で考えればいいが,
とりあえずいつでもできるように準備と
心構えをしておけ。(p202)
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後半の雇用制度の論議は面白かった。ただ自分自身が終身雇用に守られている側で、これといって世の中に役立っている実感がないので、耳が痛い話。地道に頑張るしかないけど。
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★×3.5
好きな作家である城繁幸さんの新作。面白かった!物語をベースに日本の雇用問題、特に終身雇用の問題点を指摘。でも最後に「戦う終身雇用」という部分は熱い想いが伝わってきた。
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もし労働組合総連合会がプロ野球チームを保有して、全選手を終身雇用にしたら何が起こるのかを細かくシミュレーション、選手各テク、キャンプイン、オープン戦、研修、開幕、底辺決戦、派遣切り、最終戦、朝ナマのディスカッション。
プロ野球業界で終身雇用というのは、誰が考えてもムリがあるのでは。農業やローカルバスや飲食業などでもシミュレーションして欲しい。
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日本型人事とプロ野球チームというおもしろい組み合わせ
現在および今後の日本企業におこる事態を記した書
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オーディブルで聞いた本。
プロ野球チームを終身雇用・年功序列の管理にしてどう転ぶか、ストーリーに沿って日本企業の危なさを教えようとする本。本質的にいいたい事はわかるのだか、話の作り込みが非常に甘くてつまらない。わかりきった結末をわざわざ例え話にしてる感がすごい。
こういうのって倒すべき悪をもっと狡猾で隙のない感じに作らないと説得力がでないよね。もう隙かありすぎて…
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著者の城さんは、同世代の人事コンサルタントなので、話が物凄く分かりやすく、納得できる。城さんの本は、これに限らずに若い人ほど読んでみるべき本だと思う。
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ユーモアたっぷりな痛快な一冊。
なぜ城繁幸さんが格差問題への処方箋に「同一労働同一賃金」を提言するのかが理解できるだけでなく、Brexitやトランプ現象といった「先進国中間層の内向き志向」や、香港の雨傘革命、台湾の向ひまわり運動、日本のSEALDsといった学生運動の根っこにある「世代間論争」も、「守られている層と守られていない層の対立」という構図で捉えるとスッキリし、取るべき行動(信じるに値しない主張の特徴)が見えてくる。
国会や討論番組などの多くが既得権益者らによるプロレス状態であることがよくわかる。
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ちゃんと調べずに購入をしたのですが、プロ野球の球団が「終身雇用だったら」という、物語調のお話でした。もちろん章ごとに今働いている人へのメッセージのような解説がついていました。
雇用の流動化が、企業にとっても労働者にとってもひとつ現状を打破するという話は十分理解できます。寓話としても、プロ野球球団が終身雇用をするという、ある意味荒唐無稽でしたが、現実もわりと荒唐無稽な現状になってしまっている、というのが痛感します。
ただ、労働者自身が雇用の流動化、というところに割りとマイナスイメージを持っているような気もして難しいところかと思う。おそらく自分がクビになるのが怖いのか(その可能性が薄くあるだけでも)、自分には影響の及ばない範囲で、うまくやって欲しいという思いなのか。
著者の話は、メルマガも登録しているので大きく目新しいお話はなかったという理解です。
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日本型雇用の野球チーム、ユニオンズが勝てるチームであり続けられるか、比喩が面白かったけど、それが1冊を貫くフィクションに仕上がっているわけでもなく、朝まで生テレビの話があったり、Audibleで聴いてると余計に展開が掴めない。
問題があるのはわかった。だから、どんな評価制度だったら、企業は、各労働者は成長し、スキルを高められるというのか。そこまでほしいな。